おすすめのコーヒー花はちみつと美味しい食べ方や特徴
コーヒーに砂糖の代わりとしてはちみつを入れて飲むのは、はちみつの食べ方の定番の1つです。コーヒーにほのかな香りと甘みを加えまろやかにし飲みやすくしてくれますが、コーヒーそのものの味わいを邪魔してしまうのではと気になる方もみえるでしょう。
そんな方にはコーヒー花はちみつがおすすめです。コーヒーの花から採取されたはちみつで、色や香り、味わいもコーヒー風味というコーヒーに入れるのに適したはちみつです。
今回はコーヒー花はちみつのおすすめと美味しい食べ方や特徴をご紹介していきます。
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コーヒー花はちみつとは?
コーヒー花はちみつはアカネ科コーヒーノキ属に属する植物を蜜源とするはちみつです。コーヒーノキ属にはアラビカ種、ロブスタ種など66種もの種が含まれています。
アラビカ種はアラビカコーヒー、ロブスタ種はインスタントコーヒーなどに用いられ、コーヒー豆の生産を目的として栽培されることが多い植物です。常緑で綺麗な赤い実を長期間つけることから、観葉植物としても人気となっています。
コーヒーノキはジャスミンのような香りの白く可憐な花を咲かせます。開花する時期は種によって異なるのですが、開花期間が2日程度ととても短いためなかなか見ることのできない貴重な花です。
コーヒー生産国ではこの貴重なコーヒーの花のみを蜜源としたはちみつが作られています。開花期間が短いということもあり、生産量もあまり多くない珍しいはちみつとされています。
コーヒー花はちみつの特徴
コーヒー花はちみつはまず見た目から他のはちみつとは異なります。一般的な透き通った琥珀色のはちみつよりも色が濃く、コーヒーのような色をしています。
濃い色のはちみつはクセが強いというのが一般的ですが、コーヒー花はちみつはコーヒーを思わせるような酸味が少しあるものの、優しい甘みとさっぱりとした後味でクセのない味わいとなっています。
香りは産地にもよりますがあまり強くないものが多く、ほのかなコーヒーの香りがします。コーヒー花はちみつという名前とコーヒー色の見た目から強いコーヒー味のはちみつを想像しますが、実際には優しいコーヒー風味のはちみつといえるでしょう。
様々な国でコーヒーノキが栽培されており、コーヒー花はちみつも色々な国で作られているので国による味の差はありますが、クセがなく食べやすいはちみつが多いとされています。
コーヒーの香りが好きで食べやすいはちみつをお探しの方にはコーヒー花はちみつはおすすめです。
コーヒー花はちみつの効果・効能
はちみつの成分は約70パーセントを糖、約20パーセントを水分が占めており、他に様々な栄養素を含んでいます。主な成分を簡単に以下にまとめて記載いたします。
- 糖:ブドウ糖、果糖
- 有機酸:グルコン酸
- 酵素:ホスファターゼ、ジアスターゼ
- ビタミン:ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC
- ミネラル:カルシウム、マグネシウム、カリウム
- アミノ酸:プロリン
- ポリフェノール
美肌に欠かせない成分であるビタミン、ミネラルや、腸内のビフィズス菌を増やし便秘を解消へと導いてくれるグルコン酸など、色々な効果を持つ成分を含むことで美容や健康への効果が期待できます。
コーヒー花はちみつは日本で定番のレンゲ花はちみつと比較するとカルシウム、カリウム、マグネシウムをより多く含む製品もあるとされています。
骨の形成に必要なカルシウムは毎日バランスよく摂取することが大事ですが、日本人は必要な摂取量に届いていないといわれています。コーヒー花はちみつには同じく骨の形成に必要とされるマグネシウムも含まれているので、骨の形成に必要な栄養素を効率よく摂取できることになります。
成長期のお子さんや妊娠、授乳期間の女性、高齢で骨密度の低くなっている方など、カルシウム不足が気になる方には手軽に美味しく食べられるコーヒー花はちみつがおすすめです。
コーヒー花はちみつの美味しい食べ方
コーヒー花はちみつは少し酸味があるものの、クセのないさっぱりとした味わいなのでそのままでも食べやすいはちみつです。コーヒー風味を確認するためにも、まずはそのまま食べてみるのをおすすめします。
何かにかけて食べるのでしたらトースト、ホットケーキなどにかけるのも相性がいいですし、プリンにかけるとカラメルソースの代わりとして使用できます。市販の安価なプリンにもコーヒー花はちみつをかけることで、味わいに深みを与えてくれます。
