シャンパンを使った美味しいカクテルのレシピまとめ
シャンパンカクテルには有名な「ミモザ」や「キール・ロワイヤル」をはじめ、様々な種類があります。
「シャンパンカクテル」という名前のカクテルもあり、味わいが様々ななので自分に合ったシャンパンカクテルを見つけるのも楽しいかもしれません。
ここではそんなシャンパンカクテルの様々なレシピを紹介しています。
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シャンパンカクテルとは?
シャンパンカクテルという言葉には2つの意味が存在します。
1つは「シャンパンをベースにしたカクテル」という意味、そしてもう1つは「カクテルの名称としてのシャンパンカクテル」です。
「シャンパンカクテル」と呼ばれるカクテルは、ショートドリンクスタイルで飲まれるカクテルであり、度数は10〜15度前後、中口の味覚を持っており、ビルドと呼ばれる技法で作られるカクテルです。
よく冷やしたソーサー型シャンパングラスに角砂糖を入れ、角砂糖にビターズを染み込ませます。
そしてよく冷えたシャンパンでグラスを満たし、レモンピールを絞って作るのが定番の作り方です。
名作映画「カサブランカ」で「君の瞳に乾杯」と言ってシャンパン・カクテルを飲んだシーンで世界的に有名になったと言われています。
この「シャンパンカクテル」以外にも、シャンパンを使用した美味しいカクテルには様々な種類があります。
ここからはそんなシャンパンベースのカクテルについて詳しく紹介していきます。
キール・アンペリアル
キール・ロワイヤルのクレームド・カシスの代わりに、ラズベリーのリキュール「フランボワーズ」を使ったカクテルが「キール・アンペリアル」です。
王様という意味のロワイヤルを超えるカクテルとして「皇帝」という意味のアンペリアルと名付けられました。
シャンパンを代表するカクテル「キール・ロワイヤル」よりも酸味が強く、甘酸っぱいカクテルです。
キール・アンペリアルの材料
- シャンパン:4/5
- クレーム・ド・フランボワーズ:1/5
キール・アンペリアルの作り方
冷やしたグラスにクレーム・ド・フランボワーズを入れ、冷やしたシャンパンを注ぎ軽くステアする。
キール・ロワイヤル
白ワインを使った定番のカクテル「キール」の白ワインをシャンパンに変えたカクテルを「キール・ロワイヤル」と言います。
キール・ロワイヤルは「王のキール」という意味であり、オーストリア生まれのカクテルです。
単にシャンパン・キールと呼ぶこともありますし、英国風にロイヤル・キールと呼ばれることもあります。
使用するシャンパンは辛口が合うとされており、スパークリングワインで代用することもできます。
キール・ロワイヤルの材料
- シャンパン:8/10~9/10
- クレーム・ド・カシス:1/10~2/10
キール・ロワイヤルの作り方
冷やしたグラスにクレームド・カシスを入れ、冷やしたシャンパンを注ぎ軽くステアする。
シャンパンコブラー
シェーカーを使用する必要がなく、手軽に爽やかな柑橘系のカクテルを楽しめるのがシャンパンコブラー。
クラッシュドアイスを使うので夏にぴったりなシャンパンカクテルです。
材料も用意しやすいものばかりなので、自宅で気軽に作れるカクテルとしておすすめです。
シャンパンコブラーの材料
- シャンパン:適量
- レモンジュース:1tsp
- キュラソー:1tsp
- クラッシュドアイス:適量
シャンパンコブラーの作り方
冷やしたグラスにクラッシュドアイスを敷き詰め、レモンジュースとキュラソーを入れる。
最後にシャンパンを注ぎ、軽くステアして完成。
シャンパン・ジュレップ
シャンパン・ジュレップとは、シャンパンをベースにミントと角砂糖、ミネラルウォーターによって作られるカクテルです。
ミントの爽やかな香りがシャンパンに移り、角砂糖の甘さがまろやかな深みを演出してくれます。
シャンパン・ジュレップの材料
- シャンパン:適量
- 角砂糖1個
- 氷:適量
- ミントの葉:適量
- ミネラルウオーター:10ml
シャンパン・ジュレップの作り方
角砂糖、ミントの葉、ミネラルウォーターをコリンズグラスに入れる。
角砂糖を溶かしミントの葉をつぶしたら、氷を入れてシャンパンを注ぐ。
シャンパン・ブルース
1890年代に生まれた品のある爽やかなシャンパン・カクテル「シャンパン・ブルース」。
ブルーキュラソーによって透明感のあるブルーが美しく、爽やかなオレンジ風味に仕上がったカクテルです。
