美肌に!はちみつパックの効果と上手なやり方
はちみつを肌の直接塗る美容方法、はちみつパックを聞いたことがある方は少ないないのではないでしょうか?
はちみつの豊富な栄養素を利用して、食べるだけでなく直接肌などへ塗ることによる美容効果を期待することができます。
ではどのようにはちみつパックをすればいいのか。
ここでははちみつパックのやり方や注意点、様々な美容効果を期待できるアレンジ方法を紹介していきます。
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はちみつパックとは?
はちみつパックとは、はちみつを肌や髪、唇などに塗り、はちみつの保湿効果や殺菌効果を利用して美容効果を得るものです。
科学的に効果があると断定できるものではありませんが、はちみつは皮膚や粘膜を保護するために医療現場でも使われることがあり、十分な効果が期待できます。
美容に効果的なはちみつパックの成分
はちみつには、美容に効果的な様々な成分が含まれています。
- 糖類:保湿効果
- グルコン酸:殺菌効果
- ビタミンC:美白効果
- 酵素:ピーリング効果
- ビタミンB群:代謝促進
- アミノ酸:代謝促進
- ポリフェノール:抗酸化作用
- ビオチン:抗炎症作用
これだけ多くの美容成分が含まれるはちみつは、食べるのはもちろんパックとして使用してもとても美容に効果的なのです。
はちみつパックの効果
はちみつに含まれる美容成分について、それぞれどのような効果があるのかを解説していきます。
保湿効果
はちみつの主成分である糖類は、吸湿性の高い成分です。
触れたものや空気中から水分を吸い取り、保有する働きがあります。
美容液やパックにはちみつを使用する上で、最も期待できるのがこの保湿効果でしょう。
保湿力の高いはちみつが肌に浸透することで、肌が水分を保ちやすくなり、肌の乾燥を防いで肌理を整えます。
肌の乾燥、肌荒れの人におすすめ
保湿力の高いはちみつパックは、乾燥肌の方や乾燥が原因の肌荒れに悩んでいる方におすすめです。
ただし、乾燥して敏感になった肌にはちみつを塗って長く放置しすぎると、後の項目でご紹介するピーリング効果で肌が薄くなったり刺激を感じることがあります。
乾燥肌の方・敏感肌の方は欲張って長くパックしすぎないように気をつけ、肌に刺激を感じたらすぐに洗い流すようにしましょう。
殺菌効果
はちみつには、強い殺菌効果があります。
はちみつの殺菌効果の理由の一つに、先にご紹介した糖の働きが挙げられます。
糖は吸湿性が高いので、雑菌に触れると雑菌から水分を吸い出します。
ほとんどの雑菌は水分がないと活動・繁殖ができないため、はちみつは糖の性質により強い殺菌効果を持つのです。
はちみつの殺菌効果の二つ目の理由は、はちみつが強い酸性であることです。
細菌は酸に弱いものが多く、強い酸性の環境では水分がない環境と同じく活動・繁殖できません。
このような理由で、はちみつは天然の食品で人体には無害なのにもかかわらず、強い殺菌効果を持っているのです。
ニキビ予防
はちみつを酸性にしている成分の一つは、「グルコン酸」という成分です。
これは、花の蜜に含まれる糖をハチの唾液に含まれる酵素で分解する過程で生まれる成分です。
グルコン酸は市販のニキビ治療薬にも含まれている殺菌成分で、ニキビの原因になるアクネ菌にも効果があります。
そのためはちみつパックを用いると、ニキビ予防や対策にも役に立つのです。
美白効果
言葉の響きのために勘違いされていることも多いですが、美白とは肌の色自体を白くすることではなく、シミやくすみ、色素沈着を予防・対策して色ムラのない美しい肌を作ることです。
ただし、シミやくすみがなければ、肌自体のトーンは同じでも全体の印象がより白く明るい肌に見えます。
はちみつには、美白効果のあるビタミンCが含まれています。
ビタミンCには、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑制する働きがあります。
そのため、はちみつパックにはシミ・くすみを防ぐ美白効果も期待できるのです。
シミ・くすみ対策におすすめ
シミやくすみの原因となるメラニンは、紫外線による刺激に肌が対抗するために生成する物質です。
