発泡ワイン「スパークリングワイン」の魅力や特徴
シュワッと弾ける口どけで、女性のみならず男性にも人気の高いスパークリングワイン。
ところでスパークリングワインとシャンパンって何が違うの?スパークリングワインに種類はあるの?といった様々な疑問が飛び交っているため、ここで一度スパークリングワインについて正しい知識を身につけてみませんか?
今回は、美味しいスパークリングワインの魅力や特徴について詳しく解説すると共に、有名な銘柄やスパークリングワインの作られ方、さらにはとっておきのおすすめスパークリングワインまで紹介していきます。
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スパークリングワインって何?
発泡ワインやスパークリングワイン、他にもシャンパン(これは勘違い)といった名前で呼ばれることがある気泡を伴ったワインであり、一般的には炭酸ガスの入ったワインとされていますが、じつは一般的なワインにも炭酸ガスは入っており、溶け込んでいる量の違いで発泡するワインと発泡しないワインに分かれます。
スパークリングワインというのはつまり、瓶内発酵のために二酸化炭素が溶け込んでいるワイン、もしくは人工的に二酸化炭素を吹き込んだ炭酸ワインのことを指します。
シャンパンとスパークリングワインは違うの?
日本人に多い間違いですが、シャンパンというのはフランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインのみが使用することを許された名前であり、シャンパンはスパークリングワインというカテゴリーの中の一つのワインの種類を指す言葉です。
スパークリングワインの特徴
スパークリングワインはスティルワイン(炭酸の入っていない一般的なワインの事)と比べたら、誰にでもわかることですがシュワッとした口当たりが最大の特徴と言えます。
スティルワインでも開栓することなく放置した場合に発泡するようになったりもしますが、これは品質の劣化として嫌われるので勘違いしないようにしましょう。
スパークリングワインの特徴として瓶の違いも重要なポイントです。スパークリングワインは二酸化炭素が多く溶け込んでいるため、瓶の内部における圧力も非常に高くなります。
ですからスティルワインの瓶と比べていくぶんか頑丈に作られていることや、コルクもマッシュルームのような形になっているという特徴があります。
スパークリングワインの製法
醸造の方式には大きく分けて「シャンパン方式」「トラディショナル方式」「シャルマ方式」「トランスファー方式」「炭酸ガス注入方式」と分かれています。
シャンパン方式(フランス&スペイン)
スパークリングワインの定番とも言える瓶内二次発酵を行うタイプの方式ですが、大きなポイントとしては、発酵の段階で炭酸ガスを放出する特性のあるワインを、発酵が終わりきらないうちに瓶づめすることで、瓶の内部で発酵が続き、そこで発生した炭酸ガスがワインに溶け込んでスパークリングワインへと変化するという特徴があります。
シャルマ方式(イタリア&ドイツ)
スパークリングワインの中でもイタリアやドイツなどで醸造されるものは、二次発酵を瓶の中ではなく、密閉された耐圧タンクの中で行う製法となっています。
フレッシュかつフルーティーな味わいを強く印象付けるスパークリングワインの製造に適しており、シャンパン方式で作られるスパークリングワインよりもガス圧が低めなのも特徴です。
二酸化炭素炊き込み方式
手頃な価格のスパークリングワインに多く見られる方式であり、一般的に飲まれるスティルワインに対して二酸化炭素を吹き込むため、泡の質感は荒っぽくなりますが、すっきりとしたテイストのスパークリングワインを低価格で醸造できるのがポイントです。
スパークリングワインの種類
一口にスパークリングワインといっても、国や産地よって様々な種類が存在しており、全てを覚えるのは大変ですので、ここでは主要かつ人気の高いスパークリングワインの種類を紹介していきます。
シャンパン
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言わずと知れたスパークリングワインの代名詞です。フランスのシャンパーニュ地方で作られるスパークリングワインのことを指し、ブドウの品種も「ピノ・ノワール」「ピノ・ムニエ」「シャルドネ」のみしか使用できず、非常に細かい泡立ちと共に、最も人気の高いスパークリングワインとして君臨しています。
クレマン
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フランスのシャンパーニュ地方以外で作られたシャンパンと同様の方式で作られたスパークリングワインのことをクレマンと呼びます、いわば毛色の違うシャンパンであり、種類も豊富なので非常に楽しめます。シャンパンよりも香りの強いものもあったり、地域によって個性の際立つスパークリングワインとして人気です。
カバ
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ペインのスパークリングワインの中では群を抜いて人気が高く「エスプモーソ」と呼ばれるスパークリングワインの一種です。シャンパーニュ地方によく似た石灰岩の土壌を持ち、クオリティの高さはシャンパンと同等でありながら価格が非常にやすいため、日本でも大変強い人気を獲得しています。
スプマンテ
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タリアの全州で醸造されており、年間1億3000万本にも及ぶ生産数の大人気スパークリングワインです。弱発泡性でありなめらかな口当たりが特徴で、とくにアスティ地区にて醸造されるアスティ・スプマンテは、シャルマ方式をうまく応用しており、非常にフレッシュな味わいで注目されています。
ゼクト
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イツで醸造されるスパークリングワインのシャウムヴァイン、その中でもとくに人気が高いゼクトはドイツ産のブドウを100%使用しており、さまざまな方式を用いて作られるため口当たりはスパークリングワインによって個性が出ます。ガス圧やアルコール度数も細かく規定されているためスパークリングワインらしさを安定して味わえます。
これは絶対に飲むべきなスパークリングワイン
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どのスパークリングワインを買えばいいか悩んでいるなら、手頃な価格で最上級に美味しいこのスパークリングワインがおすすめです。グラスに入れたワインの表面がクリームのような泡で覆われ、シャンパンと同じ方式で作られるクレマンであり、はっきり言ってこの値段で飲めるなんて幸せすぎる上品な味わいです。
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