トマト好き必見!ブラッディメアリーの作り方とアレンジ
トマトがその旨味や甘味、酸味から好きな方も多い野菜です。しかしその食感が苦手という方ももちろんいるかと思います。普段は食事の中で取ることが多いこのトマトですが、実はこれを使ったカクテルも存在します。
トマトとウォッカを使ったカクテルがブラッディメアリーになります。その名の如く、血のように赤いそのカクテルは、しかしトマトの旨味を活かした美味しいカクテルになっています。こちらではトマト好き必見のブラッディメアリーの作り方とアレンジをご紹介していきます。
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ブラッディメアリーとは?
ブラッディメアリーの由来ですが、16世紀のイングランド女王・メアリー1世の異名に由来すると言われています。彼女は即位後実に300人にも及ぶプロテスタントを自身の権力によって処刑したで人々から「血まみれのメアリー(=Bloody Mary)」と呼ばれ恐れられていたと言います。
歴史の話になってしまいますが、プロテスタントとはこの頃、汚職にまみれたカトリック教会あるいは西方教会から分離し、福音主義を理念とするキリスト教諸宗派を指します。このような活動をしていた人々が、彼女の命によって処刑されたと言うことです。この名を借りて血のように赤いこのカクテルがそう呼ばれたと言われます。
ただこのカクテルの生まれははっきりとせず、この名付けだけが独り歩きしている状態です。また異説もあり、禁酒時代に飲まれていたとされるジンベースのブラッディ・サムに対して名付けられた、ともされています。
いずれにしてもその血のように赤いカクテルは、そのイメージとは似ても似つかぬほどの美味しいカクテルになります。ウォッカをベースに、トマトを使用していることもあり、その旨味と甘味を受けて、トマト特有の香りにまろやかな口当たりで、塩や胡椒で味を調えているので、ピリッと引き締まった味わいにまとまっているのが特徴です。
ブラッディメアリーのアルコール度数とカロリー
ブラッディメアリーのアルコール度数は12%と少し高めではありますが、作り方が簡単なので、アルコール度数の調整も容易となっています。ただ一般的に提供されるものはこの程度だと考えておいてください。
カロリーについてですが、基本的にはタンブラーに作られるカクテルなので180mlを基準とすると、およそ146kcalほどになります。
>>ウォッカのアルコール度数とカロリーについて詳しくはコチラ
ブラッディメアリーの作り方
それでは作り方に移りましょう。基本的な作り方としては製法がビルドとなっているので、材料を入れて混ぜるだけになります。また店によってはウォッカを注いでトマトジュースで満たした後はマドラーを添えて、あえて混ぜないというところもあります。
自宅で作る時は好みで良いと思います。またグラスに関してはタンブラーで問題ないでしょう。ただ眺めのグラスで形状が少し変わっているものに注いでも面白いかもしれません。
ブラッディメアリーの材料
ブラディメアリーの材料です。基本はウォッカとトマトジュースですが、こちらでは口当たりを良くするためにレモンジュースも少し加えています。ただこれはお好みで大丈夫です。
- ウォッカ:1/3
- トマトジュース:2/3
- レモンジュース:少々
分量が比率で記載されていますが、これは作るカクテルの総量で計算していただく多めです。先ほどの180mlを例に計算してみると、
- ウォッカ:180 ml × 1/3 = 60 ml
- トマトジュース:180 ml × 2/3 = 120 ml
となります。またこちらの材料にはありませんが、塩や胡椒で味を調えることもできます。こちらもお好みで入れてみてください。
ブラッディメアリーを作る手順
それでは作り方の手順です。先述したように基本は材料を入れてステア(混ぜ合わせる)するだけです。
- タンブラーに氷を入れる。
- タンブラーにトマトジュースを注ぐ。
- さらにトマトジュースとレモンジュースを注いでしっかりステアする。
ブラッディメアリーのアレンジ方法
基本的な作り方も分かったので、ここからはアレンジ方法もご紹介していきましょう。実際に存在するカクテルもあるので、そちらも合わせてご紹介していきましょう。
レッド・バード
こちらは実際に出されているカクテルです。トマトの風味にビールのほろ苦さが溶け合って大人の味と形容できるような口当たりにあります。基本はブラッディメアリーを作り、それをビールで割ることで作られます。一応材料を分量比でご紹介しておくと、
- ウォッカ:1/5
- トマトジュース:2/5
- ビール:2/5
となります。作りたい量に合わせて分量を計算し作ってみてください。ちなみにこのウォッカを除いたレシピが、カクテルのレッドアイになります。
ブラッドレスメアリー
ブラッディメアリーはトマトジュースを使うのに対して、こちらはハマグリのエキスを含むトマトジュースであるクラマトを使用したアレンジカクテルです。材料は以下の通りです。
- ウォッカ:45ml
- クラマト:適量
- タバスコ:2ml(2dash)
- ウスターソース:2ml(2dash)
- クレイジーソルト:少々
作り方は同様にビルドになりますが、入れる順番に注意して下さい。
- タンブラーに氷を入れる。
- タンブラーにウォッカとクラマトを注いでステアする。
- タバスコ、ウスターソース、クレイジーソルトを入れる
ブラッディメアリーが甘味を含んでいたのに対し、こちらはクラマトの味が強めに出る辛口でハマグリの香りがするカクテルになっています。別名をブラッディシーザーとも呼ばれます。
なおこのブラッドレスメアリーの名は「血抜きのメアリー」や「冷血なメアリー」とも解釈される名となっています。
ブラッディブル
こちらはブラッディメアリーにビーフブイヨンを加えるとできるカクテルです。分量としては基本として作ったブラッディメアリーにお好みでビーフブイヨンを加え、味を調えるためにタバスコとウスターソースを加える形になります。基本はどちらも1ml(1dash)ずつ加えますが、こちらも最終的にはお好みの量を加えてください。