紅茶の人気茶葉【キーマン(祁門)】の魅力と特徴
世界三大紅茶の1つに数えられる「キーマン紅茶」。中国で作られている希少で高価なキーマン紅茶は、花のような甘い香りが特徴の人気の紅茶です。
そんなキーマン紅茶の特徴や美味しい飲み方、おすすめの茶葉についてご紹介します。
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キーマンって何?
キーマンとは、世界三大紅茶の1つに数えられる中国で作られている紅茶です。安徽省祁門県附近で清の時代から作られている歴史去る紅茶であり、世界中で高い人気を誇っています。特にイギリスには、キーマン紅茶のファンが多いと言われています。
キーマンは「祁門」と表記され、日本では「キーマン」や「キームン」、「キーモン」等と呼ばサイトを表示れています。キーマンは発酵度が高い紅茶であり、「キームン香」と称される花のような甘い香りが特徴的です。そんなキーマンの特徴や美味しい飲み方についてご紹介します。
キーマンの特徴
キーマンは非常に繊細な茶葉と、「キームン香」と称される甘い花のような香りが特徴的な紅茶です。飲み口は甘く芳醇であり、世界中で高い人気を誇っています。
1940年代ごろには北米で非常に高い価格で取引されており、当時は一般市民には手の届かない上流階級の嗜好品でした。キーマンはセレブたちにも愛されており、ルーズベルト元大統領やビクトリア女王にも愛されていたと言われています。
キーマン独特の甘くて芳醇な花のような香りの秘訣は、茶園にあります。キーマンの茶園は山岳地帯に点在しており、低温多湿で降雨量が多い気候によってアミノ酸の1種である「テアニン」が茶葉に豊富に含まれます。
テアニンは通常、茶葉が日光を吸収することによってポリフェノールへと合成されます。しかし、霧が深いキーマンの産地は日光を遮られることが多く、ポリフェノールへ返還されにくい環境にあります。
それゆえ、テアニンが茶葉に豊富に含まれており、キーマン独特の芳醇な香りを持つ紅茶となっています。
また、キーマンは8つのグレードに分けられています。各グレードは以下の通りです。
- 特貢
- 貢茶
- 礼茶
- 特茗
- 特級
- 一級
- 二級
- 三級
「特貢」と「貢茶」は非常に高価であり、政府高官や国賓へのプレゼント用として使われることが多いです。日本で流通しているキーマンの多くは「特茗」以下がほとんどです。グレードが上がるほどに香りや味が強く濃くなる傾向があります。
キーマンのおすすめの飲み方
最高級品には驚くような高値が付くことも珍しくない、高級紅茶「キーマン」。蘭の花のような甘い香りと、果物のような甘さが特徴的な紅茶です。明るく澄んだ水色も美しく、飲み方としては「ストレートティー」がおすすめです。
高級紅茶ですので、紅茶本来の味や香りを楽しめるストレートが最もキーマンの美味しさを感じられる飲み方です。また、華やかで甘い香りが特徴的ですので、コクが増す「ミルクティー」にも良く合います。
おすすめのキーマン紅茶
花のような芳醇な香りから、キーマン紅茶は「中国茶のブルゴーニュ酒」とも称されています。華やかで芳醇なキーマン紅茶の香りから、東洋の神秘を彷彿としていたのかもしれません。そんなキーマン紅茶の中でも、特に人気・評価の高いおすすめのキーマンをご紹介しますので、紅茶選びの参考にしてみて下さい。
MUSICA TEA キーマン
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日本で初めて本格的なポット紅茶を出した喫茶店として有名な「ティーハウス・ムジカ」 が展開する紅茶ブランド「MUSICA TEA」のキーマンがおすすめです。「MUSICA TEA」は独自ルートで仕入れた高品質な茶葉を良心的な価格で販売しているブランドであり、品質に安心感があります。
このキーマンは、キーマン独特の花のような芳醇な香りと、果物のような甘さとスモーキーさが感じられる紅茶であり、キーマン初心者の方にもおすすめです。キーマン独特の風味を感じたい人におすすめの紅茶茶葉です。
軽井沢紅茶館 キーマン
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軽井沢の紅茶専門店「軽井沢紅茶館」が展開しているブランド「軽井沢紅茶館」のキーマン紅茶もおすすめです。 個性的なスモーキーフレーバーが特徴的であり、強いコクが感じられます。
また、華やかな香りが強く、渋みも少ないので食事中というよりも、ティータイムにおすすめの紅茶です。非常におすすめな上質のキーマン紅茶です。