はちみつとの違いは?生はちみつの効能とおすすめランキング
生はちみつが一般的なはちみつと何が違うのか、わからないという方も多いのではないでしょうか?
生はちみつは加熱処理がされていないはちみつなので、はちみつの栄養素をしっかりと摂ることができます。
ただ、はちみつは加熱処理されている商品が多く、生はちみつを選ぶにはポイントを抑えておかなければいけません。
また、健康・美容効果に優れていますが、摂取する場合は注意点もあります。
ここでは生はちみつの効果・効能だけでなく、選び方や注意点、おすすめの生はちみつを紹介しています。
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生はちみつとは?
加熱処理や成分を調整せず、ミツバチの巣から採ってそのまま瓶詰めしたはちみつが生はちみつです。
加熱処理されていないので成分が壊れておらず、栄養価が非常に高いのが特徴です。
また、糖蜜などが加えられていないので、はちみつが本来持つ栄養素をしっかりと摂取することができます。
スーパーなど、日本で販売されているはちみつは加熱処理や成分調整されているはちみつが非常に多いので、生はちみつ選びには注意が必要です。
生はちみつと一般的なはちみつの違い
生はちみつと一般的なはちみつの大きな違いは以下の2点です。
- 加熱処理されているかどうか
- 含まれる成分
生はちみつは加熱処理されていないので、含まれている栄養素・成分が壊れていません。
しかし、生はちみつを45度程度以上で加熱処理してしまうと、含まれている成分が壊れてしまいます。
よって加熱処理しない生はちみつは、一般的なはちみつよりも栄養素が高いはちみつということになります。
成分が壊れていない生はちみつはビタミンやミネラルなどの栄養が非常に豊富ですし手間がかかっているので、一般的なはちみつよりも価格は高めとなっています。
「はちみつ」ができる過程
生はちみつと一般的なはちみつは、出来上がるまでの過程に大きな違いがあります。
上述した加熱処理による栄養素が壊れる点の解説にもなりますのでチェックしてみてください。
生はちみつができる過程
ミツバチは花の密を集めて巣の中に運び、そこではちみつの水分を飛ばすために羽ばたき続けます。
そうしてとろっと濃縮されたはちみつを、何度も濾過することによって生はちみつは出来上がります。
一般的なはちみつができる過程
ミツバチが羽ばたいてはちみつの水分を飛ばすのには時間がかかってしまいます。
そこで、一般のはちみつは生産効率を上げるために、まだ水っぽい状態のはちみつを収穫し、高温で加熱して水分を飛ばし、とろっとした状態にします。
また、はちみつを採取する際、遠心分離機を使用すると蜂や蜂の子が混ざってしまう為、殺菌を目的として加熱処理をします。
こうして加熱処理したはちみつは栄養素が壊れてしまいます。
生はちみつの成分・栄養素
ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、抗酸化作用に優れたポリフェノールも含まれています。
腸内環境を整えてくれるグルコン酸やオリゴ糖なども含まれており、非常にバランスが良い食品となっています。
また、生はちみつの糖はブドウ糖と果糖の単糖類なので、分解する必要がないので胃腸への負担が軽く、エネルギーになりやすい特徴を持っています。
生はちみつの見分け方
加熱処理したはちみつは栄養素が壊れてしまっているわけですが、では生はちみつを見分けるにはどうしたらいいのか。
以下で生はちみつの見分け方のポイントを紹介しているので参考にしてみてください。
成分表示を確認する
まずは基本中の基本ですが、商品の成分表示を確認して、他の糖類が添加されていないか確認しましょう。
はちみつの色を確認する
生はちみつには花粉などが含まれているため、透明感があまりない場合が多いです。
もちろん採蜜した花の種類にもよりますが、透明感があるはちみつには注意してください。
安価すぎるはちみつは注意
生はちみつは手作業など、手間がかかっているのもあり、一般的なはちみつよりも価格が高い場合がほとんどです。
安いはちみつは悪いというわけではありませんが、安価すぎる場合は生はちみつではない可能性が高いので、価格にも注意してください。
生はちみつが優れている理由
はちみつは、加熱処理することで酵素やビタミン類などの栄養成分が飛んでしまいます。
酵素は36°で分解が始まるといわれています。
非加熱の生はちみつには、ビタミン・酵素・乳酸菌等の有効成分がそのまま含まれています。
一般的にビタミンやミネラルなどは、酵素と一緒に摂ることではじめて、身体の中でさまざまな働きをします。
豊富な栄養素や酵素が生きたままの生はちみつを食べると、体の中で酵素と栄養素がタッグを組んで、消化吸収を良くしたり、代謝を促したりと有効に働きます。
