おすすめのみかん花はちみつと美味しい食べ方や特徴
こたつとみかんと言えば日本の冬の定番とも言える組み合わせです。
みかんは日本人にとって馴染み深い柑橘類の1つで、果物としてそのまま食べる以外にも菓子、ジュースなど様々な形に加工され楽しまれています。
そんなみかんの楽しみ方の1つとして、みかん花はちみつというのがあるのをご存知でしょうか。
その名の通りみかんの花から採取されたはちみつで、柑橘類のような香りと味わいが特徴的なはちみつです。
今回はみかん花はちみつのおすすめと美味しい食べ方や特徴をご紹介していきます。
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みかん花はちみつとは?
日本を代表する果物の1つであるみかんですが、正式な和名はウンシュウミカン(温州蜜柑)といいます。
甘い柑橘を表す蜜柑という漢字と、柑橘の名産地である中国の温州市から名づけられたとされています。
名前の由来は中国の都市ですが、原産地は日本の不知火海の沿岸地域だという説が有力です。
現在は主に関東以南の地域で栽培されており、代表的な産地である和歌山県、愛媛県、静岡県では年間の収穫量が10万トンを超えています。
みかんの花は5月の上旬から中旬頃に開花します。
花の大きさは3センチメートルほどで5枚の花びらを持つ可愛らしい白い花です。
愛媛県ではみかんの花は県の花に制定されています。
開花期間はあまり長くないことと、雨の日はミツバチが外に出てくれないのですが開花時期と雨の降りやすい時期が重なっていることから、養蜂家の方の間では採取しにくいはちみつと言われています。
みかん花はちみつの特徴
みかん花はちみつは香りと味わいに特徴があります。
特にみかんを連想させる爽やかな柑橘の香りは、みかん花はちみつならではと言えるでしょう。
製品による差はありますが、香りが強めのものが多いので柑橘の香りが好きな方におすすめです。
一般的なはちみつよりも酸味が感じられ、さっぱりした味わいを特徴としています。
食べると口の中に柑橘の香りとさっぱりとした酸味が広がり、みかんのような甘酸っぱい味わいです。
色は薄く透き通っており、綺麗な黄金色をしています。
クセが少なく、甘みと酸味のバランスがよく後味もすっきりとしているので食べやすいはちみつとなっています。
みかん花はちみつの効果・効能
みかん花はちみつの主成分は糖ですが、他に様々なビタミンやミネラルなどの栄養素を含んでいます。
代表的なものを以下にまとめて記載いたします。
- 糖:ブドウ糖、果糖
- 有機酸:グルコン酸
- 酵素:ジアスターゼ、ホスファターゼ
- ビタミン:ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2
- ミネラル:ナトリウム、カリウム、亜鉛
- アミノ酸:プロリン
- ポリフェノール
主成分の糖は成分中の約70パーセントを占め、ブドウ糖と果糖は分解を必要とせずエネルギー源としてすぐ利用できる単糖類となっています。
分解する必要がないということは胃腸への負担も少なく、スムーズにエネルギーに変換できるので栄養補給に効果的とされています。
ビタミン、ミネラルは肌や骨の形成と深く関わりがあり、美容や健康のためには欠かすことのできない成分です。
風邪のひきはじめで体力が落ちている方や、肌トラブルを改善し健康的な美肌を目指したい方にみかん花はちみつはおすすめです。
はちみつには殺菌作用と抗炎症作用がある
これらの作用は風邪のひきはじめの喉の痛みにも効果が期待できますし、口内炎に塗ることによって治りが早くなる民間療法で活用されることもあります。
グルコン酸による整腸作用
みかん花はちみつに含まれる有機酸のグルコン酸には腸内でビフィズス菌を増やす効果があり、便秘を解消し腸内環境を整えてくれます。
便秘で溜まっていた有害物質や老廃物は肌トラブルの原因にもなるので、便秘の解消は肌トラブルの改善にも繋がります。
みかん花はちみつの美味しい食べ方
クセがなく甘酸っぱい味が特徴のみかん花はちみつはそのままでも十分美味しくいただけますが、相性のいい食品と合わせることで色々な楽しみ方ができます。
ジャムのかわりにトーストやヨーグルトにかけると、ほどよい甘さと酸味をプラスするだけでなくみかんを思わせる柑橘の香りが食卓に爽やかさを演出してくれます。
はちみつを砂糖の代わりに紅茶に入れるのは定番ですが、みかん花はちみつは紅茶と最も相性のいいはちみつと言われています。
元々紅茶と柑橘の相性がよく、柑橘の香りとまろやかな甘さ、心地よい酸味を持つみかん花はちみつは紅茶に華やかさを加えてくれます。
飲み物として楽しむのでしたら、ホットみかん花はちみつもおすすめです。
みかん花はちみつをお湯で溶くだけの手軽な飲み物ですが、柑橘の香りと甘酸っぱいみかん花はちみつそのものの味わいが楽しめます。
ホットみかん花はちみつは寒い日や寝起きに飲むと体を内側から温めてくれますし、ショウガやレモンをプラスするだけでアレンジも簡単にできるので体調やその日の気分に合わせて色々と試してみてください。