ビタミンCはこのメラニンの生成を抑制しながら、メラニンの代わりに外部の刺激から肌を守る働きをします。
そのため紫外線の刺激を受ける前に肌にビタミンCを与えると、メラニンが不要となるため日焼けやシミ・くすみを防ぐことができるのです。
ただし、できてしまったシミやくすみにビタミンCは効果がありません。
はちみつパックはあくまでシミ・くすみの予防として考え、できてしまったシミには他の対策を取るようにしましょう。
ピーリング効果
ピーリングとは、肌の表面をわずかに溶かし、古くなった角質を取り除くことです。
本来、古い角質は毎日の洗顔で自然に剥がれていくものですが、生活の乱れやストレスなどによりターンオーバーがうまく行っていない場合も多いです。
肌表面に古い角質が溜まると肌が硬くなり、くすんで見えたり、毛穴が詰まってニキビや角栓ができやすくなります。
はちみつは酸性なので、肌の成分であるタンパク質を分解する働きがあります。
そのため肌にはちみつを塗ると、肌表面の角質を穏やかに取り除き、柔らかくくすみのない肌に生まれ変わらせることができるのです。
シミやくすみは肌表面に溜まったメラニン色素の塊なので、ピーリングを繰り返すことにより徐々に薄くすることができます。
ニキビ跡対策
角質を落とし、肌のターンオーバーを正常化することで、ニキビ跡の対策にもなります。
ニキビ跡とは、ニキビを無理に潰したり触ってしまったことで、ニキビが治った後も色素沈着や凸凹が残ってしまった状態です。
はちみつを使ったピーリングで肌のターンオーバーを正常化すれば、ニキビ跡の下にある健康な皮膚が表出するのが早くなります。
抗酸化作用
はちみつには、抗酸化作用のある「ポリフェノール」が含まれています。
人は、呼吸により体内に酸素を取り入れて活動していますが、酸素を利用することにより生まれる活性酸素は体細胞にダメージを与える有毒な物質です。
活性酸素は年齢を重ねるごとに発生量が増えていきます。
活性酸素が体に与えるダメージを、代謝でカバーできなくなっていく現象がいわゆる「老化」です。
ポリフェノールは活性酸素を無毒化する働きがある物質です。
活性酸素を無毒化できれば、体にダメージを与えることがなく老化や病気を防ぐことができるため「アンチエイジング効果」があるとして注目されています。
抗炎症作用
はちみつは吸湿性と殺菌作用が強いという性質があります。
これらの働きにより、傷口などにはちみつを塗ると傷からの分泌液を減らし、雑菌の繁殖を防ぐという抗炎症作用は古くから民間療法に用いられてきました。
また、はちみつに含まれるビタミンBの一種であるビオチンは、代謝を助けて肌や粘膜を健やかに保つ働きを持っています。
アトピー対策
ビオチンは、タンパク質と結合して肌や粘膜、髪、爪などを丈夫にします。
アトピーの治療にはビオチンの摂取により肌質を改善する「ビオチン療法」という治療方法もあります。
ビオチンが不足すると肌が弱くなり肌荒れやアトピーになりやすくなるため、血中のビオチン濃度が低いことで起こる肌トラブルには非常に効果的な方法です。
はちみつにもビオチンが含まれているため、はちみつパックをしたり積極的にはちみつを食べることでアトピーが改善していく可能性もあります。
はちみつパックに使用するはちみつの選び方
どんなはちみつでも、はちみつパックの効果があるというわけではありません。
以下ではちみつパックをするときに大切なはちみつの選び方をご紹介します。
はちみつパックには生はちみつを選ぶ
はちみつには、蜂の巣から採ったものをそのまま販売している生はちみつと、加熱や他の成分を混ぜるなどの加工がしてある加工はちみつがあります。
加熱処理をするとはちみつの栄養成分が壊れてしまうため、はちみつパックには必ず生はちみつを使うようにしましょう。
はちみつパックにはできるだけマヌカハニーを選ぶ
マヌカハニーは、ニュージーランドに自生する「マヌカ」の花の蜜から作られたはちみつです。
マヌカハニーには、他のはちみつにはあまり含まれない「メチルグリオキサール(MGO)」という成分が含まれていて、一般的なはちみつの8倍もの殺菌効果・抗炎症効果があると言われています。
