カクテルの定番!ジントニックの作り方とアレンジ方法
バーに入ったときによく頼まれるのがカクテルですが、その種類は豊富で使うお酒でも変わってきます。その中でも有名なカクテルは多く、飲んだことがない方でも名前を聞いたことがあるカクテルも存在します。
世界4大スピリッツであるジンはカクテルによく使われるお酒です。そんなジンを使ったカクテルで最も良く知られているのはジントニックではないでしょうか。その飲みやすさと、簡単な作り方からバーだけでなく自宅で作って飲む方も多いほどです。そこでこちらではカクテルの定番であるジントニックの作り方とアレンジ方法をご紹介していきます。
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ジントニックとは?
まずはジントニックとはどんなものなのか知っていただきましょう。
ジントニックにはドライジンが使われることが多いですが、これはこのカクテルを作った経緯に由来します。ドライジンの主産地はイギリスのロンドンであったことからロンドンジンとも呼ばれるドライジンですが、このイギリスの人々の中で、熱帯植民地で働く移民は健康飲料としてトニックウォーターが飲まれていました。
同様にジンも労働者には好まれており、このトニックウォーターとジンを混ぜたらどうなるのか、という興味本位から生まれ、これが大好評だったことでカクテルとして作られるようになり、第二次世界大戦には世界中に広がったと言われています。
現在はどこのバーや居酒屋でも飲めるカクテルとなっており、作り方が簡単なのと、アルコール度数を抑えながらジンの独特な風味などを味わえることから人気となっています。
カクテルタイプは30~40分程度の長い時間をかけて飲んでも冷たさや味が損なわれないロングタイプとなっており、グラスは丈の長いタンブラーに入れられます。その大きさは300~360mlとなっているので、200~240mlが1杯分となっています。つまりジントニックは話しながら飲んでもその美味しさを損なうことなく飲めるカクテルということです
味については中甘辛口ということで、甘さの中にピリッとした辛みが絶妙な風味となっています。ただこれはバーやジンの銘柄によっても多少変わるので、イメージとしてください。
ジントニックのアルコール度数とカロリー
どのような分量でジントニックを作ったかにもよりますが、基本的にバーなどで出されるものは14%前後となっています。これは出された時の度数であり、時間が経って氷が解けると10%程度まで薄くなるので、そこも考慮の上で考えてください。
続いてカロリーです。こちらも作る分量やアルコール度数によって違いがありますが、1杯200mlで200kcalあるとされています。
ジントニックの作り方
さて、アルコール度数やカロリーが分かったところで、ここからはジントニックの作り方を紹介しておきましょう。先述したようにジントニックは作り方が非常に簡単です。
これは製法がビルドと呼ばれる、グラスの中で材料をかき混ぜるだけで作ることができるカクテルであるためです。そのためグラスとマドラー(かき混ぜる棒)があり、分量さえ守れば誰でも美味しく作れるのです。
グラスはどのようなものでも良いですが、作る量で考えていただくといいです。ここでは180mlのジントニックを作るという過程でご紹介していきます。そのため使うグラスは8オンスのタンブラーグラスをおすすめします。
ちなみに8オンスはイギリスで227.28ml、アメリカでは236.56mlですが、材料としてよく使うドライジンはイギリスが主産地なので、227.28mlのものを想定しています。
ジントニックの材料
それでは材料も詳しく見ていきましょう。とは言っても使うのは以下の2つだけです。
- ジン:1/4
- トニックウォーター:3/4
これも180mlのジントニックを作るのであれば、
- ジン:180 ml × 1/4 = 45 ml
- トニックウォーター:180 ml × 3/4 = 135 ml (または180 ml – 45 ml = 135 ml)
この分量を用意するか、作りたい分量で計算してみましょう。
ジントニックを作る手順
ではジントニックを作る手順です。全体で2工程だけになります。
- 氷を入れたグラスに注ぐ。
- 軽くかき混ぜ、好みでライムやレモンを飾る。
最後にライムやレモンを飾ることで柑橘系の爽やかな香りを加えられるので、ジン特有の香りが苦手な人は多少なりとも抑えることができます。
ジントニックのアレンジ方法
ジントニックを作る時にアレンジをする方法もあります。ここからはアレンジ方法をいくつかご紹介しておきましょう。
ジントニ
ピリッとした刺激があり、肉と相性抜群の「ジントニ」というアレンジジントニックがあります。こちらは材料に、レモン1/2個とブラックペッパーを適量加えて混ぜるだけになります。
レモンの爽やかさと、ブラックペッパーの刺激がアクセントとなり、焼き肉などとも相性がいいジントニックができます。
かぼすプラス
ジントニックに使用するレモンやライムをかぼすに変えるだけの簡単アレンジです。かぼす独特の風合いが加わるので、いつもと違ったジントニックが味わえます。さらにライムを加えるとより深みのある風味に変わります。
グリーンティジントニック
緑茶とジンも相性がいい組み合わせとなっています。通常のジントニックの材料に粉末緑茶を入れて混ぜるだけになります。粉末緑茶は多すぎると混ざり切らないので小さじ1杯程度にしてください。ただ好みで量を調節してもいいでしょう。