さわやかな風味ですので、どんな料理にも相性の良いと高い人気を誇ります。
シャンパン・ブルースの材料
- シャンパン:9/10
- ブルー・キュラソー:1/10
シャンパン・ブルースの作り方
シャンパングラスにシャンパン、ブルー・キュラソーを注ぎ、軽くステアする。
シャンパンフレーズ
苺とサクランボの香りを楽しめる、女性的なカクテルとして知られているのがシャンパンフレーズです。
甘酸っぱいカクテルで飲みやすいのが特徴、おしゃれな雰囲気を演出してくれる人気のシャンパンカクテルです。
シャンパンフレーズの材料
- シャンパン:適量
- クレーム・ド・ストロベリー:1/2tsp
- キルシュワッサー:1/2tsp
- 苺:1つ
シャンパンフレーズの作り方
シャンパングラスにクレーム・ド・ストロベリーとキルシュワッサーを入れる。
シャンパンを注ぎ、軽くステアした後、苺を飾って完成。
シャンボール・ロワイヤル
別名「シャンボールアンドシャンパーニュ」とも言われるシャンパン・カクテル「シャンボール・ロワイヤル」。
シャンボールという17世紀のフランスで作られたリキュールとシャンパンによって作られます。
シャンボールはラズベリーをベースとしたリキュールであり、バニラや蜂蜜、スパイスにコニャックの深みが溶け合った由緒正しいお酒です。
それにシャンパンの爽やかさが加わった、人気の高いカクテルです。
シャンボール・ロワイヤルの材料
- シャンパン:適量
- シャンボール:20ml
シャンボール・ロワイヤルの作り方
冷やしたグラスにシャンボールを入れ、シャンパンを注ぎ、軽くステアして完成。
セレブレーション
バーテンダーとして初めて黄綬褒章を受章した渡辺一也氏が作り出したカクテル。
1986年にHBA創作カクテルコンペティションで優勝したカクテルであり、その後のカクテルに多大なる影響をもたらしたカクテルです。
セレブレーションの材料
- シャンパン:30ml
- クレーム・ド・フランボワーズ :20ml
- ブランデー:10ml
- レモン・ジュース:1tsp
セレブレーションの作り方
シャンパン以外の材料と氷をシェーカーに入れシェークする。
シャンパングラス(ソーサー型も可)に入れ、シャンパンを注いで完成。
ディタ・インペリアル
ライチのリキュール「ディタ」を使ったシャンパン・カクテルの1つ。
ライチの甘い風味と爽やかなシャンパンが見事にマッチした上品で女性的な印象の強いカクテルです。
食前酒として高い人気を誇ります。
ディタ・インペリアルの材料
- シャンパン:適量
- ディタ:30ml
ディタ・インペリアルの作り方
シャンパングラスにシャンパンとディタを注ぎ、軽くステアして完成。
バルボタージュ
女性に人気の定番シャンパンカクテル「ミモザ」に似ている「バルボタージュ」。
ミモザよりもすっきりとした味わいが特徴となっており、ミモザよりも深い色合いを楽しめる大人なシャンパンカクテルになっています。
バルボタージュの材料
- シャンパン:適量
- オレンジジュース:90ml
- レモンジュース:30ml
- グレナデンシロップ:1tsp
バルボタージュの作り方
シャンパン以外の材料をシェーカーに入れてシェークした後グラスに注ぐ。
シャンパンを注いで完成。
ヒプノティックミモザ
フランス語で「睡眠」という意味を持つトロピカルリキュールである「ヒプノティック」。
水色の色合いが美しく、甘めのリキュールをシャンパンと合わせることによって爽やかな味わいにしている美味しいシャンパンカクテルです。
ヒプノティックミモザの材料
- シャンパン:60ml
- ヒプノティック:60ml
ヒプノティックミモザの作り方
シャンパングラスにヒプノティックを注ぐ。
その後にシャンパンを注いで完成。
ブラックベルベット
爽やかなシャンパンとコクのある黒ビールを合わせたシャンパンカクテル。
19世紀末頃からヨーロッパで飲まれているシャンパンカクテルで、イギリスの場合は辛口シャンパンを使用します。
一見味わいの相性が悪そうですが、シルクのような口当たりを楽しむことができる上品な味わいのシャンパンカクテルとなっています。
ブラックベルベットの材料
- シャンパン:1/2
- 黒ビール:1/2
ブラックベルベットの作り方
タンブラーに先に黒ビールを注いだ後、シャンパンを注ぐ。
好みによってステアも可。
ブラック・レイン
オーストラリア生まれの珍しい黒色のカクテルです。
