ドイツワインのおすすめ人気ランキング
自称ワイン通の間では"ドイツの赤ワインが旨い”と言われていますが、実際のドイツは気候条件の兼ね合いもあって圧倒的に白ワインが豊富で、特にドイツでは高級ワインも含めてリースリング種のブドウで作られるワインが主流です。
エレガントでフルーティーな魅力を持ったワインから、長期熟成された力強いワインまで種類は豊富で、「人生を変えるワインはドイツで見つかる。」なんて言われていたりもします。
そんなあなたの人生を変えるドイツワインを見つけるために今回は人気ランキングから上位のドイツワインを5種類紹介していきたいと思いますので、探してでも飲んでみることをおすすめします!
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ドイツワインの選び方
ドイツワインは甘いイメージを持っている方は多いかと思いますが、近年はそうではありません。
人気の白ぶどう品種であるリースリングを使った辛口白ワインの人気が高く、様々なタイプのワインが生産されています。
以下で歴史ある多様なドイツワインから好みのワインを選べるようにポイントを解説していきます。
産地でドイツワインを選ぶ
ドイツワインは産地によって栽培しているぶどう品種に違いがあり、当然ですが生産あれるワインの味わいにも違いが出てきます。
以下で産地によるドイツワインの特徴を紹介しています。
白ワインと言えば「モーゼル」
白ブドウ品種であるリースリングを使った辛口の白いワインの人気が高い産地です。
「ドイツワイン=甘い」というイメージとは違う、すっきりとした酸味のある白ワインが特徴となっているドイツワインの産地です。
リースリングで世界的に有名な「ラインガウ」
辛口系の白ワインが非常に多いので白ワイン好きはチェックしておきたい産地です。
しかし、高級な極甘口の白ワインの産地としても有名なのでデザートワインを探している方にもおすすめできるドイツワインの産地です。
バリエーション豊富な「ラインヘッセン」
ぶどうの栽培品種が多様なため、様々なワインを楽しむことができるのが特徴の産地です。
白ぶどう品種と赤ぶどう品種の割合が7:3となっており、白ワインはもちろんですが赤ワインも楽しめる産地として有名です。
白ワインだけでなく赤ワインも楽しめる「ファルツ」
ドイツで2番目に大きいワインの生産地であり、リースリングを筆頭に様々な白ワインを楽しめるのが特徴となっている産地です。
赤ワインの品種も非常に多い為、ラインヘッセンのように多様なワインを楽しむことができる産地となっています。
しっかりした辛口白ワインなら「フランケン」
ミュラー・トゥルガウという白ブドウ品種を筆頭に白ブドウの栽培は非常に多い産地です。
辛口ワインの比率が非常に高く、ミネラルが豊富で「石のワイン」と呼ばれるほど。
しっかりとした味わいの辛口ワインが好きな方におすすめできるドイツワインの産地です。
ワインの種類でドイツワインを選ぶ
甘いワインのイメージが強いドイツワインですが、辛口ワインが少ないわけではありません。
甘口ワインや辛口ワインなど様々なワインがあるので、料理によって合わせるワインを変えることができます。
赤のドイツワイン
ピノ・ノワールの相当するシュペートブルグンダーが非常に人気で、近年ではドルンフェンダーやドミノなどの赤ワイン要のぶどうが使われています。
甘口ならホットワインで有名なスパイスやフルーツを合わせたグリューワインがおすすめ。
辛口なら肉料理と一緒に食事の時に飲むことをおすすめします。
白のドイツワイン
白ブドウ品種で人気の高いリースリングを使用した辛口白ワインが近年評価を高めています。
パスタや魚介類、あっさり食べれる肉類など様々な料理に合わせやすいのがドイツの白ワインの特徴。
ドイツワインの代名詞とも言える極甘口の貴腐ワインなら、食前酒や食後のデザートとして楽しむことをおすすめします。
ドイツワインの格付けで選ぶ
ドイツワイン法では地域指定優良ワインを以下の2つに分類しています。
クヴァリテーツヴァイン(QbA)
ドイツの決められた13の生産地帯のうち、ひとつの地域のみのぶどうを使用して作られるワインです。
アルコール度を高める為の補糖が認められています。
クヴァリテーツヴァインを含め、ドイツワインはそのほとんどがEU法でいう上級ワインに当たるため、ドイツワインは品質が高いワインが極めて多いということになります。
プラディカーツヴァイン(過去の表記はQmP)
ドイツワインで最上位の格付けがプラディカーツヴァインです。
QbA同様、決められた13の生産地帯のひとつのみで生産しなければならなく、様々な条件をクリアしなければいけません。
糖度によってさらに6等級に分類されており、糖度が高い順に以下のように分類されています。
- トロッケンベーレンアウスレーゼ(Trockenbeerenauslese)
- アイスヴァイン(Eiswein)
- ベーレンアウスレーゼ(Beerenauslese)
- アウスレーゼ(Auslese)
- シュペトレーゼ(Spätlese)
- カビネット(Kabinett)
「トロッケンベーレンアウスレーゼ」が最も糖度が高く等級の最上位、貴腐ワインになる場合がほとんどです。
「アイスヴァイン」も甘いワインであるアイスワインとして日本でも人気がある等級です。
「カビネット」が糖度が最も低く、食前酒や軽食と合う軽めの味わいとなっています。等級としては1番下ですが高品質な高級ワインに属します。
ワインにおいて甘さは選ぶ時に非常に重要なポイントであり、そういった意味でドイツワインはワインの味わいを選びやすい特徴があります。
ドイツワインのおすすめ人気ランキング:TOP5
ここでは選んで間違いない、本当に美味しいおすすめのドイツワインを紹介しています。
