粉ミルクのコストパフォーマンス(コスパ)を比較
子育てにはお金がかかる、いくら我が子の事とはいえ家計は最優先!そこで気になるのが粉ミルクのコストパフォーマンス!質より量というわけではありませんが、メーカーごとに値段の差は結構あるため、最も安いお得な粉ミルクを知っておくのは大切な事ではないでしょうか?
そこで今回は、粉ミルクのコストパフォーマンスについて、粉ミルクの値段に関する事以外にも、様々な目線で粉ミルクのコスパについて詳しく解説していきたいと思います。
スポンサーリンク
最もコスパの高い粉ミルクはどれ?
今、定価で粉ミルクを購入するのであれば、最もコスパ(作れるミルクの量に対する価格)が良いとされているのは雪印メグミルクの「ぴゅあ」であり、フォローアップミルクも同様に雪印メグミルクの「たっち」が一番低価格で調乳できるミルクの量が多いとされ多くの家庭で愛用されています。
現在の価格はコチラ |
コスパの高さについて詳しくは後ほど比較表を用いて解説していきますが、いきなり「最安の粉ミルク」と言われても多くの人が値段の安さに不安を感じるかもしれません、大切な赤ちゃんに安い粉ミルクを飲ませて大丈夫なの?と感じる人も多いでしょう、しかし「安い=質が悪い」というわけではないので安心してください。
雪印メグミルクの育児用粉ミルクが他のメーカーと比べて低価格なのは、成分が少ないとか品質が劣るとかそういったことではなく、他のメーカーよりも宣伝を行っていないのが低価格を実現しているのです。
雪印メグミルクグループには「ビーンスターク・スノー」と呼ばれるベビーフードの会社が別にあり、こちらも「すこやか」や「つよいこ」といった粉ミルクを販売しております、そのため雪印メグミルクとして販売している「ぴゅあ」と「たっち」は宣伝を極力控えることでコストを下げ、低価格での販売を行っているのです。
不安を感じる場合は、一度粉ミルクの成分比較表をチェックしてみると良いでしょう。
粉ミルクの主要メーカー6社の定番銘柄コスパ比較
国内で販売されている育児用粉ミルクの主要メーカー6社から、新生児から使える粉ミルクとして販売されている8銘柄をピックアップし、調乳したミルク10mlあたりの値段を算出し、コスパを比較しました。
メグミルク |
スターク |
|||||||
ミルク |
ミルク |
|||||||
20ml |
20ml |
20ml |
20ml |
20ml |
20ml |
20ml |
20ml |
|
新生児から使える粉ミルクは大きく分けると2種類、一般的な粉ミルクとペプチドミルクと呼ばれる赤ちゃんのミルクアレルギーを予防するために牛乳のタンパク質を分解し、ペプチドと呼ばれる小ささにしてアレルギーを起こしにくいように作られた粉ミルクです。
上のコスパ比較表を見てもわかるとおもいますが、雪印メグミルクの「ぴゅあ」は圧倒的な安さです、そしてペプチドミルクの中ではアイクレオの「ペプチドミルク」が最もコスパの高い粉ミルクであるのがわかります。
こんかい比較に使用した参考価格は大手ショッピングサイトのAmazonに記載されている参考価格や、メーカー希望小売価格となっており、いわば一切の割引がされていない「定価」でコスパを比較しています。
例えば和光堂のレーベンスミルク「はいはい」や、アイクレオの「バランスミルク」などは通販サイトによって30%近い値引きをされていることもあり、ベビー用品の量販店などで価格が抑えられて販売されているケースを頻繁に見かけますから、安いタイミングで購入すれば雪印の「ぴゅあ」よりもコスパが高くなる事もあります。
フォローアップミルクのコスパ比較
育児用のミルク以外にも、フォローアップミルクと呼ばれる離乳食では摂取しきれない栄養素を補助する粉ミルクも存在しており、1歳前後〜3歳あたりまでの間補助的に使用する家庭も多く、コスパが気になるという人も多いと思いますので、フォローアップミルクのコスパについても比較してみたいと思います。
こちらも育児用粉ミルクと同様にAmazonの参考価格とミルク10mlあたりの値段で比較します
メグミルク |
スターク |
|||||
ミルク |
||||||
40ml |
40ml |
40ml |
40ml |
40ml |
50ml |
|
やはり雪印メグミルクの「たっち」が圧倒的なコスパの高さを誇っています。
しかし価格を調べていて思ったのは、実際に販売されている値引きされた後の価格であれば和光堂の「ぐんぐん」も雪印メグミルクの「たっち」に匹敵するコストパフォーマンスを誇る粉ミルクである事です。
他のメーカーの粉ミルクよりも値引きされている事が多く、そもそもの金額も「ぴゅあ」に次いでコスパが高いため、いつもよりちょっと安いタイミングで購入できれば同様のコスパを発揮してくれると言えます。
キューブタイプと粉タイプのコスパ比較
粉ミルクのコスパ比較のために調査を行っていて最も衝撃的だったのがキューブタイプと粉タイプの比較です。
一般的にはキューブタイプの方が一手間加えられているためコスパが悪いのかと考える人も多いでしょうが、実は定価で購入した場合、むしろキューブタイプの方がコスパが高いこともあり、キューブタイプにするか粉タイプにするか迷っている人は是非とも知っておいて欲しい情報となりました。
1600g |
1296g |
1640g |
1344g |
|
20ml |
200ml |
40ml |
200ml |
|
しかし、この比較結果はあくまでAmazonの参考価格で購入した場合のlコスパ比較です、実際に価格を調べてみると大缶で販売されている粉ミルクの方が値引きされているケースが多く、値引きされている額も大きいので大抵の場合購入するときには大缶で購入する方がコスパは高くなると思います。
>>キューブタイプと粉タイプの粉ミルク比較について詳しくはコチラ
保育園の粉ミルク持参と母乳持参のコスパ比較
さて、粉ミルクのコスパを比較する上で結構重要なのがこの母乳とのコスパ比較です。
言い方は良くないですが「母乳は無料」ですから、普通に考えたら粉ミルクを購入して育児をするよりも母乳で育児をする方が金銭的には余裕ができます、ところが保育園に粉ミルクを持参するか母乳を持参するかということになると、一概に母乳の方が安いとは言い切れなくなってくるのです。
保育園に母乳を持参するとなると、母乳を冷凍して持って行き預ける必要があります、そこで使用されるのが「冷凍母乳パック」と呼ばれる、母乳専用のフリーザーパック。
この値段が50ml50枚入りで2000円前後、100ml50枚入りも同じく2000円前後となりため、1回の150mlの母乳を保育園で3回飲むとしたら1回約80円、1日で250円近いコストがかかる計算となります。
反対に粉ミルクを持参するとなれば、最も安い粉ミルク「ぴゅあ」を使用した場合、先ほどの比較表に掲載されている参考価格をベースにすれば1回約52円、1日でも約155円となります。
単純計算でコスパを比較するなら、母乳で育児する方がコストがかかるというわけです。