好みが見つかる!はちみつの種類と特徴

健康・美容に効果的なはちみつですが、どのはちみつにすればいいか迷った事がある方は多いのではないでしょうか?
はちみつは蜜源によって非常に多くの種類があり、それぞれ味や香りに違いがあります。
もちろん好みかどうかもありますし、何と合わせて食べるかにも大きく関わります。
ここでははちみつの種類と特徴を紹介しているので、はちみつ選びの参考にしてみてください。
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蜜源によるはちみつの分類
はちみつはどんな蜜源から採蜜するかによって、大まかな特徴が決まります。
すべて当てはまるというわけではありませんが、味や香りなどの傾向がわかるのではちみつ選びの参考になるかと思います。
草花系はちみつ
基本的に味にクセがなく、採蜜した花の香りをほのかに楽しむことができます。
クセがないのでそのまま食べるのはもちろん、いろいろな料理などに合わせやすい種類のはちみつになります。
レンゲ花はちみつやクローバーはちみつなどが該当します。
樹木系はちみつ
クセがない甘さとさっぱりした口当たりが特徴です。
樹木を思わせる深みのある香りを楽しむことができます。
アカシアはちみつやレザーウッドハニーなどが該当します。
ハーブ系はちみつ
個性的な香りを楽しむことができるのがハーブ系はちみつになります。
味は一概に判定できないものの、香りが1番の特徴となっており、食べるアロマとして楽しむことができます。
ラベンダーはちみつやタイムはちみつなどが該当します。
ナッツ系はちみつ
どのはちみつも個性が強く、いい意味でも悪い意味でもクセが強いはちみつが多いです。
個性が強いので味が強めの食材と相性が良いです。
クリはちみつなどが該当します。
フルーツ系はちみつ
甘味がしっかりありますが、フルーツ特有の酸味のある爽やかな香りのはちみつが多いです。
そのまま食べてもいいですし、スイーツと合わせると複雑な味や香りを楽しめます。
リンゴ花はちみつやみかん花はちみつが該当します。
代表的な人気のはちみつの種類の特徴
ここでは、特に代表的なはちみつ5種の味や香りなどの特徴を表にまとめてご紹介いたします。
以下でご紹介するものは「はちみつ入門編」とも呼べるものばかりですので、とりあえずはちみつを買ってみようと思っている方は参考にしてみてください。
はちみつの種類 | 甘さ | 特徴 |
レンゲ花はちみつ | ほんのりとした酸味 | まろやかな口当たり 癖がない フローラルな香り |
アカシア花はちみつ | すっきりとした甘さ | 癖がなく上品 はちみつ特有の甘さがない フローラルな香り |
マヌカはちみつ マヌカハニー |
まったりとした甘さ | コクがあり濃厚 スパイシーな風味 ハーブのような香り |
百花蜜 | 商品による | 様々な花から集めているので個性がある 地域特有の味を楽しめる |
コーヒー花はちみつ | ほのかな酸味とコク | 苦味がある ほんのりとしたコーヒーの香り アイスコーヒーに合う |
はみちつの種類
数あるはちみつの中でも比較的スタンダードな20種類のはちみつを紹介します。
味・香りなどの特徴やおすすめの食べ方などに違いがあるので、はちみつ選びの参考にしてみてください。
マヌカハニー(マヌカはちみつ)
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マヌカハニーの特徴は高い殺菌効果です。
メチルグリオキサール(MGO)などの抗菌物質が、他のはちみつの比にならないほどに含まれており、喉や胃腸の調子を整えてくれます。
また、高い殺菌・抗菌効果があるので、口内炎の民間療法として非常に有名です。
マヌカハニーはコクが強く濃厚で、漢方薬のような香りがするので、普通のはちみつとは別物だと思っておいた方が良いでしょう。
非常に健康に効果的なはちみつなので、そのまま摂取がおすすめですが、食べづらい時はトーストやヨーグルトに混ぜてみましょう。
クセを抑えつつ、マヌカハニーのコクと甘味を楽しむことができます。
アカシアはちみつ
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アカシアはちみつはクセが少なく上品な香りが特徴となっています。
また、アカシアには果糖が多く含まれており、結晶化しにくいのも特徴。
香りも上品ですし、日本人向けのはちみつとして非常に人気が高い種類です。
クセがない分、食べ方は何でもOK。扱いやすく万人受けするはちみつであると言えます。
レンゲ花はちみつ
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アカシアはちみつ同様、クセのない上品な味で、ほのかに酸味を持っているのがレンゲ花はちみつの特徴です。
口当たりがまろやかなので食べやすいですが、ブドウ糖を多く含んでいるので結晶化しやすいです。