飲み物にいれるのでしたらやはりコーヒーがおすすめです。特にアイスコーヒーとの相性がいいと言われています。ホットコーヒーに合わないというわけではないので、砂糖を入れる代わりにコーヒー花はちみつを入れても大丈夫です。
アイスコーヒーにコーヒー花はちみつを入れるとはちみつとコーヒーの風味が自然に馴染み、コク深く香りの豊かなアイスコーヒーに仕上げてくれます。コーヒー花はちみつの甘みはそれほど強くないので、甘党の方は少し多めに入れてみるといいでしょう。
コーヒー花はちみつはそのコーヒー風味に特徴がありますから、コーヒーの香りが好きな方や、普段コーヒーに砂糖を入れて飲む方におすすめとなっています。
おすすめのコーヒー花はちみつ:厳選5種
それではおすすめのコーヒー花はちみつ厳選5種をご紹介していきましょう。
選ぶ際のポイントは、まずコーヒーノキの花から採れたはちみつかということです。他の花から採れたはちみつにコーヒーや香料を混ぜたはちみつというのも販売されているので、間違えないようしっかりチェックしてください。
産地による風味の違いもあるので、気に入ったものはどこで生産されたコーヒー花はちみつなのかも覚えておくといいでしょう。
なお、1歳未満の乳幼児はボツリヌス菌への耐性が備わっていないため、コーヒー花はちみつを含めはちみつは厳禁とされています。与えないよう注意してください。
>>赤ちゃんがはちみつを食べられる時期と危険性について詳しくはコチラ
野田ハニー / 世界のはちみつ コーヒー
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グァテマラ産のコーヒー花はちみつです。ほのかなコーヒー独特の風味とコクのある味わいで、コーヒーに入れたりトーストにかけると相性がいいはちみつとなっています。
保存料無添加、香料と着色料不使用で、コーヒー花はちみつの自然な味わいを楽しめる安全な商品です。価格もお手ごろでコストパフォーマンスもよく、コーヒー花はちみつを試してみたいという方におすすめです。
明治屋 / 世界の蜂蜜シリーズ エチオピア産コーヒー蜂蜜
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コーヒーの発祥の地と言われているエチオピア産のコーヒー花はちみつです。酸味の感じられる味わいと強めのコーヒー風味で、ややクセのあるはちみつとなっています。
クロワッサンやクリームチーズ、マスカルポーネなどのフレッシュタイプのチーズとの相性がいいとされています。クセのある製品ですので、コーヒー花はちみつを食べなれていてしっかりとした風味のものが好きな方におすすめです。
近藤養蜂場 / 世界のはちみつ ブラジル産 コーヒー
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世界のコーヒー生産量第1位を誇るブラジル産のコーヒー花はちみつです。ほのかなコーヒーの香りと優しい酸味が感じられる、クセの少ない食べやすい味わいとなっています。
コーヒーそのものの香りを邪魔することなく馴染むのでコーヒーに入れるのもいいですし、バニラアイスにかけるとアフォガート風のデザートとしていただけます。クセがなく飲み物やデザートに合わせやすいコーヒー花はちみつをお探しの方におすすめです。
サンフローラ / コーヒーの花のはち蜜
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こちらもコーヒー生産量第1位のブラジルで採蜜されたコーヒー花はちみつです。無農薬、無化学肥料で栽培されたコーヒーの花から採取されたはちみつを使用し、添加物や着色料を加えていない安心していただける製品となっています。
コクがありながらも後味はさっぱりとした甘みと、爽やかな酸味で飲み物やパンと合わせるだけでなく、料理にも使いやすい味わいです。
収穫時期によって差はあるものの、レンゲ花はちみつよりもカルシウム、マグネシウム、カリウムを多く含むとされています。ミネラル不足を手軽に美味しく解消したい方におすすめのコーヒー花はちみつです。
ローズメイ / グアテマラ産コーヒー蜂蜜
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中央アメリカ北部のグアテマラでコーヒーの花から採取されたはちみつです。コーヒー豆のような濃い色をしていますがクセはなく、酸味と苦味がほのかに感じられる味わいとなっています。
トースト、チーズにかけてもいいですし、飲み物に入れる場合はコーヒー以外にも紅茶やハーブティーとの相性もいいとされています。コーヒーのもつ酸味、苦味といった味わいに旨みを感じる方におすすめです。