日本酒風呂の効果や最適な量について詳しく紹介
2012、13年あたりから、美容に非常に効果があると言われ注目されたのがこの日本酒風呂です。当時「THE VOCE BEAUTY AWARDS 2012」の授賞式にて長澤まさみさんが日本酒風呂に入っていると発言し、かなり話題となりました。
わざわざ外に行かずとも自宅で手軽に楽しめる日本酒風呂。ここではそんな日本酒風呂の効果や効能、入れ方など日本酒風呂の楽しみ方を紹介していきます。
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日本酒風呂とは
日本酒風呂というのは、その名の通り日本酒を入れたお風呂のことです。何も日本酒に浸かるというわけではなく、あくまでも通常のお風呂に日本酒を加えたものということになります。
日本酒風呂というとあまり聞きなれないものかもしれませんが、ワイン風呂というと聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。ワイン風呂も通常のお風呂にワインを入れたものですが、その日本酒バージョンであるという認識で間違いないでしょう。
日本酒風呂の効果
日本酒風呂の気になる効果ですが、基本的には血行の促進が代表的な効能効果となります。これによって保温、保湿効果のアップ、新陳代謝の活性化などが期待できるでしょう。また美白効果やシミそばかすなどにも良いとされており、女性にとって特におすすめできるのがこの日本酒風呂と言えるでしょう。
これらは日本酒に含まれる様々な成分が関係しています。日本酒に含まれるオリザブランという天然の米ぬかエキスは、保湿力に優れていて、肌に浸透することで乾燥をふせぎ風呂上がりのお肌から潤いを逃がしません。
アミノ酸に関しては、新陳代謝を活性化させる働きによって美白効果、シミそばかすを防ぐという役割を果たすとされています。またそれによって新しい肌細胞を活性化させ、いつもきれいで美しい肌を保つことが期待できるでしょう。
日本酒風呂とアトピー
日本酒風呂はアトピー性皮膚炎で悩む方にもおすすめです。上記の通り血管を広げ血行を良くすることによって、活性酸素を除去する効果が期待できるうえ、お肌の保湿にも効果的でしょう。
どうしてもお肌が乾燥しやすいアトピー性皮膚炎の方にもおすすめできるのがこの日本酒風呂です。肌細胞を活性化させることによって健康的な肌をつくりましょう。
日本酒風呂で使う日本酒と量について
日本酒風呂といっても、浴槽をすべて日本酒で満たす必要はありません。いつも入っているお風呂に日本酒を足して入ればそれは立派な日本酒風呂です。では具体的にどれくらいの量で、どんな入り方をすればよいのかについて解説していきます。
日本酒風呂に使う日本酒
日本酒風呂に入れる日本酒に関して、そこまで強くこだわる必要はありません。飲み残しなどで余ってしまった日本酒でもかまわないでしょう。ただし合成酒は、本来の日本酒風呂の効果が期待できないので避けておきましょう。
もちろん高級な日本酒である必要もありません。いわゆる安物と言われる日本酒でも、日本酒風呂に使用するには十分だと言えるでしょう。
日本酒風呂に入れる日本酒の量
日本酒風呂の際に入れる日本酒の量は完全にお好みで構わないでしょう。ただし基準としてはまずはコップ1~2杯から始めるとよいでしょう。なれてくればもっと足してもかまいません。ただし、あまり入れすぎてしまうとお酒臭くなりすぎることもあるので、適量を入れるようにするとよいでしょう。
日本酒風呂の入り方
日本酒風呂といっても特殊な入り方をするわけではありません。通常のお風呂に入る時のように入るのですが、一応日本酒風呂にあったお風呂の入り方について解説しておきましょう。
日本酒風呂に入る前に
まずお風呂に浸かる前にはシャワーで汗を流しておきましょう。日本酒風呂は洗浄力が強いので、通常よりもお風呂の汚れがひどくなります。一人暮らしの方は問題ありませんが、特に家族で入る場合などは注意しましょう。
日本酒風呂の温度
日本酒風呂を入れる際には、あまり熱めのお湯はおすすめできません。できれば40度以下のお湯で長めに半身浴をするように入るのが良いでしょう。
日本酒を加えることによって質感の変わったお湯、そして日本酒独特の香りを楽しみながらリラックスしたお風呂タイムを過ごしてください。
お風呂から上がったら
日本酒風呂はあがった後に流す必要はありません。基本的にはタオルで軽くたたくように肌の水分をふきとっていく感覚で丁寧にからだを拭いていきましょう。
また日本酒風呂は上記のとおり洗浄力が強いためお湯が汚れやすくなっています。一度入った日本酒風呂は一旦流してしまう方が良いでしょう。
日本酒風呂による心身の浄化
日本酒風呂はスピリチュアルな観点からも非常におすすめだそうです。日本酒を加えることによって湯ぶねに使った際により毛穴が開き、邪気や毒素が出ていくと考えられています。
日本においては日本酒は朝の神社でまかれたり、お清めとして使わわれれるなど、神聖な場面でもしばしば登場します。そういった観点から厄落とし、邪気落としいったことも期待されているようです。