マヌカハニーは希少なので他のはちみつに比べると高価ですが、栄養成分の含有量に優れていて美容・健康効果が高いため、はちみつパックに特におすすめのはちみつです。
また、マヌカハニー以外ではオーストラリア・タスマニア島で採れる「レザーウッドハニー」もおすすめです。
マヌカハニーと同じくレザーウッドハニーも抗菌力が高いはちみつです。
特にTA(Total Activity)という抗菌力の高さを表す値が示されているレザーウッドハニーは、マヌカハニーにも並ぶ高い効果が期待できます。
生はちみつの見分け方
生はちみつかどうか見分ける基準となるチェック項目は、以下のようになります。
- 成分表示にはちみつ以外の成分がない
- パッケージに「純粋はちみつ」という表記がある
- 透明すぎず少し濁っている
- 色が濃かったり、焦げたような匂いがしない
- ある程度高価
商品が生はちみつかどうかを調べるためには、まず成分表示を見て、水飴や砂糖、香料などはちみつ以外の成分が加えられていないかを確認します。
他の成分が加えられているものは「加工はちみつ」や「はちみつシロップ」と呼ばれるものです。
また、パッケージを確認し「純粋はちみつ」と書いてあるかどうかをチェックしましょう。
ただし「純粋はちみつ」という表記だけでは、一概にそれが生はちみつか加熱処理済みのはちみつかを見分けることができません。
パッケージの表記以外で生はちみつを見分けるためには、見た目や匂いを参考にします。
まず、加熱処理されていない生はちみつは、透明すぎず濁っているのが特徴です。
はちみつに混じった花粉などが人工的に取り除かれていないか、また加熱処理により酵素の反応が止まっていないかどうかを濁りで見極めることができます。
また、高温で加熱されたはちみつは焦げたような色になっていたり、花以外の焦げた匂いがする場合もあります。
さらに、本物の生はちみつは希少で市場に出回っている量が少ないため、他のはちみつよりある程度高価なことも特徴といえます。
はちみつパックの基本的なやり方
基本的なはちみつパックのやり方をご紹介していきます。
これをベースにはちみつパックをアレンジすることができるので参考にしてください。
はちみつパックに必要な材料
はちみつパックに必要な材料は、以下の3つです。
- はちみつ(大さじ1程度)
- 木製のスプーン
- ラップ(口と鼻部分に穴を開ける)
ラップに穴を開けるのが面倒な場合は、市販のシートマスクで代用することもできます。
はちみつパックのやり方の手順
はちみつパックをする手順は、とてもシンプルです。
- 洗顔後、顔の水気をよく拭き取って蜂蜜を顔全体に馴染ませる
- 顔にラップを乗せ、密着するように手で押さえる
- 5分ほど置いて、ぬるま湯ですすぐ(有効な成分を肌に残すため、洗顔料は使用しない)
- 水分が逃げないよう、クリームなどでスキンケアをして蓋をする
はちみつパックのやり方の注意点
はちみつパックのやり方はとても簡単ですが、いくつかの注意点があります。
以下の方法を必ず守って行うようにしましょう。
アレルギーがないか事前にパッチテストを行う
はちみつは、アレルギーを起こす可能性のある食材です。
今まではちみつにアレルギーがなかった方も、体内に蓄積したアレルゲンが突然症状を引き起こすこともあります。
パッチテストの方法は以下で手順で行います。
- 二の腕の裏など、皮膚が薄く目立たない場所に蜂蜜を塗る
- 10分ほど置いて洗い流し、肌に異常が現れていないかどうか確認する
- 24時間経った後で肌の様子を見る
これで肌に問題がなければはちみつパックをしても問題ありません。
金属スプーンを使用しない
生はちみつは、金属と触れると化学反応が起こって本来の栄養成分がなくなってしまう場合があります。
特にマヌカハニーは金属スプーンに触れることで抗菌力が落ち、変質してしまいます。
瓶の中に金属のスプーンを入れた場合は、瓶の中で変質が進んで有効成分が弱まってしまうため注意が必要です。
はちみつパックをする時だけではなく、はちみつを食べるときも、木製や陶器のスプーンを使って掬うようにしましょう。
はちみつは常温で保存する
はちみつは、温度が14度前後になると結晶化が始まります。
