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おすすめの百花蜜と美味しい食べ方や特徴

おすすめの百花蜜と食べ方や特徴

自然の中を歩いていると様々な草木の花に蜂が訪れている光景が見られます。レンゲ、アカシアなどはちみつとして販売されている花の蜜もありますが、他の花々の蜜ははちみつとして販売されていないのか疑問に思った方もみえるかと思います。

そんな色々な花の蜜が気になる方には百花蜜がおすすめです。1種類の花ではなく複数の種類の花から採蜜され、含まれる花の蜜によって製品ごとに異なる味わいや香りが楽しめるはちみつです。

今回はそんな百花蜜のおすすめと美味しい食べ方や特徴をご紹介していきます。

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百花蜜とは?

百花蜜とは?

百花蜜というのは地域に咲く複数の花から採蜜されたはちみつのことを言います。

日本には400種類近い蜜源植物が生育しており、土地や季節によって蜜が採取される花も異なるため様々な味わいが楽しめます。

なお、レンゲ花はちみつやアカシア花はちみつなど1種類の植物を蜜源としたはちみつは「単花蜜」といいます。

単花蜜も土地によって風味は異なりますが、極端な差が出るほどではないため安定した味わいとなります。

ではなぜ百花蜜と単花蜜という異なる種類のはちみつができるのかですが、これは「セイヨウミツバチ」と「ニホンミツバチ」の習性の差によるものが大きいです。

セイヨウミツバチの習性とはちみつの特徴

セイヨウミツバチはヨーロッパやアフリカを起源とするミツバチです。

日本では明治時代に輸入されて以降、多くのはちみつが採取できるため養蜂家の間で広く普及していきました。

このセイヨウミツバチには同一の花の蜜を集めるという習性があり、この習性を利用しレンゲ花はちみつやアカシア花はちみつのような単花蜜が作られています。

では必ずしもセイヨウミツバチの集めたはちみつは単花蜜なのかというと、そうではありません。

特定の種類の花の蜜を集めていても、その花が少ない場合などは他の花からも蜜を集めることがあるため、他の花の蜜が混ざったものは百花蜜となります。

ニホンミツバチの習性とはちみつの特徴

ニホンミツバチはアジア全域に分布するトウヨウミツバチの亜種で、日本に昔から生息しているミツバチです。

ニホンミツバチも養蜂で利用されていますが、セイヨウミツバチと比べると採取できるはちみつの量が少なく、巣箱から逃げてしまうことも多いので現代の養蜂ではセイヨウミツバチが主流となっています。

このニホンミツバチはセイヨウミツバチと異なり、野山に咲く様々な花の蜜を採取してくる習性があります。

そのため、ニホンミツバチを利用して作られたはちみつは百花蜜となります。

百花蜜の特徴

百花蜜の特徴は、製品によって味わいや香りが異なるという点です。

その土地に咲く様々な花から蜜が採取されるため、季節や場所が異なれば咲く花も異なり、蜜源となる植物が変わってしまうので味も香りも変わってきます。

同じ土地で採蜜された百花蜜でもその年の開花状況の違いなどにより味わいも変わってくるため、自然をより身近に感じられるはちみつとも言えるでしょう。

食べてみるまでのお楽しみというのも魅力ですが、全くわからないのでは選びにくい方もみえるかと思います。

一般的には色の薄いはちみつほどクセが少なく、色の濃いはちみつほどクセが強い傾向があり、これは百花蜜にも当てはまる傾向です。

クセのない食べやすい百花蜜を好む方には色の薄いものを、はちみつ独特の風味を楽しめる濃厚な百花蜜を好む方には色の濃いものをおすすめします。

百花蜜は美味しい?まずい?

