ワインの上手な開け方【コルクもスクリューキャップも失敗しない!】
ワインを飲む時、もしお店であればソムリエなどがワインを開けてくれるので、自らワインボトルの栓を開ける必要はあまりありません。
しかし、自宅や外出先、宿泊先などでワインを開ける場合には自分でワインボトルの栓を抜かなくてはいけません。
こんな時、スマートにワインボトルを開ける方法を知っているとよいでしょう。
ここではそんなワインボトルの開け方や、開ける時に使う道具の種類だけでなく、開けるための道具が無い時のためのワインボトルの開け方などについて紹介していきます。
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ワインボトルの開け方
ワインボトルの開け方といっても、ワインボトルの栓には基本的に2つの種類があります。
- スクリューキャップ
- コルク
当然ながらこの2つの開け方は異なります。
ここではこの二つのワインボトルの基本的な開け方と、スパークリングワインの開け方について解説していきます。
スクリューキャップのワインの開け方
近年世界的にもこのスクリューキャップのワインボトルが非常に増えてきています。
ソムリエナイフやコルクスクリューを必要としないので、簡単に開けられることが最大の特徴です。
また、最近ではワインに匂いが移りにくいワイン専用のスクリューキャップも登場しています。
スクリューキャップの種類
スクリューキャップには、ショートタイプとロングタイプのスクリューキャップがあります。
ショートタイプのスクリューキャップに関しては単にひねるだけで簡単に開けることができます。
しかしロングタイプのスクリューキャップは、開け方によって上手くワインボトルを開けることができないこともあるので注意が必要です。
ロングタイプスクリューキャップの開け方
- 一方の手でワインボトル上部の切り込み線よりも下の部分を握る
- もう一方の手でワインボトルの底部分を握りこむように下の部分を持つ
- カチッと音がなるまでボトルの下の部分を握った手を回す
- ミシン目が切れるので後は通常通りにキャップを外して開封
キャップを回すのではなくボトルを回すのがポイントです。
また、ミシン目の上部と下部を持って開けようとすると開けにくいですし、つなぎ目で怪我をすることもあるので注意しましょう。
コルクのワインの開け方
コルクを抜くのは難しいイメージがあるかもしれませんが、実際はそこまで難しいものでもありません。
スマートに開けることができるかどうかは別として、開けること自体は慣れれば簡単です。
1.キャップシールを剥がす
ワインボトル上部のキャップシールを剥がします。
直接手で剥がすこともできますが、ソムリエナイフなどを使ってキャップシール外周に切れ目を入れるときれいに剥がすことができます。
キャップシールを剥がした後はナプキンなどでコルク栓の汚れを拭き取ります。
2.コルクスクリューをコルク栓に差し込む
コルクスクリューの先端をコルクに刺し込みます。
この時に注意しなくてはいけないのは、コルクに対してコルクスクリューが垂直になるようにすることです。
斜めに入ってしまうとコルクが折れたり、はみ出たスクリューで怪我をすることがあるので注意してください。
また、差し込む深さは深すぎるとコルクを貫通することがあります。
コルクの木片がワインに入ってしまったり、浅すぎればコルク栓が途中で折れたりするので適度な深さで差し込むようにしましょう。
差し込むまえにスクリューの長さをみて差し込む目安を確認しておくとよいでしょう。
3.コルク栓を抜く
コルクスクリューがしっかりと刺さったらはコルクを回して抜きます。
うまく抜けない時はコルクを回すのではなく、ワインボトル側を回すようにすると抜きやすいです。
コルクを抜いたらワインボトルの口をナプキンなどで拭きましょう。
スパークリングワイン、シャンパンの開け方
セレモニーや盛大なパーティーなどで勢いよくコルクを飛ばすように開けるやり方がありますが、落ち着いた席などでは音を出さないようにするのがマナーです。
音を立てずにスマートにスパークリングワインやシャンパンを開ける方法についてもしっかり確認しておきましょう。
1.ボトルをしっかり冷やす
スパークリングワインやシャンパンをスマートに開ける場合、冷やすという作業は非常に重要です。
冷やすことによって、開封時に急激に泡が出てしまうのを防ぐことができます。
さらにボトルを一旦斜めにもってワインボトル内の液面を大きくとると急な泡立ちを抑えることができますので、ワインボトルは斜めに持ったまま作業をするとよいでしょう。
2.キャップシールを剥がす
ボトルの上部を覆っているキャップシールを剥がします。
少し大きめに剥がすことで、ワインボトルを斜めにした時に液体面がどの程度斜めになっているかを目視しながら作業ができます。
3.針金部分を緩める
キャップシールを剥がすとコルクを抑えている針金があります。
親指で常にコルクの上部を抑えておくようにします。
ナプキンをかぶせてから親指で抑えるようにすると、周りを汚さずに済みます。
このまま針金を緩めていきましょう。
すべて外してもかまいませんが、正式には針金は弛ませてボトルから外さずにコルクを抜きます。
4.コルクを抜く
コルクを親指で抑えたまま、ボトル側をゆっくりと回しながら抜いていきます。
一気にコルクを抜くと、中の炭酸ガスが勢いよく飛び出してしまうので、徐々に回しながら行います。
コルクが段々と上がってくるのでコルクを斜めにしガスを抜きながらゆっくりと回していき、ガスが十分に抜けたらコルク栓を静かに引き抜きましょう。
ワインボトルを開ける時に使う道具(ワインオープナー)の種類
ワインのボトルを開ける時に使う道具は一つではありません。
使ったことがあるもの、ないもの、オーソドックスなものからプロが使うものまで様々あるので、いくつか紹介していきます。
ソムリエナイフ
いわゆるワインソムリエが使っているのがこのソムリエナイフでしょう。
一般の方は使ったことがなかったり敬遠する方もいらっしゃるかもしれませんが、使い慣れるともっともやりやすく、見た目もスマートです。
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ウイング型オープナー(レバー式コルクスクリュー)
スクリュー部分をコルクに刺すことで両側のレバーが開いていき、それを同時に引き下げることでコルクを引き抜くタイプのワインオープナーです。
比較的簡単で非力な方でもワインボトルを開けやすいと言えるでしょう。
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シングルアクション型ワインオープナー
一つの動作でワインボトルを開けることができる優れものです。
コルクスクリュー部分をコルクに差し込み回していくだけで徐々にコルクが上がってくるのでどんな方でも非常に簡単にワインボトルを開けることができます。
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電動式ワインオープナー
人の力を使わずにワインボトルを開けることができる非常に画期的なワインオープナーです。
ワインボトルにセットしてスイッチを押すだけでコルクを抜いてくれます。これこそどんな方でも失敗なくワインボトルを開けることができる優れモノと言えるでしょう。
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コルク抜きが無い時のワインボトルの開け方
ワインを飲もうと思ったらコルクを抜くための道具が何もない経験をしたことがある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時でも困らない、道具を使わずにワインボトルを開けることができる裏技を紹介します。
靴を使ってワインボトルを開ける
実はワインボトルというのは靴があればいとも簡単に開けることができます。
やり方はいたって簡単。
まずは靴を脱いでワインボトルを踵の部分に合わせます。(ワインボトルに靴をはかせるような形にします。)
そのまま靴のかかと部分を壁や木などに向かってぶつけます。
何度か打ちつけているうちに横向きになっているワインボトルのコルクが徐々に抜けてきます。
ある程度まで抜けたら手でコルクを引き抜けば簡単にコルクを抜くことができます。
どんな状況でも靴がないということはあまりないでしょうから、緊急事態の時には必ず使えます。