クリュッグのシャンパンの種類や歴史
「シャンパンの帝王」と称される世界一のシャンパーニュ「クリュッグ」。至高のシャンパンといわれるクリュッグのシャンパンは、誰もが一度は飲みたいと願う憧れであり、クリュッグのシャンパンしか飲まないという熱心な愛好家も多く存在しています。そんなクリュッグのシャンパンの特徴や歴史、おすすめについてご紹介します。
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クリュッグ(KRUG)のシャンパンの種類
シャンパン愛好家などから高い評価を得ている「シャンパンの帝王」であるクリュッグ。
そんなクリュッグの中でも最も一般的な種類から、数十万円クラスの高額な種類まで、様々なクリュッグのシャンパンの種類を紹介します。
クリュッグ グランド キュヴェ
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クリュッグのシャンパンの種類の中でも最もスタンダードなシャンパンが「グランド キュヴェ」です。
スタンダードではありますが、その品質は別格。
非常に多くのヴィンテージワインをブレンドし、最低でも6年間以上熟成させることによって造られます。
非常に複雑で芳醇な味わいですが、口当たりがなめらかなので飲みやすいのが特徴。
シャンパンの味に詳しくない初心者でも美味しさを楽しむことができる、極めて優れたシャンパンです。
クリュッグ ロゼ
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ピノ・ノワールをメインに3種類のぶどうと様々なヴィンテージワインをブレンドして造られる「クリュッグ ロゼ」。
美しく繊細な泡と、最低でも5年は熟成させることで生まれる芳醇で優雅な味わいは他に類を見ないでしょう。
高級感がありながらも華やかなボトルになっているので女性へのプレゼントやお祝いのシーンにも最適。
普通のロゼシャンパンとは違ったランクの上質なロゼシャンパンを探している方はぜひチェックしてみてください。
クリュッグ ヴィンテージ
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フランス・シャンパーニュ地方ではぶどうの栽培が難しい気候ですが、そんな中でも「この年ならではの表現」ができる年に造られるのがクリュッグ ヴィンテージです。
単にぶどうの出来が良いだけでなく、その年それぞれの特徴を高いレベルで楽しめるのはクリュッグならでは。
クリュッグのノンヴィンテージである「グランド キュヴェ」が単に品質の均一化だけでなく、様々なヴィンテージの個性を引き出すブレンドにしているように、単一年のぶどうだけで造られるヴィンテージも他の銘柄では味わえないその年の味を楽しむことができる素晴らしいシャンパンとなっています。
クリュッグ クロ・デュ・メニル
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壁に囲まれた畑、それも小さな区画の単一畑・単一年のシャルドネのみの単一品種で造られる「クリュッグ クロ・デュ・メニル」。
年間の生産本数が限られていることもあり、クリュッグの中でも特に高額のシャンパンとなっています。
白ぶどうのみを使っているのでブラン・ド・ブランであり、柑橘系やキャラメル、フルーツなど複雑なアロマと、コクのある甘さから爽やかな柑橘系の味わいを楽しむことができます。
単に高額というわけでなく他のシャンパンでは味わえない品質、一生に一度は口にしてみたいシャンパンとなっています。
クリュッグ クロ・ダンボネ
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上述の「クロ・デュ・メニル」と双璧をなす高級シャンパンが「クリュッグ クロ・ダンボネ」です。
ピノ・ノワールのみを使ったブラン・ド・ノワールとなっており、価格は非常に高額。
グラン・クリュであるアンボネイ村の小さな区画で栽培されたピノ・ノワールは非常に高い評価を得ています。
トーストやキャラメル、ベリー系などの様々なアロマを感じることができる芳醇で力強い味わいは圧巻。
こちらも希少性が高く高額なため、一生に一度は飲んでみたいシャンパンの代表格となっています。
クリュッグ コレクション
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その年ならではの表現ができる年にしか造られないクリュッグ ヴィンテージですが、そのクリュッグ ヴィンテージを理想的な条件の下でセラーでさらに熟成させたシャンパンが「クリュッグ コレクション」です。
シャンパン愛飲家、その中でもクリュッグのファンから絶大な人気があり、価格的にも希少性でも簡単に手に入るシャンパンではないため、一生に一度飲んでみたいシャンパンとして知られます。
すでに特別なシャンパンであるクリュッグ ヴィンテージをさらに最適な環境で熟成させるわけですから、さらに洗練された複雑な味わいを楽しむことができます。
クリュッグとは?
