至高!美味しいカブのぬか漬けの作り方
日本食になくてはならないカブ(蕪)ですが、ぬか漬けとして活躍する機会が多い野菜でもあります。新鮮なカブを、自家製のぬか床に漬けて食べることができたら最高ですよね?
そんな美味しいカブのぬか漬けを、誰でも簡単に作る方法を伝授します!カブの実だけではなく、葉の部分を漬ける手順も解説していくので、カブを無駄にすることなく漬けていきましょう!
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カブのぬか漬けはどんな味?
カブの実も葉もぬか漬けにすると、とっても美味しく、さすがに定番というだけあります。新鮮なカブを口の中に入れると、その艶やかさが良くわかります。上手に漬ければ塩味と酸味がきいて、何切れでも食べてしまいます。
カブは大根のようでもありますが、大根とはまた違った食感を楽しむことができます。皮付きのままの程よい硬さに漬かった実のコリコリ感と、葉と茎のシャキシャキ感は誰もが癖になります。
カブのぬか漬けの作り方
カブのぬか漬けは、不要な部分がほとんどなく全部食べることができます。実も美味しければ葉も美味しく、ぬか漬けにするにはもってこいの野菜です。
カブのぬか漬けを作るときに、葉を捨ててしまう人もいますが、葉も一緒に漬けて食べることで、豊富な栄養を体に摂り入れることができます。
カブの実と葉のぬか漬けの作り方を紹介していくので、カブを漬けるときにはぜひ、参考にしてくださいね。
ぬか漬けに適したカブの選び方
美味しいカブを選ぶのは、そんなに難しいことではありません。カブの旬は11月~1月といわれており、冬に出回る野菜の代表格です。
旬のもので葉のつけ根が綺麗なもの、白くツヤのあるものが新鮮で美味しいです。葉も実も見て、しなっていたりツヤがないものは避けるようにしましょう。
カブの実のぬか漬けを作る手順
新鮮なカブの実は、ぬか漬けにすることでとても美味しく漬けあがります。美味しいカブの実のぬか漬けを作って、食卓に並べましょう。
- カブを綺麗に洗います。
- 実の方に少しだけ茎を残して葉を切り離します。
- 茎の間の汚れを良く洗い流します。
- カブを縦半分に切り、塩を少々ふって全体にこすります。
- 水気を切ってからぬか床に漬けていきます。
- 常温で漬ける場合、春・秋は1日、夏は半日前後、冬は1~2日程度漬けたら食べ頃です。
ぬか床から取り出したら、食べやすい大きさに切って食べましょう。
冷蔵庫で保存した場合には発酵が遅くなるので、常温で漬ける時間より約2倍くらいの時間がかかると思ってください。漬け時間は、温度や野菜の大きさによっても違ってきます。自分の好みの味に漬けあがる時間を覚えておきましょう。
漬けやすくしたければ、カブの実に対し、半分に切れ込みを入れることで漬かりやすくなります。大カブの場合は、下から十字に切れ込みを入れることで漬かりやすくなります。
カブをぬか床に漬けるときには、丸ごとでも切ってもどちらでもかまいません。大きなカブで丸ごと容器に入らなければ、縦半分でも四等分でも、自分が使っている容器に対応できる大きさに切れば問題はありません。
カブの皮はむいて漬けた方が良い?
カブの皮は基本的にはむかなくも平気です。大きなもので漬かりにくかったり、汚れ過ぎているものは皮をむいた方が良いです。また、漬ける時間を少しでも早めたいのであれば、皮をむいて漬けた方が早く漬けあがります。
皮が硬いカブですが、ぬか漬けにすることによって程よい硬さになりますし、皮のまま食べても美味しいです。特に皮をむく理由がなければ、無理してむかなくても良いでしょう。
カブの葉のぬか漬けを作る手順
実だけではなく、葉をぬか漬けにしても美味しく食べることができます。カブをぬか漬けにするときには、実も葉も一緒に漬けるようにしましょう。
- 実から切り離した葉を良く洗います。
- 食べやすい長さに切ります。
- 塩を少々ふって手で良くもみます。
- 水気をしっかりと切ってからぬか床に漬けていきます。
- 12時間前後漬けると食べ頃です。
葉は実に比べて早く漬けあがります。ぬか床の状態や漬ける人の好みにもよりますが、1日漬けてしまうと少ししょっぱいかもしれません。
カブは冬の野菜ですが、夏に出回ることもあります。夏にカブの葉のぬか漬けを作るときには、漬けあがりの時間が早まることから、漬け時間には気を配りましょう。
カブのぬか漬けの賞味期限
ぬか床から出したカブを美味しく食べたければ、数時間後には食べきりましょう。数週間は持つような話を聞くことがありますが、持ったとしてもおすすめはできません。
ぬか漬けは乳酸菌の働きが活発で、ほかの漬け物にくらべると発酵が早いのが特徴です。このため、2~3週間も冷蔵庫で保存していたら、酸っぱくなり過ぎてしまいますし味もガクッと落ちます。こうなるといくら酸っぱいものが好きな人であっても美味しいとはいわないでしょう。