第1位:シュタインベルガー・リースリング・カビネット
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商品詳細
- 産地:ラインガウ
- 種類:白
- 味:甘口
ドイツワインの中でも最高位に君臨しているシュタインベルガー。
ドイツの高級ワインの中で最も下のランクであるガビネットですから、美味しくないと思われがちかもしれません。
しかしこのワインは「ワインの美味しさは、等級や金額だけじゃない」というドイツワインの中でも”美味しさ”の本質を伝えてくれる逸品であり、低価格なワインの中にも最高級ワインに匹敵する美味しさを教えてくれると称され、一気に人気が上昇している今注目のおすすめドイツワインです。
リースリングの持つオイリーな印象をしっかりと味わえ、華やかでスッキリとした甘みと、ゆっくりと追いかけてくるような酸味に、力強い骨格はドイツワインの真骨頂とも言える味わいの全体像を舌でクッキリと感じることができます。
また、このワインはビスマルクもこよなく愛したワインとしてしられ、3000円前後で購入できるワインとは思えない完成度の高さが人気ランキング1位になった魅力ともいえるでしょう。
第2位:モーゼルランド・リースリング・アウスレーゼ
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商品詳細
- 産地:モーゼル
- 種類:白
- 味:甘口
歴史の変動と気候の変化はワインに大きな変革をもたらしますが、気候の変化が少ないモーゼルランドではワインの研究に使われた力が、歴史の重みとなって現在でも通用します。
地の力と天の力に、非常に力強い人の力が合わさって極上のワイン達が生み出されます。
なかでもこのリースリング・アウスレーゼはドイツワインを語るにふさわしい一本であり、人気ランキング1位の「シュタインベルガー・リースリング・カビネット」や、ドイツの最高級ワインにも匹敵する、勝とも劣らない至極の逸品です。
比較的糖度の高い白ワインであり、その香りはバラの花、そして蜂蜜を思わせる芳醇なアロマを持ち、口のなかで柔らかく広がる酸味がフレッシュでフラワリーな印象を強く残します。
まさにエレガンス!ドイツワインの魅力が堪能できます!
人気ランキング2位という位置は、一般的には1位の魅力に打ち消されてしまいがちなため。
是非とも2位のワインがなぜ1位よりも人気を獲得できなかったのか、それを考えながら飲んで欲しい素晴らしい一本です。
第3位:ユルツィガー・ヴュルツガルテン・アウスレーゼ
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商品詳細
- 産地:モーゼル
- 種類:白
- 味:極甘口
注意深く行われる葡萄の選別によって中部モーゼルにおいてのトップ生産者を目指せる位置につけており、ドイツでは非常に注目度の高いカールエルベス家。
その中でも特に人気のアウスレーゼは人気ランキングでも3位に君臨しており、今やドイツの人気ワインはこのワイン抜きに語ることができなくなってきたほどの知名度とパフォーマンスを持っています。
甘口のワインですが、バランスの良い苦味とすっきりとした余韻を持っています。
大人の甘口白ワインと呼ばれている味わいで、まるで年輪を感じるような深みに蜂蜜やグレープフルーツのような酸味と、粘土質なミネラリッシュさも併せ持っています。
ドイツのモーゼルらしいワインとして絶対に飲んで欲しいおすすめの一本です。
第4位:ツェラー・シュワルツ・カッツ・ゼクト
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商品詳細
- 産地:モーゼル
- 種類:白・スパークリング
- 味:やや甘口
カッツの黒猫として愛される「ツェラー・シュワルツ・カッツ・ゼクト」はやや甘口のスパークリングワイン。
知名度で言ったらスティルワインの方が知られているでしょうが、ドイツワインの人気ランキングに登場したのは「ゼクト」と呼ばれるしっかりとした発泡感を味わえるスパークリングワインでした。
透明感の高い黄色の液色に、リースリング種の葡萄がワインにもたらす特有の香りと酸味のバランスが絶品。
ドイツワインの中で人気のスパークリングワインというより、スパークリングワインの中の人気でも頂点を争うような一本。
泡のキメが細かく、喉の奥で非常に長い余韻が感じられるためドイツワインの人気ランキングでスティルワインを押しのけて4位に登場する快挙を成し遂げました。
現在ではキリンビールが輸入を行っており、日本国内でも比較的入手することが容易になってきたのも、人気を押し上げる結果となりました。
第5位:ペーター・メルテス・リープフラウミルヒ
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 産地:ラインヘッセン
- 種類:白
- 味:やや甘口
”聖母の乳”と名付けられたこのドイツワインは、聖母教会が所有する葡萄園で作られたワインというところに由来した名前となっています。
ドイツの代表的な日常ワインとして現地でも高い人気を獲得しており、日本でもドイツワインの人気ランキングで5位を獲得するという快挙。
まさに毎日飲める低価格なワインでありながらも、高級ワインと肩を並べる味わいが支持を獲得しています。
淡い黄金色の液色に、やや甘口の味わい、その香りはリンゴや蜂蜜を持ち、ミルクを飲んでいるかのように滑らかな口当たり。
フルーティーな果実味でありながらもマイルドな甘みが飲みやすく、おつまみがなくともすいすい飲める優雅で上品なドイツワインです。
ドイツワインでも5番目の人気は伊達ではありません。
料理がなくとも美味しく飲めるためパーティワインとして非常におすすめの一本です。