さらに、生はちみつは加熱されていないため花の香りが強く感じられるのが特徴です。
そのため、ただの甘味料としてではなく、はちみつ本来の風味を楽しむことができます。
生はちみつの効果・効能
一般のはちみつよりも、健康・美容効果の高い生はちみつ。
その理由は、生きたまま様々な栄養素がバランス良く含まれているからです。
以下で生はちみつの効果を紹介していきます。
腸内環境の整備
生はちみつは腸内環境を改善するのに役立ちます。
それは生はちみつに含まれる、オリゴ糖・グルコン酸・乳酸菌の働きにより、腸内フローラのバランスを整えるからです。
腸内フローラとは、腸内に生息する約3万種類、1000兆個に及ぶ細菌類のことをいいます。その細菌類が作る集落がお花畑のようできれいなので「フローラ=お花畑」という言葉が使われているのです。
腸内フローラが整うことで、便秘や下痢の改善だけでなく、
- 免疫力の向上
- 花粉症やアトピーなどのアレルギー改善
- 生活習慣病の予防・改善
- うつ症状の改善
- 若返り
などの効果が期待できます。
殺菌効果
巣の中で完熟された生はちみつは、強い殺菌効果があるため腐ることがないと言われます。
古代エジプト人は、そのことをすでに知っていてミイラ造りの防腐剤としてもはちみつを使用していました。
その強い殺菌効果で、生はちみつは古くから、
- 火傷や擦り傷
- のどの炎症
- 湿疹
- 口内炎
など幅広い治療に使われてきました。
さらに、アメリカのでも「傷を化膿から守るだけでなく、他のどんな薬よりも傷の回復を早める」と、生はちみつの効果が見直されてきています。
疲労回復効果
はちみつは、非常に吸収の早いエネルギー元です。
それは、はちみつの主成分であるブドウ糖や果糖がこれ以上分解されることのない「単糖類」のため、胃に負担をかけずにすばやく吸収することができるからです。
そのため、スポーツの後の疲労回復や病気の時の栄養補給に効果を発揮します。
マラソン選手がレースの途中で水分を補給するとき、特製のはちみつドリンクを用意しているというのは有名です。
生はちみつの危険性・注意点
栄養素が豊富な生はちみつですが、摂取する場合は注意しなければならないポイントがあります。
体のために摂取したつもりがトラブルの元になる可能性もあるので、必ず確認してください。
赤ちゃん・乳児は絶対にはちみつを摂取しない
生はちみつだけではなくはちみつ全般に言えることですが、1歳未満の赤ちゃん・乳児には絶対にはちみつを食べさせないでください。
ボツリヌス菌が稀に含まれている場合があり、乳児ボツリヌス症を発症する可能性があります。
命に関わる場合もあるので、赤ちゃん・乳児が摂取しないよう注意してください。
アレルギーに注意
生はちみつには花粉が含まれているため、アレルギーを持っている方が食べるとアレルギー症状が出る可能性があります。
また、ローヤルゼリーなどのミツバチの分泌物でアレルギーが発症することもあります。
最悪の場合、アナフィラキシーショックの可能性もあります。
食べ過ぎによる中性脂肪
砂糖よりも太りづらいとはいえ、はちみつのカロリーは決して低くはありません。
太りづらいから・体にいいから、という理由で食べ過ぎないように注意してください。
1日の摂取量の目安は、スプーン3杯ほどです。
生はちみつの賞味期限
生はちみつの賞味期限は基本的にないと考えて問題ありません。
「生」はちみつではありますが、決して腐りやすい食品ではありません。
食品衛生上、賞味期限や消費期限の記載が義務付けられているので2年~3年となってはいますが、数年経っても腐ることがない食品です。
生はちみつは糖度が非常い高く含有している水分が少ない食品です。
菌が入ってもはちみつに水分を奪われてしまうため、生きていけないようになっています。
また、過酸化水素による殺菌作用があるため、菌が繁殖できないようになっています。
生はちみつの保存方法
生はちみつを保存する場合は常温保存がおすすめです。
冷蔵庫が良さそうと考えるかもしれませんが、冷蔵庫の温度は生はちみつが結晶化しやすい温度です。
5度~15度前後が結晶化しやすい温度です。
どうしても冷やしたいという場合は、冷凍庫にしましょう。
生はちみつは糖度が非常に高いため、凍る温度が-20度~-25度であり、家庭用冷蔵庫ではそこまで冷やすことができません。
粘度が強くなってしまいますが、凍ることも結晶化することもありません。
生はちみつの美味しい食べ方
はちみつの食べ方は数多くありますが、生はちみつの1番おすすめの食べ方はスプーンでそのまま食べることです。
他の糖類が添加されていませんので、はちみつそのものの美味しさを楽しむことができます。
もちろん、トーストやヨーグルトにかけるなど、定番の食べ方でも美味しく食べることができます。
生はちみつを使った「ナッツのはちみつ漬け」もおすすめ!
