生ナッツと素焼きナッツ

お店で打っているナッツのほとんどはローストされたナッツですが、生のナッツというものがあることはご存知ですか？生ナッツとはその名の通り、火を通していない生のナッツです。生ナッツは栄養素や酵素が生きており、美容・健康効果が高いと話題です。

そこで、生ナッツと素焼きナッツの違いを比較してみましたので、ナッツ選びの参考にしてみて下さい。

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生ナッツと素焼きナッツの比較

お店で売られているナッツのほとんどは素焼きされたローストナッツです。しかし、ローストされていない生ナッツというものがあるのはご存知ですか？

近年では、生ナッツは栄養素が失われにくく、健康・美容効果がローストナッツよりも高いと言われており、話題になっています。しかし、生のナッツは安全性に不安があるとも言われており、どちらを買うべきか迷われる方も多いと思います。

そこで、生ナッツと素焼きナッツ（ローストナッツ）を比べてみましたので、ナッツ選びの参考にしてみて下さい。

味や食感は素焼きナッツの勝ち！

結論から申し上げますと、生ナッツは素焼きナッツに味や食感では勝てません。素焼きのナッツはローストによってナッツ本来の「香ばしさ」や「甘さ」、「食感」が非常に良くなります。

一方、生のナッツはその名の通り火を通していませんので、水分が多く含まれており、しっとりとした歯ごたえです。それゆえ、食感が悪く香りも弱いのが特徴です。

栄養素は生ナッツの勝ち！

栄養素的には「生ナッツ」に軍配が上がります。ナッツに豊富に含まれている「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」「脂質」は熱を通すことによって一部が失われます。

失われる割合は、栄養素の種類やナッツの種類、ローストの温度や時間によって異なりますが、熱を通すことによって減損することには変わりません。ナッツの栄養素は基本的に熱に強い物が多いので「変わらない」という人もいますが、多少なりとも失われるのは事実です。

しかし、これにも例外があります。ある研究によると、アーモンドはローストによってポリフェノールが大幅に減少するのに対し、クルミとヘーゼルナッツはポリフェノールが２倍に増えると言われています。

結論としては、ローストすることによってほとんどの栄養素は生ナッツよりも減少するが、一部の例外があるということです。

安全性は素焼きナッツの勝ち！

熱を通していない生ナッツは、熱を通している素焼きナッツよりも安全性においては劣っていると言わざるを得ません。それゆえ、生ナッツを食べるうえでは注意が必要となります。

ナッツ類の多くに含まれているタンパク質の１種である「レクチン」は生ナッツでは注意が必要です。熱に弱い為、ローストナッツでは心配いりませんが、レクチンは食べ過ぎるとお腹を下したり、嘔吐をする可能性があります。

また、生ナッツは水分量が多くカビが繁殖しやすい為、保存にも注意が必要です。

生ナッツの食べ方と注意点

生ナッツとローストナッツの比較については前述した通りです。どちらも一長一短ありますが、優れた栄養素による美容・健康効果を求めるのであれば、生ナッツを選ばれる方が多いと思います。

そこで、生ナッツを食べるうえでの注意点と食べ方についてご紹介します。

生ナッツの保存方法

生のナッツは水分量が多く、保存状態が悪いとすぐにカビが繁殖する危険性が高いです。ですので、保存には細心の注意が必要です。生のナッツは基本的には冷蔵庫か冷凍庫での保存が基本となります。

体質によってはお腹が緩くなる人も

前述しましたが、ナッツ類の多くにはレクチンというたんぱく質の１種が含まれています。このレクチンは熱に弱い為、ローストしたナッツでは心配ありませんが、熱を通していない生ナッツでは注意が必要です。

レクチンの含まれている量は少量ですが、一度にたくさん食べたり、体質によってはお腹を下したり、嘔吐してしまうこともあるのでご注意ください。

このようなことを避けるために、生ナッツを食べる際は一晩水に漬けてから、良く洗って乾燥させて食べるのがおすすめです。この方法でもお腹を下してしまう場合は、生ナッツとは体質的に合わないので避けて法が無難です。