シャンパンの美味しい飲み方
結婚式などのお祝いの席でよく飲まれるシャンパンは、フォーマルな場面で飲まれることが多いお酒ともいえます。
正式な場面で恥をかかないようにシャンパンの飲み方のマナーについてご説明します。
他にもシャンパンの美味しい飲み方や、シャンパンが苦手な人でも飲める飲み方もご紹介します。
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シャンパンの飲み方マナー
シャンパンのボトルには25億個以上の泡が含まれています。
細かな泡は見た目にも美しく、爽やかなでエレガントなお酒として結婚式などのお祝いの場でも定番となっており世界中で愛されています。
それゆえシャンパンは、フォーマルな場面で乾杯酒や食前酒として飲まれることが多いお酒でもあります。
そこで恥をかかない為に、シャンパンの飲み方のマナーについてご説明します。
シャンパンを美味しく飲むための正しい開け方と正しい注ぎ方については別のページで詳しく解説していますので、興味のある方はご覧ください。
シャンパングラスの持ち方
シャンパングラスを持つ場所は、基本的にはステム(脚)の部分を持つようにしましょう。
シャンパングラスのステムを人差し指と親指で掴み、中指を添えるようにして持つとエレガントで美しく見えます。
シャンパングラスのボウル(胴)の部分を持つと手から体温が伝わってしまい、シャンパンの炭酸が抜けやすくなってしまいます。
しかし、立食パーティーなど、ステムを持つと不安定になってしまうようなシーンではボウル部分を持つようにしましょう。
シャンパンをこぼしてしまったりシャンパングラスを割らないようにするためです。
どちらが正解というわけではないので、臨機応変に状況によって持ち方を変えるようにしてください。
シャンパングラスの扱い方
シャンパンを注いでもらう時はシャンパングラスをテーブルに置いたままにしておくことがマナーです。
グラスを持ったままだと注がれないこともありますし、マナーを知らない人だと思われますのでご注意ください。
シャンパンを飲む時はグラスに口を近づけるのではなく、顎を引いてシャンパングラスを傾けて飲むとエレガントに見えます。
また、女性の場合はシャンパングラスについた口紅にも注意が必要です。
神経質になり過ぎる必要もありませんが、シャンパングラスに口紅がついた場合は、その都度さりげなく指先やナプキンで拭き取るのがマナーです。
シャンパンで乾杯する時のマナー
フォーマルな場面では、シャンパングラス同士を当てて音を出して乾杯することはマナー違反です。
シャンパングラスは繊細で美しく壊れやすいものです。
それに加え高価であることが多いので、シャンパングラス同士を接触させることは避けましょう。
シャンパンで乾杯するときの正しい方法は、シャンパングラスを胸の高さまで持ち上げ、相手の目を見てシャンパングラスを少し持ち上げて乾杯するのが正しい方法です。
あまりに高く持ち上げる必要はありませんのでご注意ください。
シャンパンをより楽しむ飲み方
シャンパンはお祝いの場面でよく飲まれるお酒ですが、自宅でも楽しむことができるお酒です。
乾杯酒や食前酒のイメージも強いですが、料理にも合うので食事中に飲むのもおすすめです。
そこでシャンパンをもっと美味しく気軽に飲むための方法をいくつかご紹介しますので参考にしてみて下さい。
シャンパンを飲む時の適温は4℃~10℃
シャンパンはよく冷やして飲んだ方が美味しいお酒なので4℃~10℃を目安にしてください。
6℃も差があるのはどんなシャンパンかによって適温が変わってくるためです。
- 甘口シャンパンの適温:4℃
- 辛口シャンパンの適温:6℃~8℃
- ヴィンテージシャンパンの適温:10℃
甘口シャンパンはしっかりと4℃前後に冷やして飲むと、甘さや風味が引き立ち美味しく飲むことができます。
一般的なシャンパンである辛口シャンパンやブラン・ド・ブランは、爽快さを引き立てるために6℃~8℃前後に冷やすのがおすすめです。
熟成期間が長いヴィンテージシャンパンやブラン・ド・ノワールは、冷やしすぎると風味を味わえない可能性があるので、10℃前後で飲むようにしましょう。
ただ、温度を調整するのが面倒な方もいると思いますので、そういった場合は4℃~10℃前後を目安にしてみてください。
シャンパンの上手な冷やし方
長期間保存しない場合は冷蔵庫で事前に冷やしておきましょう。
冷蔵庫の温度は大体5℃くらいなので、飲む時の温度が7℃ほどになります。
もしすぐに冷やさないといけない場合は、シャンパンクーラーなどの容器に氷水を入れ、シャンパンボトルのネックまで沈めると、30分程度で十分冷やすことができます。
急いでいるからと言って冷凍庫で冷やすと、風味などが損なわれてしまうのでしないようにしてください。
シャンパンとイチゴの組み合わせ
シャンパンとイチゴと言うと、シャンパングラスの中にイチゴを入れる飲み方を想像する方が多いと思います。
この飲み方はバブル期の下品な印象が強い飲み方ですが、イギリスの伝統的な飲み方の1つです。
シャンパングラスに刻んだイチゴを入れることもありますが、シャンパンのつまみとして別々に楽しむことの方が多いです。
テニスのウィンブルドンの開催時期がイギリスのイチゴの旬と重なることもあり、テニス観戦をしながらシャンパンとイチゴを楽しむ飲み方が有名になり、そこからフランスに伝わって世界中に広まったと言われています。
季節の果物とシャンパンは相性が良く、おすすめの飲み方ですが、シャンパンの種類やイチゴの甘みと酸味のバランスによっては合わないこともあるので、好みの組み合わせを探してみるのも楽しいと思います。
シャンパンが苦手な人でも美味しく飲む方法
シャンパンが苦手な方でも飲まなくてはいけない場面もあるかもしれませんので、苦手な人でも飲みやすくする方法をご紹介します。
あまりおすすめは出来ませんが、大量に飲む必要があるホストやキャバクラ嬢はシャンパンの泡でお腹が膨れないように、割り箸でかき混ぜることで炭酸を抜いてから飲むこともあります。
シャンパンの泡が苦手な人は試してみてはいかがでしょうか。
もちろん正式な場面やレストランではマナー違反ですのでご注意ください。
初心者でも飲みやすいおすすめのシャンパンを知りたい方はコチラ
また、お酒が得意ではない方は、イチゴやライムなどのフルーツを入れると飲みやすくなります。
シャンパンは何かで割って飲むことが少ないお酒ですが、オレンジジュースやピーチジュースで割ると、ミモザやペリーにという名前のカクテルになりますので、試してみて下さい。