百花蜜は様々な花から蜜が採取される為、商品によって味や香りに違いがあります。

日本人から人気がある食べやすいアカシアやレンゲから採取されていれば美味しいと感じられやすいです。

逆にソバやクリのようにクセが強い蜜が採取されている場合もあるので「まずい」と感じしてしまう人も一定数いるかと思います。

百花蜜はいい意味で悪い意味でもギャンブルのようなはちみつです。

同じ養蜂家から購入しても毎年味わいが違うことは珍しくありません。

食べやすい百花蜜の見分け方

商品によって味や香りに違いがある百花蜜ですが、日本人好みの食べやすい味や香りかどうか見分ける方法があれば失敗することは少なくなります。

簡単に判断できるのは百花蜜の色です。

はちみつは基本的に色が薄いほどさっぱりと軽めの味わいで、色が濃いほどクセが強く個性的な味わいである傾向があります。

食べやすい百花蜜を探している場合は、色が薄い百花蜜を選ぶようにすると、失敗は少なくなります。

逆に個性的で濃厚な味わいの百花蜜を探している場合は、濃い茶色や黒っぽくなっている百花蜜を選んでみてください。

はちみつの種類と特徴について詳しくはコチラ

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百花蜜の効果・効能

百花蜜の効果・効能

四季折々の様々な花から採蜜されているため製品によって多少の差はありますが、百花蜜の主な成分は糖と水分です。

全体の約70パーセントが糖、約30パーセントが水分で構成され、他に以下のような栄養素などを含むとされています。

  • ビタミン
  • ミネラル
  • アミノ酸
  • 有機酸
  • 酵素
  • ポリフェノール

これらの中でもビタミンやミネラルは美容に欠かせない成分で、シミやシワを抑制し美しく若々しい肌へと導く効果が期待できます。

百花蜜には炎症を抑える効果や殺菌効果も期待できるので、ニキビの抑制にも効果があると言われています。

はちみつを使った美容方法と効果について詳しくはコチラ

ミネラルの中には利尿作用があるとされているカリウムも含まれており、浮腫みの解消にも効果が期待できるのでデスクワークで足が浮腫みがちの方にも百花蜜はおすすめです。

また、主成分の糖はブドウ糖と果糖が大半を占めているのですが、この2種類の糖は砂糖に含まれるショ糖よりも体に吸収されやすい特徴があります。

そのため胃腸に負担をかけずに、効率よく栄養補給ができるとされています。

運動後の栄養補給や体の弱っているときなど、無理なく栄養補給をしたい時にも様々な栄養素を含む百花蜜はおすすめです。

百花蜜の美味しい食べ方

百花蜜の美味しい食べ方

百花蜜は味わいが製品によって異なるため、まずは少量そのまま食べてみて味を確認してみるといいでしょう。

クセのないまろやかな甘みのものでしたら、トーストやホットケーキなどにかけるだけでなく砂糖の代わりに調味料としても使用できます。

濃厚な甘みが感じられる百花蜜でしたら、コクのあるチーズや酸味のあるライ麦パンなどと相性がよく、酸味と甘みのバランスがとれた大人向けの味へと仕上げてくれます。

百花蜜には安価な製品も多いので、果実漬けやナッツ漬け、生姜漬けなどはちみつ漬けを作る際にもおすすめです。

百花蜜を使った生姜のはちみつ漬けの作り方

定番の生姜のはちみつ漬けの作り方の手順を紹介します。

  1. 瓶を煮沸消毒する
  2. スライスした生姜とはちみつを交互に瓶に入れていく
  3. 最後に生姜に被る程度まではちみつを注ぐ

1日経つと生姜から水分が出るので、よくかき混ぜてから使用して下さい。

1週間程度漬け込んでおくと生姜にも味が馴染むので、辛味が苦手な方でも食べやすくなります。

生姜が漬け込んでも食べにくい場合は、料理やお菓子作りに使用すると無駄なく利用できます。

生姜のエキスが出たはちみつの方は紅茶や豆乳に入れると寒い季節は体を内側から温めてくれますし、夏は冷たいソーダ水と混ぜれば自家製のジンジャーエールとして楽しめます。

季節や採蜜された土地によって風味や味わいが異なることが百花蜜の魅力でもありますから、製品ごとの味の違いを楽しみながら色々な食べ方を試したい方におすすめのはちみつです。