主にパンやヨーグルトにかける食べ方はもちろん、料理の甘味出しや隠し味に用いられることが多いです。
しかし、クセがないので基本的にはどんな料理に使っても美味しく食べることができます。
トチはちみつ
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主に東北地方に自生する自然木・トチから採れるトチはちみつ。
フローラルな香りと柔らかな甘みが魅力で、特に独特の華やかな香りは特徴的なはちみつとなっています。
また、果糖を多く含んでいるので結晶化しづらいので使い勝手も抜群。
飲み物の砂糖代わりにしたり、料理の隠し味に使ったりするのがおすすめです。
コーヒー花はちみつ
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飲み物としても有名なコーヒーの花から採れるはちみつで、まるでコーヒーのような濃い色をしており、香りが豊かなのが特徴です。
ほのかに酸味や苦み・コクがあるので、まさにコーヒー花のはちみつと言ったところでしょう。
クセが強めのはちみつですが、コーヒーのシロップとして使用するのが最もおすすめできる食べ方です。
百花蜜
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百花蜜とは、複数の花の蜜が混ざり合ってできたはちみつのことです。
そのため、ひとつひとつのはちみつが異なっており、同じメーカーのものでも味が異なる場合があります。
同じはちみつでも違った味が楽しめるはちみつとして人気が高く、比較的食べやすいはちみつが多い傾向があります。
商品によって味や香りが違うので、美味しい食べ方に特に決まりはありません。
クローバーはちみつ
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幸せの四葉のクローバーとしても有名なシロツメクサの花から採れるはちみつで、世界で最も消費量の多いはちみつです。
抗酸化作用があるポリフェノールや、ビフィズス菌を増やして腸内環境を整えるグルコン酸が多く含まれています。
やや甘味が強いもののさっぱりとした味わいとなっており、爽やかな香りを持っておりクセもありません。
結晶化はしやすいですが、使い勝手の良いはちみつであると言えます。
みかん花はちみつ
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みかんの花から採れるはちみつで、採取しにくいはちみつとされているのがみかん花はちみつです。
柑橘類を思わせるさっぱりした味わいと酸味、爽やかな強い香りが特徴です。
トーストやヨーグルトにかけて食べるとジャムのような感覚を楽しむことができますし、紅茶に入れるとアクセントとして美味しく飲むことができます。
ローズマリーはちみつ
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しっかりとした甘みと強めのハーブの香りが特徴となっているはちみつが、ローズマリーはちみつです。
まるでハーブティーを飲んでいるかのように香りを楽しむことができるはちみつです。
そのため、紅茶やバタートースト、お菓子やサラダのドレッシングの隠し味として使うのがおすすめです。
ラベンダーはちみつ
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ラベンダーの花のような芳醇な香りを楽しむことができるはちみつがラベンダーはちみつです。
しっかりとした甘みもありますが後味は意外とさっぱりしているので食べやすいのが特徴。
ただ、香りが特徴となっているはちみつなので、香りを楽しみたい方におすすめできるはちみつです。
これらの特徴から、飲み物やお菓子作りの隠し味として混ぜるのがおすすめです。
リンゴ花はちみつ
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フルーツとしても人気のリンゴの花から採れるはちみつです。
アップルパイを思わせるような優しい甘さと爽やかな酸味を持っており、クセのない味わいが特徴。
後味や香りは、まさにリンゴそのものです。
トーストやヨーグルトにかける食べ方もいいですが、アイスクリームにかける等、デザートのように食べるのもおすすめです。
クリはちみつ
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日本の秋の味覚・栗から採れるはちみつです。
非常に個性的でクセが強いはちみつなので、日本ではあまり定着していないはちみつの種類です。
イタリアでは定番のはちみつとして、韓国では健康づくりのために人気となっているようです。
甘味は強いですが、渋みやほろ苦さがあるので食べる人を選びます。
クセの強いはちみつなので、味や香りが強めのチーズなど、同じようにクセが強めの食品をの相性が良いです。
