食べるカクテル!スイカウォッカの魅力と作り方
カクテルと言われればもちろん飲む、という印象しかないと思います。当然と言えば当然ですが、あってもその中に入っているオリーブやチェリーなどを口にするだけでしょう。しかしウォッカ使ったカクテルの中には「食べるカクテル」というものが存在します。
それがスイカウォッカというものです。誤ってはいけないのはこのスイカは、夏の風物詩のことですが、何もこれにウォッカをかけて食べるのではありません。知らない方にとってはイメージすらもできないカクテルだと思います。そこでこちらでは食べるカクテルとして話題のスイカウォッカの魅力と作り方をご紹介していきます。
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海外で話題の食べるカクテル!スイカウォッカとは?
まずは食べるカクテルであるスイカウォッカをご存知ない方も少なくないと思いますので、そちらからご紹介しましょう。スイカウォッカは名前の通りスイカを使った食べ物になります。
もちろんスイカ自体も食べ物であり、その糖度の高さや水分の豊富さはご存知だと思います。この甘くて瑞々しいスイカにウォッカの要素が加わったのがスイカウォッカとなります。
ただ名前からスイカを切ってウォッカに漬けておくと考えられる方もいるかと思いますが、そこは残念ながら違うのです。なかなかユニークな作り方をするのですが、それは後の楽しみにとっておきましょう。
これにより出来上がるスイカウォッカはウォッカの苦みと、スイカの甘味が程よくミックスされて、スイカのカクテルのような味わいが楽しめます。アルコールの味わいの後に、爽やかで瑞々しいスイカの甘味を感じられます。
食べるカクテルはアレンジも可能
実は食べるカクテルはアレンジが可能です。スイカとウォッカの組み合わせだけでなく、メロンとジンによる「ジンメロン」も作ることができます。これは後述の食べるカクテルを上手く作る条件を知っていただくと、なぜアレンジ可能なのかが分かります。
つまり果物ならば何でもできるわけではないのです。もちろんスイカは果物ではないのですが、作り方とその条件がマッチしなければ作れないのです。裏を返せば、その条件さえクリアすればアレンジも可能なのです。
食べるカクテルがうまく作れる条件
では食べるカクテルが上手く作れる条件を見ていきましょう。先述したようにどのような果物でも出来るわけではありません。実際に様々なフルーツで実験して上手く作れなかった方もいます。
ではどのような条件が揃えば出来るのか、それは以下のようになります。
- 果物の水分含有率が高いこと。
- 果肉に外皮がないこと。
- 果物の食物繊維含有率が低いこと。
この条件を簡単にまとめてしまうと、食べ応えのない瑞々しい果物が成功しやすいです。例えば、今回のベースとなっているスイカやメロン、いちごなどが挙がります。
水分が多くても食物繊維が多いとお酒が浸透しづらいので失敗します。りんごや柿、バナナなどは失敗しやすいので注意してください。
自宅で簡単に作れるスイカウォッカの作り方
それではスイカウォッカの作り方に移りましょう。作り方は簡単ですが少し力仕事になるのと、時間がかかることだけ頭に入れておいてください。先述通り、ユニークな作り方になります。
スイカウォッカの材料
それではまず材料から見ていきましょう。とは言っても準備するものは2つだけです。
- スイカ:1玉
- ウォッカ:1本
ウォッカが1本という表記なのは、瓶のウォッカを丸々使うことになるためです。分量を量る必要もないので簡単です。
スイカウォッカの作り方の手順
それでは手順に移りましょう。
- スイカにウォッカの瓶ほどの穴を開ける。
- 穴にウォッカの瓶を指す。
- 瓶が逆さになるように冷蔵庫などで保存する。
- 1日~7日を目安にウォッカを抜いて切り分けて食べる。
このような手順になります。それぞれの手順を簡単に補足させていただきます。
1.スイカにウォッカの瓶ほどの穴を開ける。
まずは包丁でスイカにウォッカの瓶の口が刺さる程度の大きさの穴をあけましょう。浅めだと浸透しないので、赤い身の部分が見える程度まで深く穴をあけてください。包丁で四角く開けても瓶は刺さるので、円でなくても構いません。
ただご存知の通り、スイカの皮は非常に硬いので包丁で切れ目を入れる際、あるいは穴をあける際は力を入れるあまり手を切らないように気を付けてください。
2.穴にウォッカの瓶を指す。
続いて開けた穴にウォッカの瓶をしっかりと刺しこんでください。添える程度では失敗することがありますので、文字通り突き刺すほどに入れて構いません。
スイカは丸いのでウォッカを刺すことによってバランスが悪くなり転倒する可能性もあります。後述の冷蔵庫で保存するときもそうですが、スイカのバランスが取れるように何らかの固定方法は考えた方が良いでしょう。
手としてはスイカ大が入るくらいのかごを用意し、その中に入れると安定します。
3.瓶が逆さになるように冷蔵庫などで保存する。
ウォッカが重力で下るように瓶が逆さになるように刺したまま、冷蔵庫などで保存してください。大きいので場所を取るのが難点ですが、冷蔵庫が好ましいです。ただ涼しい冷暗室のような場所なら問題ありません。スイカが手に入る季節的な問題で、夏であることから温度が高い環境だと腐ることも予想されますので、かならず涼しい場所に保管しましょう。
4.1日~7日を目安にウォッカを抜いて切り分けて食べる。
目安の日にちに開きがありますが、最短で1日、最長で1週間程度見ておく必要があります。これはスイカの水分量で浸透する時間が変わるため、ウォッカの瓶を見て、どれくらい浸透しているかチェックすることで、保存する日数を決めてください。