ぬか床不要?ヨーグルトで作るぬか漬けとは!?
ぬか床で作ったぬか漬けは、栄養満点ですし食べても美味しいものです。一般的にぬか漬けというのは、ぬか床で作るものですが、方法はそれだけではありません。なんと、ヨーグルトでぬか漬けを作ることもできるのです!
もしかしたら、ヨーグルトを使ったぬか漬けなんて…と思っている人も、少なからずいるかもしれません。そんな人のために、ヨーグルトぬか漬けの作り方から味や栄養まで、関連する情報をわかりやすく伝えていきます。
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ヨーグルトでぬか漬け作り
ぬか漬けはぬか床を使用するものです。これはぬか漬けのことを知っている人であれば、誰でもわかる簡単なことかもしれません。しかし、普段使用している通常のぬか床でなくても、ぬか漬け作りができることをご存知でしょうか?
実は、普段から多くの人が美味しいと食べているヨーグルトを使うことによって、ぬか漬けができてしまうのです。しかも美味しいと大好評!
ヨーグルトを使ったぬか漬けは、ある意味冒険?と思ってしまう人もいるかもしれませんが、おいしいぬか漬けを作ることができる最高の食品なのです。
ここでは、誰もが耳を疑ってもおかしくない、ヨーグルトぬか漬けの秘密に迫っていきます。
ヨーグルトぬか漬けのメリット
ぬか床で作るぬか漬けと同じように、ヨーグルトで作るぬか漬けにもメリットがあります。初めに、どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
- 漬けた後の水っぽいと思われるヨーグルトの水分は、調理に利用できる。(肉や魚を漬け込むことで、肉を柔らかくしてくれたり、魚の臭みを取ってくれる。)
- ヨーグルトを食べたことによる期待できる良い効果が、そのまま体に反映される。
- 漬けた後のヨーグルトの液体は、2~3回再利用できる。
- 簡単に作ることが出来る。
- 毎日混ぜる必要がない。
- 臭くない
ぬか漬けの良いところに、ヨーグルト独自の効能がプラスされ、さらに体に良い効果をもたらしてくれます。また、ぬか床がないといったときでも、ヨーグルトがあればぬか漬けを作ることができるので、頼りになる食品です。
再利用に関しては、目安の回数なので、この回数を必ず守らなければいけないということはありません。ヨーグルトは臭いが移ってしまいやすいといわれているので、臭いが気になる人は早めに取り替えた方が良いかもしれません。
使っていて、もしも表面にカビのようなものが発生してしまったときには、速やかに交換し、新しいものに取り替えるようにしましょう。
ヨーグルトぬか漬けの味は?
ヨーグルトで作るぬか漬けだからまずいのでは?これは当たり前の疑問です。
確かに、ヨーグルトで漬物と聞けば、おいしいはずはないって思うのが普通です。しかし、聞くのとやってみるのとでは全く違います。ヨーグルトで作ったぬか漬けは普通に美味しいです。
味は、さっぱりしたぬか漬けの味という感じで本格的に漬け上がります。では、何故ヨーグルトを使ったぬか漬けは、ぬか漬け本来の味とそんなに変わらないのでしょうか。
一番のポイントは、米ぬかの代わりにヨーグルトを使用しているところです。米ぬかとヨーグルトの共通点といえば乳酸菌です。
米ぬかとヨーグルトに含まれる乳酸菌は全くの別物ですが、乳酸菌が旨味を生み出してくれる働きは一緒です。そのため、ヨーグルトを使っても味が似てくるのです。
ヨーグルトぬか漬けの簡単な作り方
ヨーグルトぬか漬けは、材料と道具さえ揃っていれば、誰でも簡単に作ることができます。あまりにも簡単すぎて、すぐに自宅で実践したくなりますよ。
揃える物
- プレーンヨーグルト100g
- 塩小さじ1杯
- 漬ける野菜
- 容器
作り方
- 容器にプレーンヨーグルト、塩、を入れて良くかき混ぜる。
- 全体をなじませ、用意した野菜を入れる。
- 冷蔵室または野菜室に入れる。
ヨーグルトにも色々なタイプがありますが、オーソドックスなプレーンタイプが使いやすくておすすめです。
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たったこれだけでヨーグルトぬか漬けの完成です。こんなに簡単にできてしまうなんて驚きですよね?本格的にヨーグルトでぬか床を作りたければ、塩を味噌にすることでぬか床らしさがでます。
