緑茶のダイエット効果と正しい取り組み方
いつも飲んでいる「緑茶」にダイエット効果があるのはご存知ですか?特定保健用食品として緑茶飲料が人気となっており、緑茶ダイエットに注目が集まっています。
そんな緑茶ダイエットの効果や効果的な方法、飲む量やタイミングについてご紹介します。
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緑茶のダイエット効果とは?
日本人が古くから親しんできた緑茶。毎日のように飲んでいた緑茶も、多種多様な飲み物が増えた現代社会では、若い世代を中心に飲まれる量も減ってきています。
しかし、緑茶の健康効果に注目が集まっており、特に「ダイエット効果」が脚光を浴びています。ダイエットに効果的な特定保健用食品として緑茶飲料が人気となっており、ダイエット目的で緑茶を飲んでいる人も少なくありません。
そこで、緑茶のダイエット効果についてご紹介します。
緑茶のカロリーはゼロ!
当たり前かもしれませんが、緑茶にはカロリーはありません。カロリーゼロ飲料です。水やお茶以外の飲み物の多くは、カロリーがある飲み物ですので、飲み物を緑茶にするだけでもダイエット効果は期待できます。
飲み物のカロリーは意外とバカにできないものです。ですので、ダイエットの一歩目として、飲み物を緑茶に代えることは非常におすすめです。
緑茶に含まれるカテキンのダイエット効果
緑茶のダイエット効果は「カロリーゼロ」だけではありません。緑茶に含まれている成分の1つである「カテキン」に優れたダイエット効果があることが分かっています。
カテキンとは、緑茶の「渋み成分」であり、ポリフェノールの1種です。抗菌作用や殺菌作用がある為、以前から健康によい成分と認識されていました。しかし、近年になって「脂肪燃焼効果」もあることが分かりました。
カテキンは肝臓や筋肉での脂質代謝を促進させる効果があります。それゆえ、脂肪燃焼に効果的と言われています。それに加え、カテキンには以下の効果もあると言われています。
- 脂肪の吸収を抑え、排出を促進
- コレステロール値の改善
- 血糖値の上昇をゆるやかに
- エネルギー消費量増加
緑茶に含まれるカフェインのダイエット効果
緑茶に含まれる成分「カフェイン」にも優れたダイエット効果があると言われています。カフェインは緑茶を始め、コーヒーなど身近な飲み物にも含まれている成分であり、カテキンと同様に脂肪の分解・燃焼を促進させる効果があります。
また、利尿作用もあるので、老廃物の排出やむくみの改善にも効果的と言われています。
効果的な緑茶ダイエットの方法とは?
緑茶の優れたダイエット効果については前述した通りです。しかし、「いつ?」「どのくらいの量?」「どんな緑茶を?」飲めば、より効果的なのでしょうか?
緑茶ダイエットは緑茶を飲むだけのお手軽ダイエットですが、飲むタイミングや種類、量によっても効果が変わってきます。そこで、効率的な緑茶ダイエットの方法をご紹介します。
ダイエットに効果的な緑茶を飲むタイミング
緑茶ダイエットの効果的な飲むタイミングは3つあります。まず1つは「運動前」です。運動の30分程度前に緑茶を飲むことによって、カフェインが脂肪を分解した頃に運動が出来るので、脂肪燃焼の効率が上がります。また、暖かい緑茶を飲むと、代謝アップ効果も期待できます。
2つ目は「食前や食事中」です。緑茶は意外と満腹感を得られる飲み物ですので、食欲の抑制効果も期待できます。ですので、食前や食事中に緑茶を飲むことで食事の量をコントロールしやすくなります。
3つ目は「食後」です。食後に緑茶を飲むことによって、食事で摂取した糖質や脂質の吸収を抑制する効果が期待できます。非常に効果的なタイミングですので、緑茶ダイエットをするのであれば食後のタイミングは逃さないようにして下さい。
ダイエットに効果的な緑茶の飲む量
緑茶ダイエットの効果を期待するのであれば、1日にカテキン500mg以上の摂取が効果的と言われています。湯呑1杯の緑茶に含まれるカテキンの量はだいたい50mgと言われていますので、単純計算で毎日10杯の緑茶が必要となります。
しかし、10杯は厳しいという人も少なくないと思います。そこでおすすめなのが「濃いめの緑茶」です。緑茶を濃いめに入れると、渋くなると思います。カテキンは緑茶の渋み成分ですので、より渋い、濃い緑茶程カテキン量は多くなります。
効率的にカテキンを摂取するのであれば、濃いめの緑茶をおすすめします。
ダイエットに効果的な緑茶の種類
緑茶と一口に言ってもいくつかの種類があります。煎茶・番茶・玉露や玄米茶やほうじ茶も緑茶の1種です。では、どの種類のお茶がダイエットに効果的なのでしょうか?
有効成分である「カテキン」の量が重要となります。カテキンは成熟した葉よりも若い葉に多く、また玉露の様に光が当てられないとカテキンの生成は少なくなります。ですので、緑茶ダイエットとしては煎茶>番茶>玉露の順に効果的です。
緑茶量が半分の玄米茶や熱を加えるために成分が壊れやすいほうじ茶は緑茶ダイエットにはおすすめしません。また、緑茶の茶葉を全部摂取できる「粉末緑茶」は成分的には非常におすすめです。
緑茶ダイエットの注意点
緑茶ダイエットは急激な体重減少を見込める種類のダイエットではありませんが、手軽に続けられるダイエットであり、少しづつですが着実な効果が期待できるダイエット法です。
しかし、緑茶ダイエットにも気を付けなければならない点がいくつかあります。まずはカフェインの覚醒作用です。カフェインには覚せい作用があり、体質によっては寝つきが悪くなることもあります。寝る前の摂取は避けた方が無難です。
また、緑茶に含まれるタンニンには、植物性鉄分の吸収を抑える効果がある為、貧血気味の人は注意が必要です。動物性の鉄分であれば問題ありませんので、積極的に摂取してください。