これは自然な反応で、成分が悪くなっているわけではありませんが、結晶化してザラザラした質感になると肌に塗りにくくなってしまいます。
食べる場合は結晶化していても特に問題ありませんが、パックに使うはちみつは常温で保存し、滑らかな質感を保つようにしましょう。
はちみつを塗り過ぎない
はちみつパックをする時は、欲張って多く塗りすぎないことも大切です。
はちみつは粘着質な質感をしてるため、厚く塗りすぎると落とす時に大変です。
強く擦って落とすと逆に肌に負担になるので、はちみつパックをする時には垂れ落ちない程度の適量を塗るようにしましょう。
はちみつパックの時間を置きすぎない
はちみつをあまり長い時間肌の上においておくと、はちみつが乾くのと同時に肌の水分も蒸発してしまいます。
長く置けば置くほど効果が得られるというものではないので、はちみつが乾いてしまわない程度の時間を置いたら洗い流すようにしましょう。
はちみつパックをする頻度
はちみつは安全な成分で肌に害があるものではないので、毎日パックしても基本的には問題ありません。
しかし、はちみつにはピーリング効果があるため、肌質によっては高い頻度で行うと肌が薄くなってしまう可能性があります。
また、肌のコンディションや体調によっては赤みや痒みが出てしまう場合もあります。女性の場合は、肌が敏感になる生理前後も注意が必要です。
はちみつパックは「毎日やる」「◯日に一回やる」と頻度を決めず、その日の肌の状態を見ながら行うようにしましょう。
はちみつパックをするタイミング
はちみつパックは、お風呂上がりなど肌が温まって柔らかくなり、毛穴が開いている時に行うのがおすすめです。
お風呂後のタイミング以外ではちみつパックをしたい時には、蒸しタオルなどで肌を温めてから行うようにしましょう。
はちみつパックする時間がない場合
はちみつパックをする時間がない時は、パックのように時間を置く必要がない方法ではちみつの美容効果を得ましょう。
洗顔料や化粧水に混ぜていつも通り使うだけで、保湿力が上がってしっとりとした肌になります。
はちみつパックの落とし方
はちみつパックを落とす時には、ぬるま湯で洗い落とします。
肌をこすって刺激を与えないように、お湯で撫でるようなイメージで優しく洗い流しましょう。
この時、ぬるま湯ではなく水で落とそうとすると、はちみつが固くなって落としにくくなってしまいます。
洗顔料を使用しないで落とす
洗顔料を使ってしまうとせっかく肌に浸透したはちみつの成分が落ちてしまうためNGです。
ベタつきが気にならない程度まで落としたら、化粧水やクリームで蓋をしましょう。
部位別:はちみつパックのやり方
はちみつパックは、顔だけではなく唇や髪、身体にも使えます。
それぞれの部位のやり方について以下で解説していきます。
唇のはちみつパックのやり方
- 小さじ半分程度のはちみつを少し唇からはみ出すくらいの範囲に塗る
- 唇より一回り大きめに切ったラップを乗せ、5分ほど置く
- ラップを剥がし、水や化粧水で湿らせたコットンではちみつを優しく拭き取る
特に角質が溜まっている時は、落とす前に砂糖や塩を指で塗り、スクラブのようにマッサージするのもおすすめです。
唇のはちみつパックの効果・注意点
唇は、皮膚の中でも荒れやすく、皮剥けなどが起こりやすい場所です。
デリケートな唇をはちみつでパックすることで、潤いを与えて乾燥や縦じわがなくなり、ピーリング効果で古い角質を落とすことができます。
肌のパックと同じように、長く放置しすぎると余計に乾燥してしまうため、必ずラップで水分の蒸発を防ぎ、はちみつが乾く前に落とすようにしましょう。
髪のはちみつパックのやり方
- 大さじ2〜3程度のはちみつにトリートメントやオリーブオイルを混ぜ、髪に塗りやすく垂れ落ちない程度の硬さにする
- お湯で髪をゆすいで地肌までよく湿らせ水気を絞り、髪と頭皮に馴染ませます
- ホットタオルで頭全体を覆うように巻き、10〜15分放置する
- タオルを外していつも通りにシャンプー・リンスを行う
髪のはちみつパックの効果・注意点
髪をはちみつでパックすると、髪に潤いを与えることができ、しっとりとまとまりやすい髪になります。
