久保田の日本酒の種類と歴史について
淡麗辛口の日本酒として人気が高い銘柄である「久保田」。
中でも「萬寿」や「碧寿」など人気の種類が多くありますが、どんな違いがあるのかわからない方も多いのではないでしょうか?
ここではそんな久保田が造る日本酒の種類のそれぞれの特徴や、そもそも久保田とはどんな銘柄なのかについて紹介しています。
スポンサーリンク
久保田(くぼた)の日本酒の種類と特徴
久保田の日本酒にはいくつか種類があり、製法やコンセプトによって違いがあります。
以下で久保田の日本酒それぞれの特徴などを紹介していくので、購入の際の参考にしてみてください。
久保田 百寿
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒の種類:特別本醸造
- アルコール度数:15%
- 日本酒度:+5
- 酸度:1.0
朝日酒造が造る久保田シリーズの日本酒の基本となっているのが「百寿」です。
いい意味で香りの主張が強くなく辛口なので、食事との相性がいい日本酒となっています。
冷やから燗で飲むことができ、温めるとやわらかい口当たりになるのが特徴。
リーズナブルな価格で購入することができますし、飽きの来ない味わいなので普段飲みに最適な日本酒です。
久保田 千寿
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒の種類:吟醸酒
- アルコール度数:15%
- 日本酒度:+5
- 酸度:1.1
「食事と楽しむ吟醸酒」をコンセプトにしており、香りをほどほどにすっきりした味わいとなっているのが「千寿」です。
冷やだけでなく燗にも適した吟醸酒となっており、飲みやすい日本酒を探している方にもおすすめできる種類です。
コスパにも優れているので普段飲みにおすすめできる日本酒となっています。
久保田 紅寿
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒の種類:純米吟醸酒
- アルコール度数:15%
- 日本酒度:+2
- 酸度:1.1
冷やから燗まで楽しむことができる純米吟醸酒である「紅寿」。
吟醸香を楽しむことはできませんが穏やかな香りを持っており、甘み・旨味・酸味が柔らかく、すっきりした後味になっているのが特徴です。
個性は突出していませんが、非常にバランスの取れた飲みやすい日本酒となっています。
久保田 碧寿
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒の種類:純米大吟醸酒(山廃仕込)
- アルコール度数:15%
- 日本酒度:+2
- 酸度:1.2
すっきりした味わいと、山廃によるコクと旨味を楽しむことができる純米吟醸酒である「碧寿」。
味わいに深みがありつつも喉越しがすっきりしているのが特徴。
味わいに広がりがあるので冷やだけでなく燗でも美味しく飲むことができるおすすめの日本酒となっています。
久保田 翠寿
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒の種類:大吟醸酒(生酒)
- アルコール度数:14%
- 日本酒度:+4
- 酸度:0.9
4月~9月の期間限定出荷となっている大吟醸生酒が「翠寿」です。
加熱殺菌をしておらず、フレッシュで繊細な口当たりを楽しむことができる日本酒です。
吟醸香と軽い口当たりになっているので日本酒が苦手な方でも飲みやすく、軽く冷やして飲むのがポイント。
生酒なので保存は冷蔵するように注意してください。
久保田 萬寿
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒の種類:純米大吟醸酒
- アルコール度数:15%
- 日本酒度:+2
- 酸度:1.2
久保田の代名詞と言っても過言ではない純米大吟醸酒である「萬寿」。
食事を邪魔しない程度の吟醸香とやわらかな口当たりが特徴で、辛すぎず旨味のバランスが取れた1本となっています。
すっきりした後味と飽きがこない味わいから大変人気が高く、贈り物としても最適な日本酒です。
人気・知名度が高い久保田の純米大吟醸酒であるにも関わらず、コスパに優れているのがおすすめできる理由。
美味しい日本酒を探しているならぜひ選択肢に入れるべき日本酒です。
久保田 生原酒
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒の種類:吟醸酒(生酒)
- アルコール度数:19%