みかん花はちみつは柑橘の香りと甘さと酸味を兼ね備えた味わいが人気のはちみつなので、みかんのようなフルーティな風味を好まれる方におすすめとなっています。
おすすめのみかん花はちみつ:厳選5種
それではおすすめのみかん花はちみつ厳選5種を紹介していきましょう。
選ぶ際に大事なことは、みかんの花を蜜源としているかどうかです。
様々な花を蜜源とする百花蜜の中にはみかんの花の蜜が含まれるものもありますが、みかん花はちみつの風味を楽しむならみかんの花のみを蜜源としたものがおすすめです。
なお、1歳未満の乳幼児はボツリヌス菌への耐性が備わっていないため、みかん花はちみつを含めはちみつは厳禁とされています。
小さなお子さんのいるご家庭では十分に注意してください。
赤ちゃんがはちみつを食べられる時期と危険性について詳しくはコチラ
かの蜂 / 国産みかん蜂蜜
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福岡県八女市にある飛形山のみかん畑で採取されたみかん花はちみつです。
標高450メートルの飛形山は福岡県内でも名水の湧く地として有名であり、その地に広がる立花みかん畑のみかんの花を蜜源としています。
巣箱の中ではちみつの糖度が78度以上の完熟状態になってから採蜜された完熟はちみつです。
非加熱なので栄養価も高く、100パーセント天然のはちみつとなっています。
上品な柑橘の香りと甘酸っぱいみかんの風味で、さっぱりとした味わいです。
栄養価が高く朝食にプラスすると簡単に栄養補給ができるので、朝はあまり食欲がない方にもおすすめです。
ママパン / 有機みかんの花からつくった純粋ハチミツ
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広島県大崎上島の中原観光農園で栽培されている有機みかんの花から採蜜されたみかん花はちみつです。
中原観光農園では有機JAS規格で柑橘が栽培されており、オーガニックや有機肥料作りにも取り組まれています。
採蜜されたはちみつはろ過した後に瓶詰めされており、余計な処理をせず必要最小限の工程で製造されているため自然な味わいのみかん花はちみつとなっています。
オーガニックに取り組む農園で栽培された有機みかんの花を蜜源としていることから、食の安全に気を配る方におすすめです。
二宮養蜂農園 / 愛媛みかんの花100%はちみつ
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愛媛県八幡浜市西宇和地区のみかんの花から採蜜されたみかん花はちみつです。
みかんの産地として有名な八幡浜市で、減農薬で栽培された柑橘の花を蜜源としています。
5月に採蜜されてから10月頃までは非加熱の純粋なはちみつとなっていますが、11月以降の寒い季節には結晶化してしまうため50度前後で過熱し瓶詰めされています。
非加熱のものを求める方は、寒くなる前に購入されるといいでしょう。
国内有数のみかん産地の1つ愛媛県産ということで、みかん花はちみつを食べ比べるなら外せない製品です。
愛媛のみかんがお好きな方におすすめのみかん花はちみつです。
観音山フルーツガーデン / 観音山みかんはちみつ
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和歌山県紀の川市にある観音山でみかん栽培を行っている観音山フルーツガーデン製のみかん花はちみつです。
里山に巣箱を設置し、5月の中旬頃に開花したみかんの花から採蜜されています。
濃縮還元などは行わない天然のはちみつにこだわり、気温の高い5月から11月頃までは非加熱のはちみつとなっています。
気温の低くなる11月から4月頃にかけては温風で加熱していますが、酵素を傷めないよう40度前後で温めるなどの配慮がされています。
豊かな柑橘の香りと上品な酸味を含む味わいから、紀州の里山の恵みが感じられるはちみつとなっています。
そのまま食べる以外にも、ご飯を炊く際に入れると新米のような艶のあるご飯へと仕上げてくれるので、料理に使えるみかん花はちみつをお探しの形におすすめです。
森羅万象堂 / 蜂蜜 みかん
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熊本県の海沿いの斜面に広がるみかん畑で採蜜されたみかん花はちみつです。
太陽の光と潮風をたっぷりと浴びて育った、ジューシーでコクのあるみかんの風味を感じさせてくれます。
糖度の測定や残留農薬の検査などを定期的に行い、品質管理も徹底されています。
保存料と添加物も使用されておらず、水あめや果汁による調整もしていないので、みかん花はちみつ本来の味わいを楽しめる製品です。
優しいみかんの香りと芳醇な甘みを持ちながらも、滑らかな舌触りとさっぱりとした後味で食べやすいはちみつとなっています。
自宅用だけでなく贈答品としても人気なので、ギフト用のみかん花はちみつをお探しの方にもおすすめです。