太る?ヨーグルトのカロリーとダイエット
ヨーグルトはダイエット効果が期待できることでも知られています。ここで疑問が生まれるのですが、ヨーグルトは本当にダイエットに向いているのでしょうか。そもそもヨーグルトのカロリーが、ほかの物に比べて高いのか低いのか良く分かりません。
ヨーグルトには多くの製品があり、製品によってカロリーも違ってきます。ここではヨーグルトのタイプ別カロリー差や、ほかの食品に比べるとヨーグルトのカロリーは高いのか低いのか?ヨーグルトのカロリーに密着していきます。
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そもそもカロリーとは?
カロリーというのは簡単にいうと、体内エネルギーを把握するために必要な単位です。カロリーには摂取カロリーと消費カロリーがあります。このカロリーの摂り方によって、太ってしまったり痩せてしまったりするわけです。
- 摂取カロリー:物を食べることによって体内に入ってくるエネルギーのことをいいます。
- 消費カロリー:基礎代謝や運動をすることによって消費されるエネルギーのことをいいます。
体型を維持するためには、摂取カロリーと消費カロリーのバランスが鍵になります。これらをふまえてヨーグルトのカロリーのことを考えていきましょう。
ヨーグルトを食べるときにカロリーは気にするべき?
普段の生活でカロリーを気にしている人は少ないでしょう。太りたかったり痩せたかったり、特別な理由が無ければカロリーなんて気にしないはずです。
どんな食品でもそうですが、食べ過ぎれば太りますし食べなければ痩せて行きます。これは、ヨーグルトでも同じことがいえます。
ただ問題となるのは、普通の食事よりも手早く食べることができてしまうヨーグルトですから、過剰摂取してしまう可能性が高いです。できることならば、ヨーグルトを食べるときにはカロリーを気にした方がいいかもしれません。健康のことを考えればなおさらです。
ヨーグルト1食分のカロリーはどれくらい?
製品によって違いはありますが、100gあたりだいたい70kcal前後と思っておいて間違いないでしょう。これを1食分にすると、1個あたりのg数に応じて増えたり減ったりします。
多くの製品は食べきりサイズで少なくても1個80gくらい、多くても120gくらいが定番のようです。これを見る限りでは、ヨーグルトのカロリーというのはそんなに高くないように思えます。
しかし、砂糖と比べてみると、砂糖大さじ1杯は約35kcalです。ヨーグルトを100g摂取したとすると、砂糖大さじ2杯程度ということになりますから、それなりのカロリーを摂取していることになります。
ほかの食品と比べたヨーグルト1食分のカロリー
ヨーグルト1食分のカロリーはだいたい把握できたかと思います。それでは、ヨーグルト1食分のカロリーは、ほかの食品と比べると高いのか低いのかについて説明していきます。
いくつかの食品と比べれば、ヨーグルト1食分のカロリーがどの程度の高さなのか良く分かります。ここでは分かりやすくするため、明治ブルガリアヨーグルトとほかの食品を、それぞれ100g当たりのカロリーで比較していきます。
明治ブルガリアヨーグルト:62kcal
穀類
- ゆでうどん:105kcal
- ゆでそば:132kcal
- ゆで中華麺:149kcal
- お米:168kacl
- お餅:235kcal
- 食パン:264kcal
卵類
- 卵:151kcal
- うずらの卵:182kcal
肉類(生)
- 鶏肉ささみ105kcal
- 豚レバー:128kcal
- 牛レバー:132kcal
野菜類(生)
- レタス:12kcal
- 大根:18kcal
- トマト:19kcal
- じゃがいも:76kcal
果物類
- いちご:34kcal
- もも:40kcal
- メロン:42kcal
魚介類(生)
- あさり:30kcal
- まだこ:76kcal
ジャンル別に代表的なものを紹介しましたが、それぞれの食品とヨーグルトを比較すると、ヨーグルトのカロリーは高いというほどではありません。毎日食べていてもおかしくないお米と比較しても、お米の方がよっぽど高いことが分かります。
1日に食べるヨーグルトの適正量
ほかの食品とヨーグルトを比較した結果、ヨーグルトのカロリーが思っているほど高くないことがわかりました。では、ヨーグルトを毎日食べるときの適正量はどれくらいなのでしょうか?