カブのぬか漬けをそのままの状態で美味しく食べるためにも、ぬか床から取り出したら、最低でも2~3日中くらいには食べきってしまいましょう。ぬか床から取り出した直後が一番美味しいのはいうまでもありません。
カブのぬか漬けの栄養素とその効果
カブは栄養も豊富で、ぬか漬けにして食べることで、さらに多くの栄養素を体に摂り入れることができます。カブのぬか漬けに含まれる栄養素を把握して、健康や美容意識を高めましょう。
- アミラーゼ…カブの実に含まれており、胃もたれや胸焼けを解消してくれる働きを担います。
- カリウム…ナトリウムの排泄を促してくれます。
- 食物繊維…血糖値の上昇をおさえてくれます。
- ビタミンB1…糖質の代謝を助けてくれます。
- ビタミンB2…脂肪燃焼効率をアップしてくれます
- ナイアシン…脂質の代謝を助けてくれます。
- ビタミンC…アンチエイジング効果を高めてくれます。
- ビタミンE…カブの葉に多く含まれ、若返りのビタミンといわれています。
- βカロテン…髪や肌の健康維持に役立ってくれます。
- カルシウム…歯や骨を丈夫にしてくれます。
カブは、実の部分が淡色野菜で葉の部分が緑黄色野菜となっており、それぞれに含まれている栄養素の量に違いがあります。
消化酵素であるアミラーゼは実の部分に含まれ、胃が弱っているときや胸焼けの改善に効果があるといわれています。アミラーゼは熱に弱い性質を持つことから、ぬか漬けにすることで効率よく摂取することができます。
一方、葉の部分には実よりも栄養素が豊富に含まれています。ビタミン類のほか、カルシウムやマグネシウムといったミネラルも豊富で、とくにβカロテンが多く含まれています。
βカロテンは、高い抗酸化作用を持っていることから、生活習慣病の予防効果が期待できます。また、体内でビタミンAに変換されることで、髪や皮膚の健康維持にも効果的だといわれています。
カブのぬか漬けの美容効果とは?
カブのぬか漬けは栄養満点で、毎日食べれば美しさを維持できるともいわれています。カブのぬか漬けを食べるとこんな美容効果が期待できます。
- 美肌効果
- ダイエット効果
- 髪や肌の健康維持
カブの実にも葉にも含まれるビタミンCは、美しい肌を生成するのに役立ちます。葉に多く含まれるビタミンEは、若返りのビタミンといわれ、紫外線を浴びたりストレスを与えた肌の回復効果が期待できます。
カブの実と葉に含まれるビタミンB群は、ぬか漬けにすることでその効果が増します。代謝を助け脂肪燃焼効率をあげてくれるビタミンB群は、ダイエットにも効果的だといえます。
さらに、カブの葉に多く含まれるβカロテンは、体内でビタミンAに変換され、肌荒れや乾燥肌といった肌のトラブルの防止に役立ってくれます。様々な美容効果が期待できるカブのぬか漬けは、美容に最適な食品といっても良いでしょう。
カブのぬか漬けの健康効果とは?
カブのぬか漬けに含まれる栄養素の中には、体を健康に導く栄養素も豊富に含まれています。どのような健康効果が期待できるのか見ていきましょう。
- 便秘解消
- 糖尿病予防
- 生活習慣病予防
カブの実にも葉にも食物繊維が含まれており、排便をスムーズにしてくれる効果が期待できます。また食物繊維には血糖値の上昇をおさえる働きがあり、糖尿病の予防にも効果的です。
カブの実と葉にはビタミンCも豊富に含まれています。このビタミンCは、強い抗酸化作用を持っているので、生活をする上で発生する、様々な活性酸素を除去してくれる働きがあります。
これにより、活性酸素が原因で発症する生活習慣病を予防する効果が期待できます。
カブのぬか漬けはこんな人におすすめ!
カブの実と葉には、それぞれに栄養素が含まれています。抗酸化作用のあるビタミンCやβカロテンが多く含まれているので、美容に関心がある人にはおすすめです。
また、抗酸化作用により、生活習慣病の予防にも役立ってくれるので、生活習慣病が気になる人にとって、カブのぬか漬けは心強い味方になるでしょう。
カブのぬか漬けに合う料理とお酒とは?
カブのぬか漬けは、主役になることはありませんが、どのような料理にも合う食品です。そのため、料理に添えて出されることが多いです。
カブのぬか漬けが合うものといったら白米は外せません。白米が好きな人ならば、カブのぬか漬けだけで何杯でもおかわりをしてしまうでしょう。また、味噌汁を飲んだあとの口直しにもぴったりです。
そのほかには、夏場に食べると美味しいソーメンや、冷たいうどんやそばに添えて出しても美味しく食べることができます。ビール、日本酒、焼酎とも相性が良いので、酒の肴としても活躍してくれます。
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