また、頭皮にもはちみつは効果的で、地肌に栄養と水分を与えることによりフケや頭皮の乾燥を予防し、健康な髪を育てます。
髪にはちみつパックをする時は、髪の毛だけではなく頭皮にもしっかりと行き渡るように塗るようにしましょう。
鼻のはちみつパックのやり方
鼻のはちみつパックは、基本的に肌と同じです。
鼻を覆うようにはちみつを塗り、ラップで覆って5分ほど放置します。
毛穴の角栓がひどい時には、砂糖や塩を混ぜてスクラブ状にし、マッサージしてから落とすのもいいでしょう。
鼻のはちみつパックの効果・注意点
鼻は、毛穴が開いて角栓が溜まりやすく「いちご鼻」と呼ばれる黒ずみができやすい場所です。
鼻の角栓は、肌のターンオーバーが正常に行われていないことが原因です。
ピーリング効果のあるはちみつで鼻をパックすることで、古い角質が取り除かれて角栓を改善する効果が期待できます。
ただし、鼻の毛穴はとてもデリケートなため、気にして触るほどに悪化してしまいます。
また、開いて黒ずんだ毛穴に雑菌が入ると、ニキビなどのトラブルに発展することもあります。
鼻をはちみつパックする時には、必ず手指を清潔にし、肌や毛穴に刺激を与えないよう優しく行うようにしましょう。
手のはちみつパックのやり方
手をはちみつパックする時には、清潔にした手に直接はちみつを塗り、2〜3分放置して洗い流します。
より効果を高めるためには、はちみつを塗った手をホットタオルで包んだり、使い捨てのビニール手袋をかぶせるといいでしょう。
手のはちみつパックの効果・注意点
はちみつの保湿力で、水仕事や乾燥で荒れた手に潤いを与えます。あかぎれやささくれにも効果があります。
パックする時間がない時は、ハンドクリームにはちみつを混ぜて塗るのもおすすめです。
胸のはちみつパックのやり方
はちみつで胸をパックするには、お風呂などではちみつを直接胸に塗り、5分ほど放置してから流すだけです。
ボディソープにはちみつを混ぜたり、お風呂のお湯にはちみつを溶かすことでも効果があります。
胸のはちみつパックの効果・注意点
はちみつには、「ボロン」という栄養素が含まれています。
ボロンには女性ホルモンであるエストロゲンを助ける働きがあるため、バストアップ効果が期待できます。
ただしボロンは熱に弱いため、バストアップ目的ではちみつを食べたり肌に塗る時には加熱しないように注意しましょう。
はちみつパックの化粧品を使ったアレンジ方法
はちみつパックをする時間がなくても、手持ちの化粧品にはちみつを混ぜるだけで簡単にはちみつの美容効果を得ることができます。
こちらの項目では、はちみつを使った簡単な化粧品のアレンジ方法をご紹介します。
はちみつ+洗顔・クレンジング
はちみつを洗顔料やクレンジングに混ぜると、保湿力が加わってよりしっとりと洗い上げることができます。
泡立てるタイプの洗顔料にはちみつを混ぜる場合は、手や顔をすすいで洗顔料を泡だてた後、スプーン1杯分程度のはちみつを混ぜます。
泡だてない洗顔料やクレンジングの場合は、顔につける前に手のひらの上ではちみつと混ぜ合わせましょう。
その後いつものように顔を洗い、スキンケアをすれば完了です。
はちみつ+化粧水
化粧水にはちみつを混ぜると、保湿力や抗菌力により、乾燥やニキビへの効果が期待できます。
やり方は、洗顔後に手にとった一回分の化粧水にはちみつを1〜2滴混ぜて顔に塗るだけです。
はちみつの量が多すぎるとベタつくため、注意しましょう。
一回ずつ混ぜるのが面倒な場合は、化粧水のボトルにはちみつを入れて混ぜても大丈夫です。
その場合は100ml当たり、はちみつ大さじ1/2くらいが適量です。
また、少し手間はかかりますが、手作りのはちみつ化粧水を作ることもできます。
- 精製水:100ml
- グリセリン:小さじ2
- はちみつ大さじ1/2
以上の材料を煮沸消毒した容器に入れて混ぜだけで作ることができます。
はちみつ+美容液
はちみつを混ぜることで美容液の保湿力と浸透力がアップし、美容液の効果を底上げすることができます。
また、美容液には高価な商品が多いため、はちみつと混ぜて使うことにより量を節約することもできます。。
はちみつを美容液と混ぜる時は、1:1の割合で混ぜ合わせてから手のひらで温め、顔全体を持ち上げるようにして塗ります。