ヨーグルトは毎日食べなければ意味がありません。だからといって大量に摂取していては体にも良くありませんから、摂取する量を考えることがポイントになります。
一般的には1日に必要な乳酸菌を摂取しようとすれば、ヨーグルトを毎日200~300gは食べなければならないといわれています。しかし、この量を毎日摂取するのは困難です。
おすすめは、1日のヨーグルト目安量を最低でも100g以上にし、足りない分はヨーグルト以外の「植物性乳酸菌含有食品」などから摂取することです。また、1日にヨーグルトを200g以上食べると、それ以上は乳酸菌が増えないともいわれていますから、食べても1日に200g程度が望ましいと思われます。
このことから1日に食べるヨーグルトの適正量は100~200gといえます。運動をしていて消費カロリーが多い人などは、少しくらいヨーグルトを多めに食べても平気でしょう。また、食べきりサイズの場合には、1個を1食として考えても問題はありません。
ヨーグルトによって違ってくるカロリーの比較
色々なタイプのヨーグルトがありますが、当然それぞれのカロリーも違ってきます。製品によってのカロリーの違いとはどのようになっているのでしょうか?
ヨーグルトには、カロリーが高いタイプと低いタイプとに分かれます。ここでは、どんなヨーグルトのカロリーが高くて低いのかをタイプ別に比較していきます。
加糖ヨーグルトと無糖ヨーグルトのカロリー差
ヨーグルトを食べたことのある人ならば、無糖と加糖があることを知っているかと思います。聞いたことがあっても、中々比較をする人は少ないのではないでしょうか。無糖と加糖とでは、100g当たりどれくらいのカロリー差があるのかを見ていきましょう。
明治
- 明治ブルガリアヨーグルトプレーン無糖:62kcal
- 明治ブルガリア飲むヨーグルトプレーン加糖:67kcal
小岩井乳業
- 小岩井生乳100%ヨーグルト無糖:65kcal
- 小岩井生乳ヨーグルト加糖:89kcal
製品によって違いはありますが、やはり加糖の方が砂糖を使っている分カロリーが多くなっています。思ったほどのカロリー差ではないようにも思えますが、100g当たりのカロリーなので、多く食べればそれなりに差が出てきます。選ぶ際には良く考えてから買うのがいいでしょう。
低脂肪ヨーグルトとプレーンヨーグルトのカロリー差
ヨーグルトには低脂肪タイプのヨーグルトもあります。低脂肪タイプはカロリーが低めなものが多いです。代表的なプレーンヨーグルトと、100g当たりどれくらいの差があるのかを見ていきましょう。
小岩井乳業
- 小岩井生乳100%ヨーグルト:65kcal
- 小岩井生乳ヨーグルトクリーミー脂肪0:48kcal
一番比較しやすくてわかりやすいメーカーを選びました。どちらもプレーンタイプで片方が脂肪0タイプだとこれだけのカロリー差があります。普通のプレーンタイプもカロリーは高くありませんが、低脂肪タイプがより健康に配慮した製品だということが分かります。
飲むヨーグルトと一般的なヨーグルトのカロリー差
代表的ともいえる、一般的なヨーグルトと飲むヨーグルトとでは、100g当たりどれくらいのカロリー差があるのでしょうか。
- 明治ブルガリアヨーグルトプレーン:62kcal
- 明治ブルガリアのむヨーグルトプレーン:67kcal
同じメーカーで比較してみると、カロリーに差がないことがわかります。のむヨーグルトの方にはブドウ糖や砂糖が入っているので、その分カロリーが多くなってしまいます。また、一般的なプレーンヨーグルトの方は糖質が0ですが、のむヨーグルトの方は糖質が12.4gになります。
自分の好きなタイミングで飲むことができるドリンクヨーグルトは、カロリーよりも糖質の方を気をつけるべきかもしれません。
低糖や低脂肪、低カロリータイプなどヨーグルトもバリエーションが豊富なので、味や自分がどのようにしたいのかを見極めて、ヨーグルトを選ぶのがいいでしょう。
ダイエットにおすすめなヨーグルト
体のことを考えれば、やはり低カロリーヨーグルトを選ぶのが無難です。多くの製品の中からおすすめの低カロリーヨーグルトを紹介します。
小岩井 / バニラヨーグルト脂肪0
現在の価格はコチラ |
ブルボンのバニラの味わいがそのまま楽しめる、脂肪0タイプのヨーグルトです。味にこだわりがある人にはおすすめです。
森永 / ビヒダスBB536プレーンヨーグルト脂肪0
現在の価格はコチラ |
生きて腸まで届くビフィズス菌536が含まれているヨーグルトです。100g当たり46kcalとほかの製品に比べるとカロリーが低く、体のことを考えている人にはおすすめの製品です。