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ウィルキンソンの歴史や特徴とおすすめのジン

ウィルキンソン(WILKINSON)のジン

お酒には銘柄があり、好みの銘柄で商品を購入される方も多いです。これは日本の焼酎や日本酒だけでなく、ウォッカやジンといった洋酒にも存在します。しかも洋酒はヨーロッパで製造され、世界中で販売されているため、その銘柄も非常に多いです。

その中には高くなりがちな洋酒を出来るだけ安く、しかし品質は落とさないように製造している銘柄が存在します。こちらではそんな商品を製造するウィルキンソンの歴史や特徴とおすすめのジンをご紹介していきます。

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ウィルキンソン(WILKINSON)とは?

ウィルキンソン(WILKINSON)とは?

それではまずウィルキンソンとはどのようなブランドなのか、歴史やそのジンの特徴から説明していきましょう。

ウィルキンソンは現在東京都墨田区吾妻橋に本社を置く、日本の大手ビールメーカー・アサヒビール株式会社の炭酸水、炭酸飲料、低アルコール飲料のブランドです。1989年にブランド名を改めるまでは「ウヰルキンソン」と表記していました。そのため現在も公式ホームページでの商品名はウヰルキンソン・ジンと表記されています。

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ウィルキンソンの歴史

このウィルキンソンの歴史を語る上では2つの会社の歴史を紐解かなければなりません。これはウィルキンソンの名称と、メーカーが違う点にあります。

ウィルキンソンという名称はそもそも、クリフォード・ウヰルキンソン・タンサン鉱泉株式会社から来ています。この会社は元々1889年頃に日本に定住していたイギリス人のクリフォード・ウィルキンソンが狩猟の途中に兵庫県有馬郡塩瀬村で天然炭酸鉱泉を発見し、この鉱泉水をロンドンに送り分析してもらったところ、医療用・食卓用として非常に優れているものということが分かりました。

これを元に1904年にザ・クリフォード・ウヰルキンソン・タンサン・ミネラルウォーター・カンパニーを設立し、ブランド名をウヰルキンソン・タンサンとしました。

やがて1951年からはウヰルキンソン・タンサン鉱泉株式会社が製造を、朝日麦酒が販売を行う体制となりましたが、1983年にアサヒビールが商標権を取得し、製造・販売ともアサヒビールとなったことで、当時代表的な商品だったドライジンジャエールやバヤリース以外にもこのウヰルキンソンの名が使われるようになり、ジンもその1つに加えられました。

しかしウヰルキンソン・タンサンはあくまで、炭酸飲料を主体として製造を行っていたのでジンなどのスピリッツの製造には直接携わっていません。商品の開発に関してはニッカウヰスキーが関連しています。

1934年に大阪市芝蘭社家政学園にて大日本果汁株式会社設立総会開催し、同年10月からウイスキーの貯蔵を開始しました。1952年に社名をニッカウヰスキー株式会社に変更しましたが、2年後の1954年に朝日麦酒株式会社に持ち株を売却し傘下に入り、2001年に完全子会社化したことによって、ニッカウヰスキーが製造するウイスキーやブランデーなどの販売をアサヒビールが行うこととなりました。

ニッカウヰスキーでは1962年にイギリスのギルビー社と技術提携することで、ギルビージンの製造販売を開始しました。ウイスキーとジンは材料こそ同じで、製造方法に違いがあるだけなので、ウイスキーを製造する会社がジンを製造できてもおかしくはありません

しかし、このウィルキンソンブランドのジンは、この派生ではなく、1898年にニッカウヰスキーが取得した、スコットランドはハイランド地域にあるベン・ネヴィス蒸溜所での製造によるものです。

この蒸留所ではブレンデッドスコッチウイスキー「ロングジョン」を製造していたとして有名ですが、歴史あるドライジンも製造しており、ニッカウヰスキーがこのライセンスを獲得したことにより、ウィルキンソンの元となるジンが製造されるようになりました。

ちなみに同様のジンだと、ビーフィーター・ジンもこの蒸留所で生まれていますが、こちらはロングジョンと共にアライド・グループに既に売却されていたため、ニッカウヰスキーとは関係がありません。

やがて、ザ・バーテンダーシリーズとしてジントニックやジンフィズ、ジンライムなどのペットボトルカクテルも販売しましたが、現在はジントニックのみを取り扱っています。またスピリッツもウヰルキンソン・ジンと改め、現在もアサヒビールから販売されています。このように名称と製造の違う2つが組み合わさることで、現在販売されている商品が生まれています。

ウィルキンソンのジンの特徴

ウィルキンソンジンの特徴は何といってもその価格の安さにあります。通常酒類は酒税がかかるため非常に高く、ジンはアルコール度数も高いため価格が高くなりがちです。実際にジンは40%前後の商品が多く、ウィルキンソンでも47.5%と37%のジンを販売しているため、税率はかなり高くなります。

そんな中でもアサヒビールは価格を抑え、購入しやすいジンを販売しています。また大抵は瓶で販売することがほとんどですが、「ウィルキンソンジン37°」はペットボトルでの販売を行い、そのコストを削ることで安く提供されているのです。もちろんそれ以外にも安さの理由はありますが、いずれにしてもここまで安価で手に入れられるブランドはそれほどありません。

実際に商品そのものは十数種類のハーブを使うことで、ジン独特のウッド系の香りを抑え、やわらかで控えめな飲み心地を生み出しています。そのためジェネヴァのような強烈な個性はなく、一般的なドライジンと比べても、飲みやすいジンとなっているのが特徴です。そのためジンの独特な風味を楽しみたい方には物足りないかもしれませんが、初心者の方でも入りやすい商品となっています。

これら価格や飲みやすさが理由で人気であり、評価も高い商品です。消費量が多い方にも優しい値段設定で、安いからと言って粗雑な味ではなく、あくまで由緒正しい製法で作られているので、上記のような飲みやすいドライジンとして仕上がっています

ジン好きの方にこそ、風味にキレが足りない、個性が無くて平凡とあと一歩という評価にはなっているものの、裏を返せばそのような方々でもある程度の評価をする美味しいジンであることが伺えます。

個性がない分、カクテルにもしやすいジンなのでそのようにして飲まれる方が多いようです。ドライジンは元々カクテルにもよく使われるジンですが、これを購入される多くの方が、ウィルキンソンでカクテルと作ると美味しいと高評価をしていました。

ウィルキンソンのおすすめジン

ウィルキンソンのおすすめジン

それではウィルキンソンのおすすめのジンをご紹介しておきましょう。取り扱いとしては2商品だけですが、特徴でもご紹介した通り安いのに非常に美味しいジンになっています。それぞれの特徴を簡単にですがご紹介しておきます。

>>ジンの上手な選び方とポイントについて詳しくはコチラ

ウヰルキンソン ジン 47.5°

現在の価格はコチラ

ウキルキンソンジンの中でもアルコール度数が47.5%と高めの商品になります。容量は720mlのみですが、価格は1,000円以内で購入でき、他ブランドの同度数のものや容量が同じものと比較してもコストパフォーマンスが良い商品です。

ウヰルキンソン ジン 37°

現在の価格はコチラ

こちらはウィルキンソンジンでもアルコール度数が37%と低めの商品です。低いとは言っても酒類の中では高めではあるのですが、それでもジンの中では低めとなっています。

こちらは容量に種類があり、300ml、720mlの容器が瓶のものと、1920mlと大容量のペットボトルタイプのものが販売されています。価格としても安く、大容量のものは特にコストパフォーマンスが良い商品です。

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