小説で有名!ギムレットの作り方とアレンジ方法
「ギムレットにはまだ早い」という台詞をご存知でしょうか。これはある小説の一節なのですが、この台詞によって世界中で有名になったのが、同名のカクテルであるギムレットです。実際に存在するこのカクテルはこの小説によって世界中で愛されるカクテルとなりました。
ギムレットは今日、日本でもよく飲まれているカクテルとなりましたが、バーへ行かなくてもこのカクテルと飲むことができます。シェイカーさえあれば自宅でも作ることができるのです。そこでこちらでは小説で有名なギムレットの作り方とアレンジ方法をご紹介していきます。
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ギムレットとは?
まず作り方を知る前に、ギムレットについても知っておいていただきましょう。その誕生は1890年にまで遡ります。この時代、イギリス海軍将校にはジン、船員にはラムを水割りにして配給していましたが、海軍軍医のギムレット卿が健康のためにジンをライムジュースで薄めて飲むように提唱しました。
これによって生まれた飲み物がギムレットの始まりであり、名の由来とも言われています。ライムを使っているため、柑橘系の爽やかな香りとともにいただける中甘辛口のカクテルとなっています。その爽やかな香りのおかげでジン特有の香りがあまり気にならず飲むことができるカクテルでもあります。
香り付けをするには生のライムを絞ったものを使うとよりフレッシュな香りになりますが、その場合、甘味がないため砂糖やガムシロップなどで味付けをすることもあるカクテルでもあります。このせいもあってか、作り手によってレシピが異なるカクテルの代表ともなっているのが特徴です。
アルコール度数が高いのでカクテルタイプはショートで、カクテルグラスに入っているので1杯の量は少なめとなっています。
ギムレットのアルコール度数とカロリー
ギムレットのアルコール度数は29~35%と言われています。これは先述したように作り手によってレシピが異なるカクテルなので、アルコール度数に違いが出てくるのです。ただ一般的には31%程度が相場になっているので目安にしてみてください。
続いてギムレットのカオリーですが113kcal前後です。材料であるライムをどれくらい絞るかでもカロリーは変化するのであくまで参考として理解しておいてください。
ギムレットの作り方
それではギムレットの作り方もご紹介しておきましょう。ギムレットの製法はシェークとなります。つまり作る時にはシェーカーが必要となるので、作りたい方は予め準備しておいてください。
作り方としては材料をシェーカーに入れシェイクするだけと、聞くだけなら簡単なのですが、このシェーカーの振り方にコツがいります。強すぎず振りすぎず作らなければ、水っぽくなってしまうため、練習が必要となります。先述したようにカクテルタイプはショートなので、グラスもカクテルグラスがおすすめです。
ギムレットの材料
材料はシンプルに以下の通りです。ただしその分量は割合で表記されています。これは作る量で必要な分量が変わるためです。
- ジン:3/4
- フレッシュライムジュース:1/4
例としてカクテルグラスの適量60mlで考えてみましょう。
- ジン:60 ml × 3/4 = 45 ml
- フレッシュライムジュース:60 ml × 1/4 = 15 ml (または60 ml – 45 ml = 15 ml)
ギムレットを作る手順
それでは続いて手順をご紹介していきます。難題はシェイクの仕方だけであり、それ以外は非常に簡単ですので、何度か練習をしながら作ってみるといいでしょう。
- ジンとフレッシュライムジュースをシェイクする。
- カクテルグラスに注ぐ。
ギムレットのアレンジ方法
基本的な作り方は分かっていただけたと思いますが、ここでアレンジ方法についても触れておきましょう。
信長(Nobunaga)
これは「CAVA CAVA」というバーのマスターが信長をイメージして作ったカクテルです。基本的な材料と分量はギムレットと変わらず、ギムレットを作って注ぎ入れるまでは一緒なのですが、そこにグレナデンシロップを1tsp(約5ml)注ぎ入れます。グレナデンシロップは赤いことから、信長をイメージして入れたと思われます。
家康(Ieyasu)
こちらも「CAVA CAVA」のオリジナルカクテルですが、こちらはクレーム・ド・カシスを、ギムレットを注いだ後に1tsp注ぐことで出来上がります。このカシスを注ぐことで、紫いろのカクテルになります。家康の闇をイメージして作ったと言われています。
ジン・ライム
これはコーディアル・ライムを使い、製法はシェークではなくビルドで作る方法です。
- ジン:45 ml
- コーディアル・ライム:20 ml
これらを大きめの氷と共にロックグラスに入れてマドラーでかき混ぜるだけになります。ロックグラスの代わりにコリンズ・グラスを使ってもいいでしょう。ストレートで飲みたい方は製法をステアに変えてもいいです。また甘味のないさっぱりとした風味にまとめたいのであれば、本来のフレッシュライムジュースに戻し、上記の分量で作るといいです。