大定番!最高に美味しい大根のぬか漬けの作り方
ぬか漬けは、色々な食材を漬けることができるのも魅力のひとつです。その中の大根は、ぬか漬けフリークならば一度は漬けたことがある食材でしょう。
そんなぬか漬けには定番の大根ですが、様々な栄養効果が期待できることでも知れています。大根をぬか漬けにすることによって、どのような良い効果が現れるのか?漬け方や漬ける時間は?など、ぬか漬け大根の秘密に迫ります。
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大根のぬか漬けはどんな味?
ぬか漬け大根は定番ということもあり、とても美味しいです。味は程よい酸っぱさと塩辛さです。それにプラスして大根の辛味成分が活きているので、刺激があって美味しいです。
味も美味しいですが、大根特有のコリコリした食感も魅力的です。あまりにも塩辛かったり酸っぱいときには、漬ける時間を調節してみましょう。漬ける時間が変わるだけでも味は違ってきます。
大根のぬか漬けの作り方
ぬか漬け大根は、知らない人がいないんじゃないかってくらい定番です。定番とはいえ、作る人は誰だって美味しく漬けたいと思っているはずです。
そんな人の要望に応えるため、簡単そうで実は奥が深い、ぬか漬け大根の美味しい漬け方を詳しく紹介していきます。
ぬか漬けに適した大根の選び方
大根ぬか漬けを作るときには、大根選びから始まります。どのような大根でもぬか漬けにすれば美味しいのですが、できれば旬の12月頃の大根がおすすめです。
春や夏でも大根はとれますが、冬大根は甘味が増して美味しいので、ぬか漬けにすればより一層味が引き立ちます。
自分で選ぶのが面倒だという人は八百屋さんに赴き、漬け物用の大根、またはたくあん漬け用の大根を用意してもらいましょう。八百屋さんによりますが、用意してくれることがあります。
漬け物用の大根は出回る時期が短いので、できれば前もって用意してもらうことをおすすめします。
大根のぬか漬けを作る手順
ぬか漬け大根を作るのは、そんなに難しいことではありません。ここでは、ぬか漬け大根の基本的な漬け方の手順を紹介するので、チャレンジしてみましょう。
- 大根を洗い、一度に食べ切れる長さにカットしたら皮付きのまま縦半分に切ります。
- 大根に塩を少々ふって全体にこすって馴染ませ、ぬか床に差し込んでいきます。
- 大根の葉は、根元に十字の切り込みを入れ、塩を少々ふってもみ、良く搾ってからぬか床に漬けていきます。
ぬか床の状態にもよりますが、常温保存の場合では、冬場は約1日半~2日、春と秋は約1日、夏場は半日~1日程度漬けると食べ頃です。味の好みもありますが冷蔵庫で保存する場合には、1日~3日程度で漬け上がります。
ぬか床から取り出したら、大根の実はスライスに、葉は食べやすい長さに切って食べるのが一般的です。
ここでは皮付きのまま漬ける方法を紹介しましたが、白く綺麗に仕上げたいのであれば、皮をむいた方が良いです。むいた皮も捨てるのはもったいないので、塩を少々ふってぬか床に漬けます。
大根を1日くらい天日に干してから漬けると水分が抜けるので、塩をふらなくても平気です。また、漬かりやすくなって甘みもアップしますから、時間があれば大根を干すことも念頭に置くと、ぬか漬けのバリエーションが増えて作る楽しさも倍増します。
大根のぬか漬けの賞味期限
大根をぬか床から出したら、早めに食べるようにした方が無難です。時間単位で味が落ちていくので、保存してもギリギリ2~3日くらいです。自分でぬか漬けを作っている限り、賞味期限は自分自身で見極めなければなりません。
塩分が多ければそれだけ長持ちしますが、それだと食べたときにしょっぱ過ぎて食べれません。適度な塩分で漬けるのならば、ぬか床から取り出して24時間以内には食べきりましょう。
ぬか漬けたくあんの作り方
