揚げ物にも！オリーブオイルを使った揚げ物の作り方

オリーブオイルを健康のために積極的に食事へ採り入れている方は多いと思いますが、最近ではオリーブオイルを揚げ物油として使用する方が増えているそうです。

オリーブオイルといえばそのまま生で摂ったり、パスタにかけて食べるイメージが強いと思いますが、オリーブオイルと普通のサラダ油との違いとは？そもそも、加熱して使用していいの？そんな疑問が出てくると思います。

そしてオリーブオイルを揚げ物油として沢山使うとなると、そのコストパフォーマンスも気になるところ。

今日はそんな皆様の疑問に答えながら、オリーブオイルの揚げ物油としての新しい使い方と更なる魅力をお伝え致します。

揚げ物油としてのオリーブオイルの魅力

オリーブオイルは血液中の善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすという効果や、食用油の中でも酸化しにくい上にアンチエイジングにも効くと、その魅力は他の油の群を抜いています。

揚げ物油といえば天ぷら油やサラダ油を使う方が多いと思いますが、折角ならこんなに効果に溢れたオリーブオイルを使ってみたいですよね。

ここではオリーブオイルを揚げ物油として取り入れる方法や、その魅力について具体的にご紹介します。

サラダ油よりオリーブオイルが揚げ物に適している理由

揚げ物油として一般的に使用されているのはサラダ油だと思いますが、実は健康に良くない油として知られています。

サラダ油と呼ばれる油は菜種油、コーン油、ごま油等とその種類は様々ですが、その中で注意が必要なのは大量生産され精製された菜種油やコーン油です。ではそのサラダ油が健康に悪い理由とはなんでしょうか？

サラダ油に含まれるトランス脂肪酸は、摂取し続けると狭心症や心筋梗塞を起こす可能性があると言われています。

また、私たちの体の中に必要なリノール酸も含みますが、このリノール酸は加熱し酸化することで脳梗塞、がん、アレルギー体質を引き起こすという研究結果が出ています。

サラダ油は安価で手に入りやすいメリットがありますが、脳や体のダメージを思うと危険性が高いということがお分かり頂けましたでしょうか。

揚げ物油としてのオリーブオイルのメリット

サラダ油の問題をまとめると、加熱によって酸化することで毒化し、健康への危険性を増すということになります。

そこでオリーブオイルの登場です！

オリーブオイルは酸化を抑える成分の含有量が多いため、加熱をしても酸化する可能性が低く、体に悪い問題を起こす危険性がありません。これはオリーブオイルの主成分であるオレイン酸には酸化を抑える働きがあるからです。

また、油が中にまで染み込みにくいという特徴があります。よって余計に油を取りすぎてしまう心配も軽減されます。

そしてオリーブオイルは素材を素早く加熱する効果もあるため、カラッとした軽い揚げ上がりになり素材の味を活かすことができるという利点もあります。

他にも臭い消しの作用もあるので、匂いが気になりがちな魚介類のフリットなどにも最適です。

>>オリーブオイルの栄養成分について

気になるコストパフォーマンス

オリーブオイルを揚げ物油として使うメリットをお分かり頂けたと思いますが、オリーブオイルは一般的なサラダ油に比べるとお値段が高い印象があるかと思います。

そこでおすすめなのがオリーブオイルの中でもピュアオリーブオイルと呼ばれる種類のオイルをご使用頂くことです。ピュアオリーブオイルは品質がまちまちなオイルを工場で精製し、そこへ高品質なエクストラバージンオイルを混ぜて作られています。

オリーブオイルと言えば香り高いエクストラバージンオイルのイメージが強いと思いますが、ピュアオリーブオイルはこの精製の工程が含まれているため香りや味に癖がなく使いやすいものになります。

エクストラバージンオイルよりお値段もお手頃で、気兼ねなく沢山使うことができますね。

また、ピュアオリーブオイルはエクストラバージンオイルよりも高い温度で揚げることができるというメリットも。

（エクストラバージンオイルはピュアオリーブオイルに比べると低い温度で煙が出てしまい、ピュアオイル程高温で揚げることができません。）

香りの良いエクストラバージンオイルは生で使い、ピュアオイルは加熱用と使い分け頂くと良いと思います。

>>オリーブオイルの種類と選び方

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揚げ物油としてのオリーブオイル