すっきり飲める!モスコミュールの作り方とアレンジ
一般的にウォッカを使ったカクテルでよく耳にするのはスクリュードライバーな気もしますが、実はウォッカベースの最も有名なのはモスコミュールなのです。これは世界的に見て、こちらを注文される方が多いためでもあります。
このモスコミュール、材料にジュースを使用しているので飲みやすいのも然ることながら自宅などでも簡単に作れるのです。そこでこちらではすっきり飲めるモスコミュールの作り方とアレンジをご紹介していきます。
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モスコミュールとは?
それではまずモスコミュールについてご紹介していきましょう。このカクテルは食前食後問わず飲めるオールデイカクテルとしてメジャーなものであり、スタンダードなカクテルとしても有名なものの1つになります。
その誕生は1946年のハリウッド・サンセット大通りに店を構えたレストラン・コックンプルにて、その口当たりの強さからラバに蹴飛ばされたように効いてくることから、「モスクワのラバ(強情者)」という意味として、このモスコミュールという名が付けられたとされています。
ただこれは諸説の1つで、他にも同年にハリウッドのバーテンダーであるジャック・モーガンが大量に仕入れたジンジャービアの在庫処分のために考案されたという説や、スミノフ製のウォッカの販促活動の一環として、スミノフを使用した手軽なカクテルをスミノフの製造元であるヒューブライン社が紹介したという説、ジャック・モーガンとヒューブライン社が手を組んでこのカクテルを作ったという説など様々なものがあります。
その味や香りは上記にもありますが、中甘辛口でありながらもウォッカの苦みがきいた口当たりは強くパンチがあり、香りは爽やかなライムの香りが漂うものとなっています。
モスコミュールのアルコール度数とカロリー
モスコミュールのアルコール度数は10~16%と幅があり、それなりに高いアルコール度数のものもあります。これは混ぜ合わせる分量などで変わってくるのですが、飲みすぎると酔いやすくなるので注意です。
カロリーについては、タンブラーで作った場合は180mlほどになるのですが、1杯でおよそ158kcalほどになります。
>>ウォッカのアルコール度数とカロリーについて詳しくはコチラ
モスコミュールの作り方
それではモスコミュールの作り方に移っていきましょう。こちらは製法がビルドになるので、単純にグラスに材料を、分量を守って注ぎステア(混ぜ合わせる)するだけになります。
タンブラーグラスがスタンダードですが、本場では銅のマグカップに入れて提供されているため、より本格的に楽しみたい場合にはそちらを準備してもいいでしょう。
ちなみになぜ銅のマグカップかと言われれば、諸説の1つであるジャック・モーガンがこれを作り、その友人が銅のマグカップに入れる事を提案しとことで広く認知されたとされており、それが今でも受け継がれていると言われています。。
モスコミュールの材料
それでは材料のご紹介です。とは言ってもどれも簡単に手に入るものばかりです。分量は比率となっていますが、作るカクテルの総量で考えていただくといいです。
- ウォッカ:1/2
- ライムジュース:1/4
- ジンジャーエール:1/4
- ライムの輪切り:1つ
仮に180mlのモスコミュールを作るとして考えてみましょう。
- ウォッカ:180 ml × 1/2 = 90 ml
- ライムジュース:180 ml × 1/4 = 45 ml
- ジンジャーエール:180 ml × 1/4 = 45 ml
このような配分になります。
モスコミュールを作る手順
それでは作り方の手順もみていきましょう。先述通り製法がビルドなので、非常に簡単に作れるのがポイントです。
- タンブラーに氷を入れる。
- タンブラーに材料を入れて軽くステアする。
- ライムの輪切りを添える。
モスコミュールのアレンジ方法
基本的な作り方が分かったところで、モスコミュールのアレンジ方法もご紹介していきましょう。
ゆずモスコミュール
モスコミュールにライムの輪切りではなく、ゆずの輪切りを沈めると、いつもとは違ったモスコミュールを楽しめます。基本的な作り方は何も変わらないので、簡単にアレンジできます。ゆずの搾り汁もより風味が増します。
グリーンティーモスコミュール
こちらは緑茶を使用したモスコミュールです。基本はモスコミュールに粉末の緑茶を急須などで作り濾して好みの量入れることで完成します。緑茶の代わりに抹茶を入れても良いです。口当たりがさっぱりとした爽やかなモスコミュールに生まれ変わります。
芋焼酎のモスコミュール
こちらはウォッカベースではありませんが、芋焼酎をベースとして作る変わったアレンジカクテルです。焼酎も言ってみれば日本の蒸留酒(スピリッツ)なので、ウィスキー同様純度の高いお酒になります。ただ芋焼酎なので、独特の甘味などを持っていることからモスコミュールも違った味わいのものが出来上がります。
- 芋焼酎:45ml
- ジンジャエール:90ml
- ライムジュース:15ml
- ライムの輪切り:1つ
材料は上記の通りです。これを以下の手順で作ります。
- グラスにライムの輪切りを絞り、グラスに実と一緒に投入する
- 氷をグラスに入れ、芋焼酎とライムジュースを注ぐ。
- ジンジャエールでグラスを満たし、軽くステアする。
ジンジャエールの甘い炭酸に、芋焼酎特有の甘さは非常に相性がいいです。そこにライムの果汁がアクセントとして加わり、口当たりが良いカクテルが出来上がります。出来るなら炭酸が強いジンジャエールで作るとさらに美味しくなるのでおすすめです。