栄養価に優れた生はちみつですが、さらに美味しく効果的にするレシピが「ナッツのはちみつ漬け」です。
ナッツもビタミンやミネラル、ポリフェノール、アミノ酸など、非常に栄養価が高い食品です。
生はちみつとナッツを合わせることによって、美味しく健康的なおやつを簡単に作ることができます。
ローストしたナッツをはちみつに1週間程度漬けるだけで簡単に作ることができます。
美味しくて健康!ナッツのはちみつ漬けの作り方について詳しくはコチラ
人気の生はちみつおすすめランキング:TOP3
生はちみつを買ってみたいけれど、初めてでどれを選んだらいいのか分からないという人は多いと思います。
そこで以下でおすすめの生はちみつをランキング形式でご紹介します。
売れ筋商品なのはもちろんのこと、口コミの良さや、値段、生産者の思いなどを総合的に考慮して、本当におすすめできる生はちみつを選ばせていただきました。
第1位:はちみつ 専門店【かの蜂】 / 国産 百花 蜂蜜
現在の価格はコチラ |
完熟はちみつ・100%天然蜂蜜・非加熱のこだわりで、「加工しない花の香りがする」国産はちみつです。
九州各地・広島・山口からレンゲの花や菜の花、山の花など色々な花からミツバチが集めてきた百花密なので、季節によってさまざまな味が楽しめます。
香り、うま味ともに舌触りまろやかで後味もスッキリとしています。
- 国産の生はちみつがいい人
- 花の香りを楽しみたい人
- さらさらしたはちみつが好きな人
- 毎回違う味を楽しみたい人
におすすめのはちみつです。
第2位:ブライトザマー / クリーミーハニー 菜の花 92%
現在の価格はコチラ |
はちみつの基準が世界一厳しいとされるドイツの基準をクリアした、一切の加工・高温処理をしていない生はちみつです。
チェコ、ルーマニア、ハンガリー原産です(中国産不使用)。
クリーミーで濃厚な非常に美味しい味、どこか懐かしい味わいと香りが特徴です。
菜の花92%に、リンゴ5%、ヤナギ科3%が入った百花密です。
半固形なので、スプーンですくって食べます。
- お安く生はちみつを試したい人
- 濃厚なはちみつが好きな人
- 垂れないはちみつがいい人
- しっかりとはちみつ本来の味を味わいたい人
におすすめのはちみつです。
第3位:マヌカヘルス/ マヌカハニーMGO400+
現在の価格はコチラ |
農薬を一切使わず、自然に育つマヌカの花から養蜂家達の手によって集められたニュージーランド産マヌカハニーです。
効能を失わないために加熱処理をせず、独自の製法で香り高いクリーミーな味わいに仕上げています。
強力な抗菌作用の成分であるMGO(メチルグリオキサール)が400となっています。
この数値はマヌカハニーに中でも高く、風邪やインフルエンザ予防など、薬のような効果を期待することができます。
- 風邪予防・インフルエンザ予防に
- 口内環境を改善したい人
- 天然のサプリとして、万能薬として常備しておきたい人
- 医者嫌いの人
におすすめのはちみつです。