ヤマサの歴史や特徴とおすすめ醤油

料理をする上で調味料は欠かすことができません。下味に、アクセントに、使い方も様々です。その中でも日本人ならば家庭に必ず1本以上は常備していると言われる調味料が醤油です。ひとえに醤油と言えどメーカーや種類も豊富で、バリエーションも多岐に渡ります。
今回は各ある醤油メーカーの中でも「ヤマサ醤油」に焦点を当てご紹介します。ヤマサ醤油の歴史や、特徴、製造している商品などわかり易く解説していきますので、今までメーカーなんて気にしたことなかったという方も、ぜひ参考にしてみてください!
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ヤマサとは?
ヤマサは創業1645年の伝統のある醤油を中心とした調味料メーカーです。醤油作りに風土条件の整っている千葉県銚子市に工場を構えています。最近では注ぎやすくキャップがなくても密閉できる、ピタッと弁を採用した容器が話題の「ヤマサ鮮度の一滴 香り立つ特選しょうゆ」などが有名です。
味や技術へのこだわりはもちろんのこと、グローバルな事業展開を行い日本の味を世界へと広げています。また調味料だけでなく医薬品分野にも進出しており、幅広い製品開発を行っています。
ヤマサの歴史
ヤマサの歴史は非常に長く1645年に創業して以来12代に渡り、調味料メーカーとして醤油作りを続けています。1864年には幕府より、品質が特に優れた醤油として認められ最上醤油の称号を得るなど、当時から品質の高さには定評がありました。
明治時代にはより一層製品開発に力を入れるため醤油の研究所を設立し、ヤマサ醤油の味の要であるヤマサ菌(こうじ菌)の改良に注力しました。1895年には、関東初の宮内庁(当時の名称は宮内省)御用達に選ばれています。
ヤマサ菌の改良や製品開発を行う過程で、優秀な研究者達が育ち新たな発見も生まれました。バイオテクノロジーの分野にも影響を与え、医療分野への進出に繋がっていきます。
1994年には世界進出としてアメリカに工場を構え、アメリカ国内やカナダ、メキシコなど各地に製品を出荷しています。
醤油以外の調味料の開発も盛んに行い、1997年にはかつおだしが主流であっためんつ市場で「昆布つゆ」を大ヒットさせ、現在でも多くの食卓で親しまれています。
他にも今では当たり前に聞く有機という言葉が一般的ではなかった時代に、有機栽培の大豆を使った調味料を発売しました。有機栽培とは化学肥料や農薬を使用しないで育てる栽培方法です。
まだ当時は有機について明確な基準や規格はなかったのですが、その後明確化し、1998年にはアメリカのQAIにて認証されました。2001年には日本でも有機JASの認定商品として認定されました。
長い歴史の中でヤマサ醤油が、多くのこだわりを持って業界の先駆けとして評価されてきたのがわかりますね。
ヤマサの特徴
ヤマサの特徴のひとつに「ヤマサ菌」があります。江戸時代から伝わるヤマサ独自のこうじ菌です。ヤマサ菌にしか出せない色や香り、風味があり、それぞれの製品に活かされています。
また品質へのこだわりは容器にも表れており、二重構造鮮度ボトルで酸化を防いで鮮度を維持するものや、樹脂使用量の少ないエコ容器などがあります。空気が入りづらいので風味が損なわれず、製品によっては最大約180日もの間鮮度の高い醤油を使うことができます。
いつまでも美味しく使えるのが嬉しいとの利用者の声も多く、こういった容器へのこだわりもヤマサの人気の理由のひとつですね。味や風味など美味しい状態で、できるだけ長く使ってもらうにはどうしたらいいのか。ヤマサの製品開発への強い探求心が伺えます。
ヤマサでおすすめの醤油:厳選3種
ヤマサで作られている調味料の中で、醤油の種類だけでもなんと30種類以上もあります!数は多いですが、どの製品もスーパーなどで一度は見かけたことがあるものばかりです。
しかし、一つのメーカーでこれだけの数があると迷ってしまいますよね。今回はその中から特におすすめの醤油を厳選し、味わい、風味、製法など、それぞれの特徴とおすすめのポイントをご紹介します。
ヤマサ 超特選 丸大豆しょうゆ
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うまみ成分の高いこいくちの醤油です。口当たりがよく風味もまろやか。丸大豆で仕込んでいるのが美味しさの理由です。こいくちの醤油は全国で一番使われている醤油です。
また、二重構造鮮度ボトルで酸化を防ぎ一滴ずつ調整して使える200mlタイプのものが人気です。少しだけ味を足したいという時に一滴ずつ調整できるのはありがたいですよね。他、大容量1Lボトルも出ています。
こいくちですので、しっかり味をつけたい時、材料の甘さを引き出したい時におすすめです。
ヤマサ さしみしょうゆ
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うま味の成分の高さはもちろんのこと、味も色も濃く、ややとろみのある口当たりが特徴です。製品名の通り刺身醤油におすすめですが、他にも冷ややっこやステーキなどにかけても美味しく、刺身以外にも料理のアクセントとしても楽しめます。
容器も工夫されていて、調理中片手が塞がっていても作業しやすいように、ワンタッチでフタを開閉できるようになっています。とても便利で好評を得ています。
ヤマサ 超特選 減塩しょうゆ
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減塩醤油はまず一度通常の醤油を作り、後から塩を抜くそうです。ヤマサの超特選減塩醤油は、同社製品の超特選こいくちしょうゆから塩分を半分もカットして作られています。
うま味やコクはそのままでやさしい味わいが特徴です。コクがあるので刺身醤油に使っても美味しいです。こいくちで味付けがしたいけれど、塩分が気になるという人におすすめの醤油です。