マッサージをしながら、何度か重ね塗りをするとより効果的です。
はちみつ+シャンプー
はちみつをシャンプーに混ぜると、髪と頭皮にはちみつの栄養と潤いが行き渡り、健康でまとまる髪に仕上げる効果があります。
泡立てる前にはちみつを混ぜると泡立ちが悪くなるシャンプーもあるため、シャンプー単体でよく泡だててから混ぜるのがおすすめです。
はちみつ大さじ1程度をシャンプーに混ぜ、いつものように髪を洗って流しましょう。
はちみつ+市販のクリーム
はちみつを市販のクリームに混ぜると、保湿力・浸透力・抗菌力が上がって様々な肌荒れの改善に役立ちます。
基本的にどんなクリームに混ぜても効果がありますが、特におすすめの市販のクリームは以下の2種類です。
ニベアクリーム
ニベアクリームはもともと保湿力の高いクリームですが、はちみつを混ぜることでさらに効果が上がります。
はちみつをニベアクリームに混ぜる時は、一回分を手に取り、ニベアクリームとはちみつを3:1の割合で混ぜましょう。
ニベアクリームは顔、体、爪、髪の毛先など、様々な部位の保湿に使うことができます。
ワセリン
ワセリンは、鉱物性の油を使った油脂性のクリームです。
ワセリンにはちみつを混ぜることで、はちみつの栄養成分にワセリンの油分が蓋をし、より肌に浸透しやすくします。
ただし、油分が多いため顔などの広い部分に塗ると、ベタつきやテカリが気になる場合があります。
ワセリンにはちみつを混ぜたものは、唇のパックや指先、毛先、かかとなど、特に乾燥が気になる部分に使いましょう。
はちみつパックのアレンジ方法
はちみつパックは、はちみつ単体で使うだけではなく、他の素材と混ぜて使うことでより高い美容効果を発揮します。
以下ではちみつと合わせて使うのにおすすめの素材や使い方をご紹介します。
はちみつ+オリーブオイル
はちみつパックの保湿力をあげたい場合は、オリーブオイルと混ぜるのがおすすめです。
水分を蓄えるはちみつと、水分に油分で蓋をするオリーブオイルの組み合わせは、保湿に最適です。
上の項目でご紹介したように髪と頭皮のパックに使うほか、唇、手、胸など今回ご紹介したほとんどのはちみつパックと同じ方法で使うことができます。
ただし、顔のTゾーンなど皮脂が気になる場所は、オリーブオイルの油分で余計にテカリが出てしまう可能性があるため使用を控えるようにしましょう。
はちみつ+ココナッツオイル
はちみつとココナッツオイルは、美白に効果的な組み合わせです。
ココナッツオイルは、美容成分を豊富に含んだ油脂です。
特に「トコトリエノール」という成分は非常に優れた抗酸化作用があり、特に紫外線ダメージに非常に強い効果があります。
紫外線から肌を守る働きがあり、紫外線ダメージを約20%カットするとも言われています。
そんなココナッツオイルと、シミ・くすみに効果のあるビタミンCを含んだはちみつは美白に効果的な組み合わせです。
はちみつ+オリーブオイルの組み合わせのように、皮脂が気になる場所以外どこにでも使うことができますが、特に美白に力を入れたい方はココナッツオイルとの組み合わせを選ぶといいでしょう。
はちみつ+馬油(マーユ)
はちみつの美容成分をより浸透させたい場合は、馬油との組み合わせがおすすめです。
馬油は人間の皮脂にとても近い性質を持ち、肌に浸透しやすく様々な肌荒れや乾燥に効果があります。
実際に馬油とはちみつを混ぜて肌に塗ると、パックという感覚ではなく塗ったそばから肌に染み込み、肌を奥から保湿するような感覚になります。
人間の皮脂に似た馬油はブースターの役割も果たすため、はちみつ+馬油のパックをした後は化粧水などの浸透もよくなります。
はちみつ+緑茶パック
はちみつと緑茶の組み合わせは、美白と毛穴ケアに効果があります。
緑茶にはビタミンCが豊富に含まれていて美白効果があり、また、カテキンの抗酸化作用や収れん作用が毛穴を引き締め若々しい肌を作ります。
緑茶パックとは、粉末状にした緑茶の茶葉と小麦粉、水を混ぜてペースト状にしたものです。
これを肌に塗って5〜10分置き、流すことで肌が1トーン明るくなり、毛穴が小さくなったことも実感できます。
