まるでチーズ？ギリシャヨーグルトとは？

濃厚でクリーミーな食感が欧米で大ブームとなっているギリシャヨーグルト。健康意識の高い女性を中心に、近年では日本国内でも注目度が上がってきています。

そこで、ギリシャヨーグルトの特徴や歴史、一般のヨーグルトとどのような違いがあるか？どのような活用方法があるか？などなど、ギリシャヨーグルトについて詳しく解説していきます。

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ギリシャヨーグルトとは？

ギリシャヨーグルトの大きな特徴は、高タンパク質、低カロリーである事です。この特徴はギリシャヨーグルトならではの「水切り」という独特な製法によって生まれました。

日本国内では、ギリシャで伝統的に作られているという事でギリシャヨーグルトと呼ばれていますが、英語ではグリークヨーグルト（Greek yogurt）と呼ばれたり、水切り（Straining)という製法を使う事からストライネッドヨーグルト（Strained yogurt)と呼ばれる事もあります。

また、水切り製法によって、ホエーや水分が取り除かれる事で、チーズのような堅めな食感であり、ヨーグルトチーズなんて呼び名で呼ばれる事もあります。

ちなみに、ギリシャヨーグルトは本来「羊の乳」を原料とするものが主流とされていました。しかし慣れない人にとっては独特な臭みが受けられられない事も多く、現在では主に牛の乳を使用したギリシャヨーグルトが市場に多く出回っています。

ギリシャヨーグルトの歴史

ギリシャヨーグルトは、ギリシャ、地中海地方、東ヨーロッパの国々で何世紀にもわたって愛用されていたとのことです。ギリシャではヤギと羊の放牧が昔から盛んでギリシャヨーグルトは「モスリン」という綿（ガーゼのようなもの）でろ過して作っていました。

ろ過することによって、水分や乳清（ホエー）が除去され濃厚でクリームチーズのような食感になり、高タンパク質、低カロリーの特徴が生まれました。

今でも、ギリシャの人々は、冷たい料理から温かい料理までいろいろな料理に使用してギリシャヨーグルトは食卓に欠かせない食材になっています。

ギリシャヨーグルトの効果と効能

ギリシャヨーグルトは「水切り」製法によって、一般のヨーグルトより約2倍以上の高タンパク質になっています。ギリシャヨーグルトは、良質な高タンパク質で低カロリー、そして、腹持ちが良い、という特徴があり、ダイエット中の食品としては最適です。

ギリシャヨーグルトには、カルシウム、ミネラル、B1やB2も豊富に含まれているため、美肌効果、免疫力アップ、便秘、むくみの予防、骨粗しょう症の予防、丈夫な骨づくり、などに効果的と言われています。

アメリカでは、2007年頃からギリシャヨーグルトが発売されるようになり、最近ではヨーグルトの中のシェアーは半分近くまで成長しているようです。

これは、アメリカの健康志向の強い方たちに愛されギリシャヨーグルトが大人気となっているためです。

>>ギリシャヨーグルトの効果効能について詳しくはコチラ

ギリシャヨーグルトと一般的なヨーグルトの違い

ギリシャヨーグルトは、クリームチーズのような「濃厚」で「クリーミー」、「なめらかさ」、「チーズ味」と「酸味」を併せ持った食感をしています。「水切り」によって濃縮されているためスプーンに乗せて逆さにしても落ちません。

このような特徴から「冷たい料理」だけでなく加熱によって溶けにくいので「温かい料理」にも使用できます。

いろいろな料理にギリシャヨーグルトの味を加味して低カロリーの料理ができます。少し酸味を生かし、チーズ味が加味され低カロリーの美味しい料理になります。

また、より詳しく解説するのであれば、ギリシャヨーグルトと一般のヨーグルトでは下記のような違いがあります。

• 製法の違い
• 成分の違い
• 料理への活用方法の違い

製法の違いについて

ギリシャヨーグルトは、一般のヨーグルトに比べ、「水切り」という製造上の工程が加わります。このため、水分や乳清（ホエー）が除去され濃厚になり、クリームチーズのような、濃厚で、なめらかな食感、チーズのような味わい、もっちりとして腹持ちが良くなります。

