松の実の栄養価や効果効能と上手な食べ方
イタリア料理や韓国料理に用いられるなど、意外と身近な食材である松の実。実は栄養価が高い食品であり、アンチエイジング効果や生活習慣病の予防など優れた効果を持っています。人工的な受粉が難しく、高価で珍重されてきた食材でもあります。
ここではそんな松の実の栄養価や効果効能と上手な食べ方を紹介していきます。
スポンサーリンク
松の実とは?
マツ科マツ属の植物の種子の胚乳の部分を松の実と呼びます。簡単に言ってしまうと松の木の実のことです。一見馴染みがなさそうですが、韓国料理やイタリア料理で用いられることが多く、意外と身近な食品であるといえます。松ぼっくりの鱗を剥いて取り出した後、炒る又は揚げるなど加熱をして、そのまま食べたり料理に使われます。
一般的な食品ではありますが、受粉を人工的に行って栽培することが難しいので高価な食材でもあり、中国では「1日3回、毎日食べ続けると仙人になれる。」と言われるほど重宝してきました。
アンチエイジング効果や生活習慣病予防など、栄養価が高いのも特徴となっているのが松の実の魅力です。
松の実の栄養価
成分名 | 可食部100gあたり |
エネルギー | 669kcal |
たんぱく質 | 15.8g |
脂質 | 68.2g |
炭水化物 | 10.6g |
ビタミンE | 15.8mg |
食物繊維 | 4.1g |
ビタミンB2 | 0.13mg |
カルシウム | 14mg |
松の実1粒あたりのカロリーや糖質
松の実1粒を約0.2gとすると1粒あたりのカロリーは約1.3kcalほどになります。糖質は1粒で約0.13gほどです。一見数値が低く見えてしまいますが、糖質は低めであるものの、カロリーは高めの食品なので食べ過ぎには注意する必要があります。
松の実の効果と効能
美容から健康まで優れた効果を持つ松の実。以下で効果と効能を紹介していきます。
- アンチエイジング効果
- 生活習慣病の予防
- 眼精疲労
- 抗炎症作用・鎮痛効果
- 血行の促進
松の実には体に良い脂肪酸であるオレイン酸やレノール酸を豊富に含んでいるので、生活習慣病を予防することができます。それだけでなくビタミンEなどによって老化防止の効果も期待できますし、血行を改善する作用もあるので冷え性などにも効果的です。
なによりも松の実の特徴なのがピノレン酸を含んでいることです。ピノレン酸は抗炎症作用や鎮痛作用がある成分であり、アレルギーやアトピーを緩和する効果があるとして注目されている成分です。それ以外にもピノレン酸は食欲を抑制するホルモンの分泌を促す作用がある為、ダイエット食としても注目されています。
松の実の効果的な食べ方
そのまま食べる人もいますが、何かと一緒に松の実を摂っている人が多いです。
美容効果をより効果的にしたい人はモロヘイヤと一緒に松の実を摂るようにしましょう。モロヘイヤを使ったサラダのトッピングに松の実を使ってみてもいいですね。モロヘイヤの他にもかぼちゃと一緒に摂取するのも効果的といわれています。
クセがある食品ではないので、軽くトッピングする程度でもいいので松の実を摂取するようにすれば、効率的に健康を維持することができます。ぜひ積極的に取り入れていってほしい食品です。
松の実の1日の摂取量目安
松の実を1日に20粒程度摂るようにするのが目安となります。26kcalほどなのでダイエットへの影響も少ないですし、そのまま食べたり料理にトッピングするだけで簡単に摂れてしまいます。
おすすめの美味しい松の実
美容や生活習慣病、抗炎症作用が魅力的な松の実。以下で導入しやすく美味しいおすすめの松の実を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
ユウキ食品 松の実
現在の価格はコチラ |
そんなにがっつりじゃなく、少しずつでも松の実を摂っていきたい人におすすめなのが「ユウキ食品 松の実」です。内容量が少なく、その分価格がリーズナブルなので購入しやすいのが特徴です。
料理のトッピングとしてそのまま使ったり、軽く炒った後に塩で味付けすることも可能です。松の実初心者にうってつけの商品なので、これから松の実を始めたい人はぜひチェックしてみてください。
みの屋 松の実 ロースト
現在の価格はコチラ |
松の実を軽く揚げることによって香ばしく食感を良くしてあり、料理やお菓子への使用はもちろん、そのまま食べても美味しい松の実として人気なのが「みの屋 松の実 ロースト」です。
内容量が多くコストパフォーマンスに優れた松の実なので、これからしっかりと松の実を摂っていきたい人におすすめの商品です。赤穂の自然塩を使って味付けしており、揚げる際も植物油である菜種油を使用しているので健康を阻害することもありません。