フランス北部の街ランスに拠点を構える最高級シャンパンメーカーであるクリュッグ。
数あるシャンパーニュの中でも最高級であると認知されており、品質に対する真摯なこだわりによって「シャンパンの帝王」と称されているシャンパンメーカーです。
「シャンパンはクリュッグのものしか飲まない」という熱心な愛好家も多く、愛好家たちは「クリュギスト」と呼ばれており、フランスのみならず世界各国に存在しています。
現在はモエヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH)の傘下企業です。
クリュッグ(KRUG)の歴史
クリュッグは1843年にドイツ出身のヨーゼル・クリュッグによって立ち上げられました。
クリュッグのシャンパンは早くから頭角を現し、19世紀後半にはフランス国外にまでその名を轟かせており、イギリスでは高値で売買される程でした。
第二次世界大戦後には、年代の異なるワインをブレンドして醸造する製法を確立し、シャンパンに新たな風を起こしました。
1999年にモエヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH)のグループに入りましたが、伝統的な製法は今なお守られています。
クリュッグのシャンパンは、厳選されたブドウを用いているのはもちろんですが、一次発酵に手間のかかる伝統的な製法を今なお守り続けています。
それは225リットルのバリックと呼ばれるフレンチオークの小樽を使用して醸造する製法であり、天候に左右されやすく、様々な要素によってシャンパンの出来が左右されることから「交響曲」と呼ばれています。
クリュッグ(KRUG)のシャンパンの特徴
クリュッグのシャンパンは、ボトルを開けた途端に部屋中に漂うくらい芳醇で濃厚な香りが特徴です。
日本では最も有名なシャンパンである「ドンペリ」を上回る格を有しており、最高の評価を欲しいままにしているシャンパンです。
シャンパン通に一番美味しいシャンパンを聞くと「クリュッグ」と答える人が多く、シャンパンはクリュッグのシャンパンしか飲まないという熱心な愛好家が多数いることでも知られています。
クリュギストと呼ばれる愛好家を掴んで離さない魅力を持つクリュッグのシャンパン。
そんなクリュッグのシャンパンの特徴をご紹介します。
シャンパンの製法へのこだわり
伝統的で手間のかかる製法を今なお守り続けている稀有なシャンパーニュです。
創業以来150年以上に渡って受け継がれてきた製法は、他のシャンパーニュとは一線を画しています。
クリュッグは「シャンパンの為ならあらゆる努力を行う」という創業者の意思を守り続けており、現在では最も信頼の厚いシャンパーニュの指導者とも言われています。
前述した通り、全ての一次発酵をバリックと呼ばれるフレンチオークの小樽を使用している優位つのグラン・メゾンであり、シャンパンの品質の為に多くの手間とコストを捧げています。
クリュッグ=高価なシャンパン
クリュッグは高価なシャンパンの代名詞的な存在でもあります。
単に名前が有名というわけではなく、クリュッグのシャンパンは伝統的な手間とコストがかかる製法を行っている為、それだけシャンパンの価格も高いです。
ものによりますが、数あるシャンパンの中でもトップクラスで高価であり、最も一般的に出回っているグランド・キュヴェ(マルチ・ヴィンテージ)でさえ1本2万円前後の値段がします。
クリュッグのシャンパンは職人が手間暇かけて作った作品であり、生産量の少なさが価格に影響しています。
しかし、高い価格でありながらも、圧倒的な香りと味が楽しめるクリュッグのシャンパンは魅力的で人気が高く、値段に文句をつける人もいません。