また、ギリシャヨーグルトの水切り製法には、一般的に水切りと聞いて思い浮かべるコーヒードリップのような濾過製法だけでなく、遠心分離機を使用するなどの近代的な製法が取り入れられるケースもあります。

成分の違いについて

	ギリシャヨーグルト	ブルガリアヨーグルト
熱量	100Kcal	62Kcal
タンパク質	9.9g	3.4g
脂質	4.8g	3.0g
炭水化物	4.2g	5.3g
ナトリウム	33mg	51mg
カルシウム	100mg	109mg

ギリシャヨーグルトと一般のヨーグルトを比較すると、上記の表のようにタンパク質が2倍以上含まれています。

また、その他の成分はあまり変わりません。少しナトリウムが少ないので減塩を気にされる方はギリシャヨーグルトがよいようです。

料理への活用方法の違いについて

一般的なヨーグルトといえば、フルーツを加えて食べたり、ハチミツや砂糖を加えて食べたりと、ヨーグルトを食べるという事がメインになりがちですが、クリーミーでチーズのような味わいのギリシャヨーグルトは様々な料理にも応用可能な特徴があります。

ギリシャの食卓に欠かせないギリシャヨーグルトを使用した伝統レシピとしては、ギリシャヨーグルトに刻んだキュウリを加えて作るディップや、サラダにギリシャヨーグルトとマヨネーズを和えて食べたりと、様々な料理方法で活用されています。

ギリシャヨーグルトの使い方とおすすめレシピ

ギリシャヨーグルトは、高タンパク、低カロリーの特徴を生かし、ダイエット中の人々は高カロリーの食材をギリシャヨーグルトへ代えて食事を楽しんでいます。

以下に、どのような食材をギリシャヨーグルトに代えたら低カロリーでおいしい料理になるかをご紹介します。

マヨネーズやドレッシングの代わりに使用

マヨネーズは高カロリーなので、ギリシャヨーグルトをサラダやドレッシングへ使用するとカロリーを抑えられ食感もまろやかでチーズ風味の新たな一品ができます。

生クリーム、サワークリームの代わりに使用

生クリームもサワークリームも高カロリーなので、肉料理、魚料理、サラダ、ドリンクなどへ使用すると低カロリーでクリーミーなおいしい料理になります。

バターの代わりに使用

ギリシャヨーグルトは、バターの代わりにパンやトーストにぬって適度な酸味と、チーズのような味わいがトーストの香ばしさや塩味と合わさって、とても美味しくなります。また、オーブン料理へも使用すると低カロリーでクリーミーな料理に仕上がります。

チーズの代わりに使用

ギリシャヨーグルトは、クリームチーズのような味わいと食感がありますのでグラタンや他のチーズ料理へも使用すると低カロリーの料理ができます。

おすすめのギリシャヨーグルトのご紹介！

近年注目度が急上昇しているギリシャヨーグルト。早速食生活に取り入れたいという人も多いのではないでしょうか？

初めてギリシャヨーグルトを食べるという人でも、手軽に挑戦できるおすすめのギリシャヨーグルトを厳選してご紹介いたします。

森永乳業 / 濃密ギリシャヨーグルト　PARTHENO（パルテノ）

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日本で初めて販売されたギリシャヨーグルトで、3倍濃縮です。滑らかな舌触りとクリーミーな食感で酸味控えめです。

種類は、プレーン、はちみつ付き、ラズベリーソース付き、ブルーベリーソース付き、キウイソース付き、グレープフルーツソース付き、レッドグレープソース付き、マンゴーソース付き、ピーチソース付き、があります。

なめらかな上品な味わいがお好きな方におすすめです。断然人気があります。

>>パルテノについて詳しくはコチラ

ダノン / オイコス

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「小腹を黙らせるヨーグルト」で販売しています。こちらは2倍濃縮タイプ。少し酸味があり、甘さ控えめで、腹持ちが良いのが特徴です。小腹がすいたときにおすすめです。

中沢フーズ / Greek Yogurt

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業務用生クリームを製造販売しているメーカーで、ギリシャのサーモフィラス菌を使用しています。少し酸味があり、柔らかめの仕上がりです。1Kgと大きいのでたっぷり食べたい方におすすめです。