日本人なら誰もが知っていてもおかしくはないたくあんですが、このたくあんも、ぬか床に漬けることによって作ることができます。ここでは、たくあん作りに必要な材料と作り方について記述していきます。
干し大根約10kgに対しての材料
- 干し大根を約10kg
- 粗塩を大根の重さの3~5%(できれば天然塩)
- ザラメ(砂糖)を大根の重さの1~4%
- 米ぬか(生ぬか)約1kg
- 干した果物の皮を適量(柿の皮は甘味がアップするのでおすすめ)
- たくあんを黄色くするためのクチナシの実を4~5個
- 細かく千切りにした赤唐辛子10~15本
- だし昆布40~50cmを10等分にカットする
必要な道具
- 中蓋
- 重石
- 漬け物樽
- 漬物用ビニール袋
ぬか漬けたくあん作りの手順
- 軒先やベランダなど、雨露をしのげて風通しと日当たりが良い場所に大根を吊るして干します。
- 容器にぬかと粗塩とザラメを入れて良くかき混ぜます。
- 昆布、果物の皮、クチナシの実、赤唐辛子を加えてかき混ぜます。
- 漬け物樽に漬け物用のビニール袋を敷きます。
- 容器の底に混ぜ合わせたぬかを、ふた掴みほど入れます。
- 干した大根の水分が抜けてUの字に曲がるようになったら、軽く水で洗い葉を切り離します。
- 隙間ができないように、干し大根を桶の形に沿って詰めていきます。
- 樽にぬかをふります。ふるぬかの量は、上になるほど増やしていきます。このとき、ぬかがなくならないように配分を考えましょう。
- 7、8の作業を繰り返し、樽の一番上まできたら大根の葉を敷き詰め、最上部にはひと掴み分の塩をふります。
- ビニール袋の口をしっかりと閉め、中蓋をして重石を乗せたら冷暗所で保存します。重石の重さは干し大根の重量の約2~3倍が基本です。
- 2~3週間程度漬けていくと、重石が沈んで中蓋の上まで水が上がってきます。
- 中蓋の上に水が上がっている状態であれば、重石を軽くします。
漬けてから1ヶ月くらいで食べることができますが、浅漬けの状態です。時間が経過するほど熟成した味になりますが、古漬けにならないように管理をしていきましょう。仮に古漬けになったとしても、調味料などで活躍しますから捨てないようにしてください。
大根を干すときは、並べ干しでもすだれ状に干すのでもかまいませんが、並べ干しだと取り込むのが面倒になるので、すだれ状に吊るしっ放しにした方が楽です。干したときに黒く変色することがありますが、その部分は取り除いて使用しましょう。
たくあんは保存期間が長いので、保存する際には空気に触れないよう十分に気をつけましょう。
干し大根を使ったぬか漬けの作り方
普通に新鮮な大根をぬか漬けにしても美味しいですが、干し大根を使ったぬか漬けも美味しいものです。どちらも手順はそんなに変わりませんが、ここでは、干し大根を使ったぬか漬けの作り方を紹介します。
- 風通しと日当たりが良く、雨露をしのげる場所に大根を干します。
- 大根の水分が抜けてUの字に曲がるようになったら、軽く水で洗い流して葉を切り離します。
- 一度に食べきれる長さにカットしたら縦半分に切ります。
- 大根の実と葉をぬか床に漬けていきます。
大根を干すと水分が抜けて漬かりやすくなります。このため、常温で保存する場合には、半日~1日程度漬けると食べ頃になります。冷蔵庫で漬ける場合には、様子を見ながら2日くらい漬けていきましょう。
漬けたときの味の好みには個人差があります。ここで紹介した漬け期間は目安なので、必ず守らなければいけないということはありません。自分好みの味を探し出すためには、自分自身で味と期間をチェックすることが重要です。
大根のぬか漬けの栄養素とその効果
ぬか漬け大根に含まれる栄養素は、美容や健康に様々な良い効果をもたらしてくれます。ぬか漬け大根に含まれる代表的な栄養素をリストアップしたので、作るときの参考にしてみてください。
- カリウム…ナトリウムの排泄を促してくれます。