ヨーグルトと味噌でぬか漬けを作る場合には、ヨーグルトと味噌を1:1の割合で良くかき混ぜれば、すぐに野菜を漬けることができます。
さらに、本格的なぬか漬けの風味を求めていたら、ちぎった食パンを入れてみて下さい。酵母が活性化されて、よりぬか漬けらしい味わいに変身します。
冷蔵庫に入れて漬ける期間の目安は、浅漬けであれば1日、しっかりとした味が好みであれば、2日くらい漬け込みます。
ヨーグルトぬか床の手入れ
ヨーグルトで作ったぬか床は、通常のぬか床と違い手入れの必要がありません。水分が多くなっても継ぎ足しや水抜きは不要です。もちろん、かき混ぜることもありません。
ただ、ヨーグルトぬか漬けの場合は、使っても2~3回程度です。2~3回という回数も目安でしかありませんし、人によっては1回しか使わない人もいます。
使い回しはできますが、ヨーグルトぬか床の状態が平気かどうかというのは、自分で判断するしかありません。
ヨーグルトぬか漬けの賞味期限
ヨーグルトで漬けたぬか漬けは、できればその日のうちに食べるのが一番美味しいです。漬けた後に取り出して、2日程度は持ちますが、あまり時間が経過すると酸っぱくなり過ぎてしまいます。
酸っぱいのが好みならば問題ありませんが、保存する時には常に漬物の状態をチェックしましょう。異常な臭いを発していたり、あまりにも色が変わっていたりしたら食べないほうが良いです。
賞味期限が過ぎたヨーグルトは使用できる?
ぬか漬けに使用するヨーグルト自体の賞味期限は、一度も蓋を開けていないものに関しては、多少過ぎても問題はありません。
ただ、一度蓋を開けて空気に触れているものを、賞味期限が過ぎても、長い間保存し続けていた場合には使わない方がいいです。使う場合には、ヨーグルトを確認することをおすすめします。
ヨーグルトぬか漬けの栄養素と効果
ヨーグルトを使用したぬか漬けには、たくさんの栄養素が含まれています。摂取することによって、ヨーグルトの効果がそのまま現れると思ってもらっていいでしょう。ヨーグルトを使ったぬか漬けには、どれだけの栄養素が含まれていて、どんな効果が期待できるのでしょうか。
たんぱく質
三大栄養素のひとつで、ヨーグルトには豊富に含まれています。血液や筋肉を作るためには、欠かすことができない栄養素です。
炭水化物
三大栄養素のひとつである炭水化物は、消化吸収によってブドウ糖などに分解されます。体を動かしたり、脳を働かせたりする役割を担っています。
脂質
三大栄養素のひとつで、人間にとっては大きなエネルギー源です。野菜、肉、魚など様々な食品から摂取することができます。基礎代謝の活動には必要不可欠な栄養素です。
カルシウム
人間の骨の源になる栄養素です。カルシウムは、骨を作るだけではなく、精神を落ち着かせてくれる働きを持っているので、イライラの予防効果が期待できます。
ビタミン
美容効果が期待でき、肌に潤いを持たせたり髪の毛を綺麗にしてくれたり、色々な役割を担っています。ビタミンA、B群、Dと、ヨーグルトには豊富なビタミンが含まれています。
ヨーグルトを食べたことによる良い効果
ヨーグルトには、体に良い成分がたくさん含まれていることが良くわかりました。それでは、ヨーグルト自体の期待できる効果にはどのようなものがあるのでしょうか。
- コレステロール値の減少
- 生活習慣病の予防
- 脂肪燃焼の促進
- 免疫力向上
- 整腸作用
- 便秘改善
- 美容効果
これだけの効果が期待でき、更に漬けた野菜を食べることによって、プラスアルファの栄養分を体に摂り入れることができます。こんなにもたくさんの健康効果が期待できるのならば、ヨーグルトぬか漬けは毎日でも食べたいですね。
ヨーグルトぬか漬けと通常のぬか漬けの栄養効果の違い
ヨーグルトぬか漬けも通常のぬか漬けも、栄養素がたくさん含まれているという点は同じです。含まれている栄養素の違いから、効果も多少違ってきます。
プレーンヨーグルトに含まれる100g当たりのカルシウムは約120mgです。一方、ぬか漬けに使用する米ぬかは100g当たり約46mgです。ヨーグルトの方が3倍近くのカルシウムが含まれていることが分かります。
食物繊維の場合ですと、米ぬか100g当たり約7.8mgの食物繊維が含まれていますが、プレーンヨーグルトには含まれていません。
このように、ヨーグルトと米ぬかで含まれている栄養素が違ってきます。栄養素を意識するのであれば、どんな栄養素を摂取したいのかを考えた上で、どちらのぬか漬けにするのか決めるのがいいでしょう。