- 日本酒度:+5
- 酸度:1.4
1月のみの期間限定出荷となっている「久保田 生原酒」。
同シリーズの「千寿」と同じ吟醸酒ですが、アルコール度数がやや高く、原酒ならではの厚みのある味わいを楽しむことができる日本酒です。
厚みがありながらも生酒なのでフレッシュな味わいになっており、辛口なので後味にキレがあり食中酒としても飲むことができます。
コスパが良いですが生酒なので、保存する場合は冷蔵するように注意してください。
久保田 純米大吟醸
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒の種類:純米大吟醸酒
- アルコール度数:15%
- 日本酒度:±0
- 酸度:1.3
洋梨やメロンのようなはっきりとした華やかな吟醸香とキレのある味わいを楽しむことができるのが「久保田 純米大吟醸」です。
吟醸香から入り、口に入れると甘みと酸味を味わうことができ、久保田ならではのきれいな後味を楽しむことができます。
冷やして飲むのがおすすめで、吟醸香を楽しみたいなら香りを引き出せるワイングラスで飲むのもおすすめできます。
久保田 雪峰
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒の種類:純米大吟醸酒(山廃仕込)
- アルコール度数:16%
- 日本酒度:+2
- 酸度:1.4
新潟の儀行である有名アウトドアメーカー「snow peak(スノーピーク)」と、久保田のコラボによって生まれた山廃仕込みの純米大吟醸酒が「雪峰(せっぽう)」です。
山廃ならではの穏やかで深みのある味わいは、四季の自然を楽しむながら飲むにはぴったりの日本酒となっています。
冷やでも燗でも楽しむことができ、程よいフルーティーな吟醸香と久保田らしいすっきりした後味が特徴となっている1本です。
久保田とは?
新潟県の朝日酒造が造る日本酒の銘柄が「久保田」です。
朝日酒造にはいくつか日本酒のシリーズがありますが久保田シリーズはその中のひとつです。
朝日酒造の杜氏の言葉である「酒の品質は、原料の品質を超えられない」という言葉が示す通り、米や水にこだわった日本酒は日本中に根強いファンを作り続けています。
久保田の日本酒の特徴
久保田の日本酒の特徴と言えば、淡麗辛口のすっきりした味わいであることが最大の特徴です。
すっきりした味わいながらも飽きが来ない日本酒として人気が非常に高く、食中酒としてもおすすめできる魅力があります。
久保田の日本酒には種類がいくつかありますが、それぞれ味わいはもちろんコンセプトも違っています。
すっきりしつつも旨味のある日本酒もあれば、味や香りが穏やかな日本酒もあります。
使用する米にも特徴があり、二大酒造好適米である五百万石を使用。
また、価格がリーズナブルなのも人気の一つと言えるでしょう。
例えば日本酒の種類としてランクが高い純米大吟醸酒である「萬寿」ですが、720mlが3,000円台で買えてしまいます。
そういった意味で、久保田の日本酒は「いつでも飲める美味しい日本酒」だからこそ人気が非常に高いですし、格式も味わいも一級品なので贈り物としても選ばれる銘柄となっているのです。
久保田の日本酒「萬寿」や「碧寿」などの違い
久保田には様々なタイプの日本酒がありますが、製法やコンセプトなどの違いがあるのが特徴となっています。
吟醸酒や純米大吟醸と言った原料と米の精米歩合での分類だけでなく、山廃仕込みや冷蔵保存が必要な生酒などもあります。
同じ日本酒でありながらも食事中に楽しめる日本酒もありますし、フルーティーな吟醸香を楽しみたいかどうかによっても違いがあります。
久保田は特に「萬寿」が有名ですが、それぞれの種類の特徴については上述しているので、どんな味わいの日本酒が好みなのかを選ぶようにしてみてください。
久保田の日本酒の歴史
創業したのは1830年(天保元年)、当時は「久保田屋」という屋号で酒造りを始めます。
現在の朝日酒造という名前になったのは90年後の1920年(大正9年)。
創業当初の屋号を冠した「久保田」が発売されたのは1985年(昭和60年)なので、銘柄としては比較的最近のものになります。
その後は順調に久保田シリーズの商品を増やしていき、数ある日本酒の有名銘柄を代表する日本酒として認知されています。
現在では人気の純米大吟醸酒である「萬寿」とはじめ、大吟醸の生酒の「翠寿」やアウトドアブランドとのコラボで生まれた「雪峰」など、様々な人気の日本酒を生み出している人気銘柄として注目されています。