- ビタミンA…皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。
- ビタミンB1…糖質の代謝を助けてくれます。
- ビタミンB2…脂肪燃焼効率をアップしてくれます。
- ビタミンC…アンチエイジング効果を高めてくれます。
- ナイアシン…脂質の代謝を促してくれます。
- 食物繊維…血糖値の上昇をおさえてくれます。
- ジアスターゼ…胃腸を助ける役割を担います。
- パントテン酸…肌荒れの改善に役立ちます。
ざっと見繕ってもこれだけの栄養素が含まれる大根は、栄養の宝庫といっても良いでしょう。特に、大根に含まれる栄養素の中で有名なのがジアスターゼです。
ジアスターゼは胃腸の働きを良くしてくれるほか、消化不良改善の手伝いをしてくれます。ぬか漬けにすれば、さらに植物性乳酸菌を摂取することができるので、胃腸の調子を上げてくれる効果が期待できます。
中には、大根の葉を使わずに捨ててしまう人もいますが、それはとってももったいないことです。大根の葉には根よりもビタミンCが豊富に含まれ、ビタミンAは葉にしか含まれていません。大根をぬか漬けにするときには、栄養素をバランス良く摂取するために、葉も一緒に漬けて食べるようにしましょう。
ぬか漬け大根には、ビタミンB1・B2、ナイアシンといったビタミンB群も豊富に含まれています。このため、ぬか漬けにすることでビタミンB群の効果を何倍にもしてくれるので、大根は、ぬか漬けにはなくてはならない野菜といっても良いでしょう。
大根のぬか漬けの美容効果とは?
ぬか漬け大根は美容効果も抜群です。ぬか漬け大根を食べることによって、どのような美容効果が期待できるのでしょうか?
- 美肌効果
- ダイエット効果
- アンチエイジング効果
大根の根や葉に含まれるビタミンCは、美肌効果とアンチエイジング効果が期待できます。また、ビタミンB群は代謝や脂肪燃焼効率を上げてくれるので、ダイエットにも効果的といって良いでしょう。
大根に含まれているパントテン酸は、ニキビや肌荒れ対策にも有効だといわれており、綺麗な肌を維持したいと思っている人の、助けになってくれる漬け物です。
大根のぬか漬けの健康効果とは?
大根は食べると健康にも良く、免疫力を高めてくれる野菜です。ぬか漬け大根を食べたことによって、どのような健康効果が期待できるのか?代表的な健康効果を紹介します。
- 便秘解消
- がんの予防
- 消化不良改善
- 生活習慣病予防
大根ぬか漬けを食べると、植物性乳酸菌と食物繊維をたくさん摂取することができ、便秘解消効果が期待できます。
また、大根に含まれるジアスターゼには、胃腸の働きを活発にしてくれる効果があると同時に、消化不良改善効果も期待でき、食欲増加に一役買ってくれます。
そのほかにもジアスターゼには、発がん物質の解毒作用もあることから、がん予防にも効果があることが分かっています。
注目したいのは、大根に含まれる葉酸です。葉酸は、脳卒中や心筋梗塞といった循環器系疾患を予防してくれる働きがあり、生活習慣病の予防効果が期待できます。
大根のぬか漬けはこんな人におすすめ!
ぬか漬け大根は、ただ美味しいというだけではなく、美容と健康にも良い漬け物です。胃腸の調子が弱かったり、便秘が気になる人はもちろん、生活習慣病や病気に対しての免疫力を高めたい人にはおすすめの漬け物です。
大根ぬか漬けにはどんな料理やお酒が合う?
大根ぬか漬けが合う料理といったら、やはり日本食でしょう。普通のぬか漬けでもたくあんでも、白いご飯のお供としては最高です。白いご飯以外では、ドレッシングをかけない生野菜にも合います。
ご飯以外だと、うどんや日本そばにもピッタリです。食べ物だけではなく、日本酒やビールのおつまみとしても最高です。ぬか漬け大根は、料理やお酒に合うだけではなく、口直しにも最適な漬け物といえます。
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