ソバはちみつ
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日本ではおなじみの蕎麦の原料であるソバから採れるはちみつを一言で言い表すなら健康食品です。
鉄分やミネラルが豊富に含まれているため、貧血気味の女性におすすめのはちみつです。
甘さの中に苦みを感じる黒蜜のような味ですが、香りは独特のものなので、日本人からはかなり敬遠されているはちみつです。
また、蕎麦アレルギーを持っている方は食べないように注意が必要です。アレルギーが出てしまいます。
タイムはちみつ
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爽やかな甘味と芳醇な香りを楽しむことができるのがタイムはちみつです。
香りが強めなので、好き嫌いが比較的分かれやすいはちみつの種類です。
タイムはちみつは、別名「アンチエイジングハニー」と呼ばれています。
抗酸化作用のある成分、ポリフェノールやフラボノイドが他のはちみつより群を抜いて含まれているのが特徴です。
タイムはちみつの風味を生かせる料理・食材と相性が良く、ハード系のチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノなど)やギリシャヨーグルトなどと合わせるのが人気のようです。
ナタネはちみつ
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菜の花を蜜源として採取されるナタネはちみつの特徴は、濃厚な口当たりとほのかな甘さです。
また、ナタネはちみつの甘味成分の比率で最も多くを占めるのはブドウ糖なので、結晶化しやすいのも特徴。
そのため、はちみつの中では最も水あめのように固くドロドロとしており、初めから固いテクスチャーのはちみつだと思って買ったほうが良いでしょう。
香りは独特で、大根を思わせる香りと表現する方もいらっしゃいます。
濃厚な蜂蜜なので、トーストに塗ったり、煮物や炒め物などの照り出しとして使ったりするのがおすすめです。
菩提樹(シナノキ・リンデン)はちみつ
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ハーブとしても用いられることの多い菩提樹の花から採れるはちみつです。
味・香りはハーブを思わせるような独特のもので、清涼感の中にやさしい甘みを感じます。
また、ブドウ糖の比率が高いの比較的結晶化しやしく、ドロッとしたはちみつになっています。
高いリラックス効果を持っているのが特徴なので、お休み前のハーブティーに少し混ぜると安眠が期待できるのでおすすめです。
レザーウッドハニー
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オーストラリア・タスマニア島に生育している低木樹、レザーウッドから採れる希少価値が高いはちみつがレザーウッドハニーです。
レザーウッドからの採蜜を許可された養蜂家が世界で5人しかいないことから、「幻のはちみつ」と呼ばれる大変貴重なものです。
マヌカハニーと同じように殺菌・抗菌効果に優れており、一般的なはちみつよりも遥かに高額です。
花そのものを思わせる豊かな香りと爽やかな甘みが魅力で、クセがないので日本人向けとも言えます。
飲み物の砂糖代わりとしてもいいですし、白カビやプロセスチーズとの相性が良いので、一緒に食べるのもおすすめです。
ミドウハニー
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ブラックベリーやクローバーなどの野草を主な蜜源として採取されるはちみつです。
薬効が高いことで重宝されているはちみつですが、万人受けするようなやさしい香りと、コクを感じる深い味わいなのが魅力です。
そのため、そのまま食べるのがおすすめです。
なお、このはちみつには熱に弱い栄養素が多く含まれているため、加熱調理はお控えください。
チウリはちみつ
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ネパール原生の植物、チウリの花の蜜から作られるはちみつです。
糖度が高いので甘味が強く、キャラメルのように濃密でコクがあるのが特徴です。
メープルシロップを思わせるような甘さをイメージしてみてください。
トーストやミルクに合わせたり、お菓子づくりに使ったりするのがおすすめです。
キルギスはちみつ
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結晶化した白色が特徴となっているのがキルギスはちみつです。
ブドウ糖の含有量が高いため結晶化しますが、その口当たりはクリーミー。
後味もさっぱりしており上品な甘さを楽しむことができるはちみつです。
クセもなく香りも控えめなので、日本人向けのはちみつであると言えるでしょう。