ブラック・サンブーカが使われたシャンパン・カクテルであり、独特の薬草のような風味が特徴です。
カクテル名は松田優作の遺作「ブラック・レイン」に由来しています。
ブラック・レインの材料
- シャンパン:9/10
- ブラック・サンブーカ:1/10
ブラック・レインの作り方
ブラック・サンブーカをグラスに入れ、シャンパンを注ぎ、軽くステアして完成。
フラミンゴ
シャンパンの爽やかな口当たりとカンパリのハーブの香りの相性が良いシャンパンカクテルです。
淡いピンクの色合いが美しく、しかし見た目のは裏腹にウォッカを使った大人の味わいを楽しむことができます。
フラミンゴの材料
- シャンパン:適量
- ウォッカ:30ml
- カンパリ:10ml
フラミンゴの作り方
シェーカーでウォッカをカンパリをしっかりシェークする。
グラスに注ぎ、シャンパンを注いで完成。
ブルーシャンパン
透き通るような水色が美しいシャンパンカクテルであるブルーシャンパン。
シャンパンの爽やかな酸味とブルー・キュラソーの甘味のバランスがちょうどよく、非常に飲みやすいシャンパンカクテルになっています。
シャンパンを使用する量にもよりますが、やや辛口のシャンパンカクテルになっているので、食前酒や食中酒として楽しむことができます。
ブルーシャンパンの材料
- シャンパン:適量
- ブルー・キュラソー:1tsp
ブルーシャンパンの作り方
シャンパングラスにシャンパンとブルー・キュラソーを注ぎ、軽くステアして完成。
ブルーベリーロワイヤル
甘いお酒であるブルーベリーリキュールを使用している甘口のシャンパンカクテルがブルーベリーロワイヤルです。
シャンパンと合わせることによって甘さをすっきりさせることができるので、くどくない飲みやすいシャンパンカクテルとなっています。
女性でも飲みやすく、辛口シャンパンが苦手な方でも楽しむことができます。
ブルーベリーロワイヤルの材料
- シャンパン:4/5
- クレーム・ド・ブルーベリー:1/5
ブルーベリーロワイヤルの作り方
シャンパングラスにシャンパンとクレーム・ド・ブルーベリーを注ぎ、軽くステアして完成。
フレンチ75
第一次世界大戦の中、パリで生まれたシャンパンカクテルであるフレンチ75。
シャンパンと酸味とジン特有の香りの相性がよく、さっぱりとした味わいのシャンパンカクテルとなっています。
フレンチ75の名前の由来は、フランス軍の75口径の大砲のことです。
ジンをバーボン・ウイスキーにするとフレンチ95、ブランデーにすると125というカクテルになります。
フレンチ75の材料
- シャンパン:適量
- ドライ・ジン:45ml
- レモンジュース:20ml
- 砂糖:1tsp
フレンチ75の作り方
シャンパン以外をシェークし、コリンズグラスに注ぐ。
その後シャンパンを注ぎ、軽くステアして完成。
ベリーニ
1948年にイタリア・ヴェネツィアのバーで生まれたカクテルです。
ルネッサンス期の画家である「ジョヴァンニ・ベリーニ」の絵画をイメージして作られたものであり、鮮やかなピンク色が特徴です。
ベリーニの材料
- シャンパン:2/3
- ピーチネクター:1/3
- グレナデンシロップ:1tsp
ベリーニの作り方
シャンパングラスに冷やしたピーチネクターとグレナデンシロップを入れ混ぜる。
そこにシャンパンを注ぎ、軽くステアして完成。
ミモザ
正式名称は「シャンパーニュ・ア・ロランジュ」と言い、フランス語でオレンジジュース入りのシャンパンという意味です。
黄色い花の植物「ミモザ」に色が似ていることから「ミモザ」と呼ばれています。
ミモザの材料
- シャンパン:1/2
- オレンジジュース:1/2
ミモザの作り方
シャンパングラスにシャンパンとオレンジジュースを注ぎ、軽くステアして完成。
レディオブメイ
レディオヴメイとはイギリスの女王であった故ダイアナ妃のこと。
シャンパンの上品な味わいとブランデーの芳醇な香りを楽しむことができる贅沢な味わいのシャンパンカクテルです。
シャンパンの爽やかな口当たりと、パッションフルーツやブランデーの芳醇な味わいのバランスに優れているのが特徴です。
レディオブメイの材料
- シャンパン:適量
- パッションフルーツジュース:30ml
- チェリーブランデー:15ml
- ブランデー:15ml
レディオブメイの作り方
シェーカーでシャンパン以外をシェークし、シャンパングラスに注ぐ。
その後にシャンパンを注ぎ、軽くステアして完成。