飲みやすさが人気「白ワイン」の魅力や特徴
ワイン初心者にもおすすめの飲みやすい口あたりで定番となっているのが白ワインです。フルーティーな味わいや酸味と甘みのバランスが良く、サッパリとさせてくれるような飲み口なため、誰でも気軽に楽しめるのも魅力です。
キリッとした辛口からこってり濃厚な甘口まで幅広く、ジュースのように味わえるのも特徴の白ワインですが、今回はそんな白ワインについてどこよりも詳しく解説していくとともに、特徴や魅力について、さらには絶対に飲んでおきたいおすすめの白ワインについても紹介します。
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白ワインとは
白ワインとは淡色の白ぶどう種によって作られるワインのことであり、白ぶどうの皮や種を取り除いた果肉のみを使用して醸造されます。
熟成期間の短い若い白ワインというのは、ほぼ透明に近い色合いであり、熟成が進むにつれて徐々に色合いは濃くなっていきます。
白ワインの味は甘口から辛口まで幅広く、レストランなどで出される場合は比較的温度の低い場所で保管されていることが多い為、10℃前後の冷たい状態で飲むことが一般的とされています。
基本的にはフルーティーな味わいと渋みが少なく飲みやすい口当たりが特徴となっています。
白ワインの種類によって味の表現は変わってきますが、リンゴやモモといったフルーツに近い味わいを持っており、アルコール度数が全体的に低く、ワイン初心者でも飲みやすいワインが豊富です。
白ワインと赤ワインの違い
白ワインは皮や種を取り除いて醸造されるのに対し、赤ワインは皮や種も一緒に醸造されます。
赤ワインが赤いのは皮や種の色素によるものです。
味の表現にも違いがある
白ワインは単に辛口や甘口のように表現されますが、赤ワインは「ボディ」という表現を使用します。
- フルボディ:味や香り、渋みが強めの味わい
- ライトボディ:味や香り、渋みが軽めの味わい
- ミディアムボディ:フルボディとライトボディの中間
白ワインの場合は辛口や甘口で判断し、ボディという表現は使わないように注意してください。
白ワインは魚介類の相性が良い
白ワインの味わいというのは、全体的に淡白な苦味と酸味に、それらよりも若干強い甘みが存在しています。
ステーキやローストビーフといった甘みや甘みの強い料理の場合、白ワインの良さが打ち消されて、苦味だけが強調されやすくなってしまうため、比較的淡泊な魚介類が向いています。
苦味や甘み以外の部分を補う味をもった白身魚のカルパッチョやムニエルといった料理の方が、白ワインの美味しさを引き立てることができます。
白ワイン使われるぶどう品種
白ワインの味を大きく左右する大切な要素が白ブドウの品種です。
ここでは白ワインに使われる有名な品種を紹介します。
シャルドネ
フランス・ブルゴーニュ地方原産の白ぶどう品種です。
白ワイン用ブドウ品種の中で最も代表的な品種となっており、シャンパンの原料としてもよく使われます。
辛口からやや甘口まで味の幅が広く、フルーティーでフレッシュな香りから芳醇な香りまで香りの幅も広いです。
樽との相性も良く、万能な白ぶどうとして世界的に人気のある品種です。
ソーヴィニヨン・ブラン
フランスのボルドーやロワール地方で主に栽培されている白ワイン用のぶどう品種です。
カリフォルニアなどのニューワールドでは「フュメ・ブラン」と呼ばれることもあります。
爽やかな柑橘系やハーブの香りからトロピカルな甘めの香りまで、栽培する地域の気候によって香りが変化するのが特徴。
主に爽やかな味わいの辛口白ワインになることが多いですが、甘口白ワインに使われることもある幅の広さも持っています。
リースリング
ドイツ原産の世界に誇る白ワイン用のぶどう品種です。
甘口から辛口まで幅広いワインへと変化し、しっかりとした酸味とフローラルで強く上品な香りが特徴です。
ドイツでは糖度によって格付けされているので甘口に使用されることが多いですが、世界的に見ると辛口に使用されることが増えてきています。
ほんのりした甘さと透明感のある味わいが好きな方におすすめの品種です。
甲州
2010年に日本固有のぶどう品種としてOIVに品種登録された、日本が世界に誇る白ワイン用のぶどう品種です。
白ワイン用のぶどう品種の中では珍しいピンク色をしており、爽やかで上品な酸味と透明感のある和を思わせる香りが特徴です。
1300年以上の歴史を持っている伝統的なブドウ、山梨県を中心に栽培されています。
セミヨン
フランスのボルドー地方にあるソーテルヌ地区やグラーヴ地区で栽培されている白ワイン用のぶどう品種です。
貴腐ワインの原料としても有名で強い甘みが特徴ですが、酸味が弱いので他の白ワイン用ぶどう品種とブレンドされることもあります。
ミュスカデ
辛口かつ爽やかな風味を持ったワインになるミュスカデは、フランスのロワール川下流域にて栽培されています。
オリとワインを接触させるシュール・リー製法のワインなどにも多く使用されているブドウの品種です。
ヴィオニエ
コート・デュ・ローヌ地方の白ワイン用ブドウ品種です。
モモやアンズを思わせる特徴的な香りに、昨今ではカルフォルニアやオーストラリアといった地域でも使用が増加し、美味しい白ワインが豊富に揃うようになりました。
糖度が上がりやすい品種ですが、その分酸味が落ちやすい特徴があります。
マスカット・オブ・アレキサンドリア
非常に多くの品種があるミュスカの一種です。
フランスのラングドック・ルーシヨン地方で生まれるワインなどに多く見られるブドウの品種です。
甘い風味と独特の香りがブレンド用としても使用されています。
ちなみに日本で言う「マスカット」はマスカット・オブ・アレキサンドリアと指します。
ピノ・グリ/ピノ・グリージョ
フランスは「ピノ・グリ」、イタリアではピノ・グリージョと呼ばれている白ワイン用のぶどう品種です。
赤ワインで有名なピノ・ノワールの突然変異種であり、カリフォルニアなどのニューワールドでも使用されています。
やや灰色がかった見た目であり白ワイン用のブドウ品種としては穏やかな香りが特徴です。
マカベオ
スペインの北部では主力になっている白ぶどうの品種であり、ビウラと呼ばれることもあります。
比較的酸味が強く、花やハーブの爽やかな香りが特徴となっていますが、樽熟成にも向いており芳醇な香りを楽しむことができる品種でもあります。
カヴァと呼ばれる白ワインの種類にはこのブドウ以外使用できません。
パロミノ
スペインの南部にあるアンダルシアが原産地の白ワイン用ブドウ品種です。
シェリーのほとんどがこのぶどうから醸造されています。
酸味と甘みが弱いので、スティルワインにはあまり向いていない品種です。
フルミント
貴腐ワイン発祥の地であるハンガリー北部のトカイ地方の主要なブドウ品種です。
通常は酸味のある辛口テイストな白ワインになりますが、貴腐化すると極度な甘口ワインになるのが特徴です。
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商品詳細
- 産地:フランス・ボルドー
- ぶどう品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
非常にリッチで芳醇な香りと、キレのある飲み口の白ワインであり、まさかこんな値段で手に入るなんて!と思える非常にコストパフォーマンスに優れた一本です。
樽の香りがかすかにあって、酸味が強すぎるということもなく、ミネラル感もあるため非常にバランスの良い味が飲みやすい白ワインです。
プルミエール・コート・ド・ボルドーでも高品質なワインを生むシャトーとして1番の存在感をもっているだけあり、今後も目が離せない非常に美味しい白ワインです。