おすすめの百花蜜:厳選5種

おすすめの百花蜜:厳選5種

それではおすすめの百花蜜厳選5種を紹介していきましょう。

百花蜜を選ぶ際のポイントですがどこで採蜜されたはちみつなのかをチェックしましょう。

土地だけでなく、季節やどんな花を蜜源としたかも記載されたものを選ぶと、製品への信頼だけでなく食べる際に景色を想像できて楽しみにも繋がります。

なお、1歳未満の乳幼児はボツリヌス菌への耐性が備わっていないので、百花蜜に限らずはちみつは厳禁とされています。

小さなお子さんのいる家庭では取り扱いに注意してください。

赤ちゃんがはちみつを食べられる時期と危険性について詳しくはコチラ

かの蜂 / 国産百花蜂蜜

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春に九州の各地と広島、山口で採蜜されたはちみつを使用した国産の百花蜜です。

レンゲの花や菜の花、山に咲く花など自然に咲くたくさんの花から集められたはちみつは、ほのかな自然の香りとまろやかな味わいで後味もすっきりとしています。

非加熱で栄養価も高く、糖度の高い完熟蜂蜜となっています。

上品でクセがなく毎日食べても飽きのこない味わいとなっているので、日常的にはちみつを食べる方におすすめの百花蜜です。

蔦川蘭蜂園 / 百花和蜜

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中国山地でニホンミツバチが集めたはちみつを使用した広島県産の百花蜜です。

中国山地の山の中で自然に咲く花々を蜜源としているので、農薬が使用されていない安全な製品となっています。

遠心分離機を使わずに手作業で抽出され、貴重な栄養源である花粉も含まれた無添加で純粋な非加熱のはちみつです。

独自の蔦川式採蜜方法を用いることで、非加熱でありながら糖度が80度以上まで高められています。

濃厚でコク深い味わいのはちみつを好む方におすすめの百花蜜です。

みつばち本舗 / 高原万花

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広島県神石高原町の蜂の飼育場にて生産された百花蜜です。

標高500メートルほどの高原地域に咲く花々を蜜源としており、蜂の飼育場周辺の環境づくりとして植樹をし蜜源を増やす活動も行われています。

不純物はろ過で取り除かれ、高温での加熱は行われていない製品となっています。

寒い季節は扱いやすい粘度を保つために加温されることがありますが、40度程度の温度で行い栄養を壊さないよう配慮されています。

ハーブのような香りとコクの強い味わいの百花蜜です。

はちみつを食べなれていて、独特のクセがないと物足りないと感じる方におすすめです。

くらすわ / 日本蜜蜂のはちみつ

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信州伊那谷の中川村周辺の花々から採蜜された百花蜜です。

ニホンミツバチを使い1年から2年という時間をかけて採蜜された、貴重なはちみつとなっています。

中央アルプスと南アルプスに挟まれた自然豊かな環境に咲く様々な花の蜜が混ざり、コクのある旨みと独特の風味をもつ百花蜜です。

布で自然にろ過したはちみつを瓶詰めし、色や風味を損なわないよう過度にならない程度の加温処理が行われています。

ニホンミツバチの研究を20年以上続け、メディアで紹介されたこともある養蜂家の方が採蜜しています。

ニホンミツバチの百花蜜が好きで色々食べ比べをされている方におすすめの、カリスマ養蜂家のこだわりのつまった百花蜜です。

小林養蜂園 / 百花はちみつ

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群馬県渋川市のJR津久田駅の近くで採蜜された百花蜜です。

桜の花の蜜を主体に、梅の花や菜の花など春に咲く花の蜜が含まれています。

遠心分離機で採蜜しろ過した後に余計な手は加えず、結晶化するまでは非加熱の生はちみつが販売されています。

日本人に馴染み深い桜、梅の花の蜜が中心ということもあり、フローラルで香り豊かな百花蜜をお探しの方におすすめの華やかなはちみつとなっています。

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