はちみつは、この緑茶パックに不足している保湿力を補うことができます。
さっぱり感のある緑茶パックとしっとり感のあるはちみつパックの両方の利点を得られるので、毛穴の開きと乾燥がどちらも気になる方に特におすすめのアレンジ方法です。
はちみつ+塩
はちみつと塩を混ぜると、優れたピーリング効果を持つスクラブを作ることができます。
はちみつの美容成分に塩のミネラル分や殺菌効果、洗浄効果が加わり、肌をしっとり・さっぱりと洗い上げます。
はちみつと塩のスクラブは、肘、膝、踵、唇など、硬くなった角質や古い角質が溜まりやすい場所に使うのがおすすめです。
全身の肌にも使うことができますが、塩は粒子が大きく刺激が強い場合もあります。
敏感肌の方や顔に使う場合は、塩よりも粒子の細かい砂糖を使ってシュガースクラブを作るのもおすすめです。
はちみつ+卵白
はちみつと卵白の組み合わせは、肌にハリと潤いを与えます。
はちみつと卵白でパックをする時には、1個分の卵白を単体で十分に泡だて、メレンゲのようにしてからはちみつを大さじ1〜2程度混ぜます。
先にはちみつを混ぜてしまうと、十分に泡立たないため注意が必要です。
卵白には、アミノ酸が豊富に含まれおり、肌に潤いとハリを与えるコラーゲンの元となる成分なので、肌のシワやたるみを改善します。
卵白パックは単体だと乾燥しやすいのがネックですが、はちみつを加えることで保湿力が増し、乾燥を気にせずパックすることができます。
はちみつ+ヨーグルト
はちみつとヨーグルトの組み合わせのパックには、即効性のある美肌効果があります。
ヨーグルトは、ピーリング効果のあるフルーツ酸、新陳代謝を促すビタミンB群、毛穴の汚れを吸着するタンパク質など、はちみつに負けないくらい多くの美容成分を含んだ食材です。
はちみつとヨーグルトのパックを洗い流してすぐ「肌が1トーン明るくなった」、「ニキビが減った」など、即効性のある効果を感じている人が多いようです。
はちみつとヨーグルトを混ぜるだけではゆるくなりすぎて顔から垂れ落ちてしまうこともあるので、パックするときは少量の小麦粉を混ぜて硬さを調整しましょう。
はちみつ+りんご
はちみつとりんごの組み合わせは、肌のざらつきをなくして滑らかな肌にする効果があります。
りんごはピーリング効果のあるフルーツ酸が豊富で、パックに使うと肌のくすみやざらつきを取り除いてくれます。
また、はちみつにもピーリング効果がありますし、りんごだけでは補えない保湿力をサポートするので、古い角質が溜まっている肌にぴったりの組み合わせです。
はちみつとりんごのパックをするときは、りんごをすりおろしてスプーン一杯程度のはちみつを混ぜて肌に塗り、10〜20分放置して流します。
はちみつ+ニンニク
はちみつとニンニクのパックには、小じわ撃退効果があります。
ニンニクに含まれる「アリシン」という成分には、皮膚細胞から老廃物を排出させ、必要な栄養を吸収しやすくさせる効果があります。
肌に栄養の吸収を促すニンニクと、美肌効果のある栄養素を豊富に含んだはちみつは非常に優れた組み合わせです。
ただし、ニンニクをそのまま肌に乗せるととても刺激が強いため、注意が必要です。
はちみつとニンニクのパックを作る時には、煮沸消毒した瓶にすりおろしたニンニクを入れ、ニンニクが全て浸るくらいの量のはちみつを注ぎます。
それをよくかき混ぜて、日光の当たらない涼しい場所に半年〜1年置いておきます。
熟成されて、ニンニクとはちみつが溶け混ざり飴色になったら使い時です。
顔全体に塗り、5〜10分ほど置いて洗い流すと、生き生きして小じわの少なくなった肌を実感できるでしょう。
はちみつ+粉末コラーゲン
はちみつと粉末コラーゲンのパックには、肌を保湿してハリを与える効果があります。
コラーゲンには、肌の表層で水分が逃げないよう抱え込む保湿効果があります。
はちみつ自体が持つ保湿効果との相乗効果で、コラーゲンと組み合わせてパックをすると他の組み合わせのパックよりも優れた保湿力を実感できます。
肌内部の水分量が増えると肌のトーンも上がって見えるので、美白効果も期待できる組み合わせです。
はちみつ大さじ1、粉末コラーゲン小さじ1を混ぜ合わせて肌に塗り、5分置いて流すだけで乾燥肌を改善できます。