おすすめの辛口日本酒ランキング
うまい酒といえば辛口、といった考え方の人も少なくありません。日本酒といえば辛口、今も昔も変わらず辛口の日本酒というのは人気が高く、キレのある飲み口と喉をグッと刺激しつつスカッと爽快に飲めるため、本当に美味しい日本酒は辛口だ!と思っている人も多い事でしょう。
そのため辛口の日本酒というのは種類も多く、おすすめの辛口日本酒といっても数が豊富で迷ってしまいますから、今回は実際に飲んでみて本当に美味しかった辛口の日本酒をランキング形式で紹介していきたいと思います。
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日本酒の辛口とは甘口とどう違うのか?
一般的に日本酒の味わいというのは、日本酒度がプラスとなっていれば辛口、マイナスになっていれば甘口、と言われます。
舌で感じる辛さというのはアルコールの刺激であり、辛い日本酒は突き詰めると焼酎のような味になってします。
日本酒に使われる「辛口」という表現は、後味のキレの良さやドライな酒質といったことであり、多くの場合日本酒度がプラスに傾いている酒質が「辛口の日本酒」に求められる味わいを持っていると言えるでしょう。
しかし、日本酒度が高ければ高いほど辛いのかというとそうではありません。
日本酒における香りや酸度といった様々な要因と相まって、辛口の日本酒という存在が確立されていますから、日本酒度が低くとも美味しい辛口の日本酒は多数存在しているのです。
辛口の美味しい日本酒おすすめランキング:TOP10
よく見かける辛口の日本酒ランキングは、単に日本酒度の高い日本酒をランキングしただけですが、ここでは実際に飲み比べてみて「これぞ辛口の日本酒!」と感じた美味しい辛口日本酒をランキングにしています。
辛口の日本酒と言っても様々な味わいがありますので、美味しい辛口日本酒を以下で紹介していきます。
1位:春鹿 / 純米酒 超辛口
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒度:+12
- 酸度:1.6
- アルコール度数:15.5%
日本酒度も非常に高く、ラベルにもインパクトのある文字で「超辛口」と書かれています。
舌が痺れるような辛さを求めて買ってしまえば後悔するかもしれませんが、これぞまさに「王道の辛口日本酒!」と思える極上の逸品です。
ラベルの文字などが仰々しくてちょっと身構えてしまうのが難点ですが舌に来る余計な刺激は一切なく、しっかりとした深みのあるコクと重厚感のある斧や鉈で切りかかったような後味のキレ、まさに辛口の王道と言って過言ではない芯の通った一本です。
この日本酒を飲み交わしながら「うまい日本酒ってのは辛口だな!」なんて語られたら、日本酒を分け隔てなく楽しむ筆者でもおもわず「うむうむ」と納得してしまいかねない絶品の辛口日本酒です。
2位:剣菱 / 黒松剣菱
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商品詳細
- 日本酒度:-1
- 酸度:1.9
- アルコール度数:16%~17%
今も昔も変わらない、うまい酒といったら辛口の男酒、中でも灘の酒といえばいつの時代も日本酒好きの中でもステータスと言えるブランドです。
そんな辛口の日本酒を永正2年から牽引してきた剣菱は、近所の酒屋でも買える手頃な価格だったりと辛口の日本酒を愛する者たちの間では、ある種「神様」とも言える存在となっています。
山廃仕込みで作られた味わいはコクのある辛口、日本酒度だけでみれば中口と言われる中間とされていますが、口に含んだ瞬間、おそらく誰もが「うむ!やはり日本酒は辛口にかぎる!」などと口走ってしまうような王道の味わい。
1位の春鹿とは違い、アルコール感のある本醸造系ならではのピリリとした刺激といい、伝統的な辛口の日本酒は剣菱にあり!ということを感じさせてくれる銘酒。
これぞ!美味しい辛口日本酒です!
3位:刈穂 / 山廃純米 超辛口
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商品詳細
- 日本酒度:+12
- 酸度:1.8
- アルコール度数:16%~16.9%
雪国秋田を代表する山廃蔵の刈穂、長期低温発酵と山廃の仕上げにより、ラベルに表示された特徴よりはスムーズに味わえる辛口感が特徴です。
清らかでキレのある味わいとコクを持ち合わせた絶妙なバランスも特筆点と言えます。
旨味の強い料理にも負けないフルボディテイストな飲み味で、キリッと引き締まった刺激のある口当たりに遠くに苦味や渋みを感じることもできます。
もともとは、搾り機の空きが無くて醸造を終えた純米酒が待機を余儀なくされ、その間に発酵が予定以上に進んでしまい日本酒度が+20を超えてしまった失敗作でした。
しかし飲んだら美味い!ということで製品化されたユーモアと偶然性もこの辛口日本酒の魅力といえるでしょう。
4位:銀嶺立山 / 本醸造
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商品詳細
- 日本酒度:+5.5
- 酸度:1.3
- アルコール度数:15%~16%未満
透き通った真っ直ぐな辛口を体感できる日本酒です。
強い辛口が好みだ!という人であればお勧めできませんが、万人にお勧めできる辛口の日本酒といえば「銀嶺立山の本醸造一択」です。
全体の9割が富山県内で消費されていると言われるほど土地に愛されている地酒なため、あまり北陸より外で見る機会はありません。
しかし、このあっさりと飲みやすくさっぱりとした直球の辛口は、デイリー日本酒として晩酌のお供に飲むのであればおすすめランキングの中でも食卓に登場する比率が最も高くなる日本酒と言ってよいでしょう。
5位:酔鯨 / 特別純米
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商品詳細
- 日本酒度:+6
- 酸度:1.6
- アルコール度数:15%~16%未満
蔵元が「究極の食中酒を目指して醸した特別純米酒」というだけあって、一般家庭でランダムに出てくる献立にすっぽりと収まる辛口の日本酒といえば、この日本酒の他にはありません。
それだけに日本酒だけで飲み比べてしまうと影は霞んでしまいますが、辛口の日本酒ランキングの上位5本をまとめ買いして一人で飲んで行ったとすれば、最初に空になるのはこの日本酒だと思われます。
味の強い料理にもあっさり淡白な料理にも、スっと寄り添うように味わえる辛口の日本酒であり、気がつく頃には「やっぱこれだなぁ」なんて言葉を発しているかもしれません。
香りが〜、コクが〜、といった話はしません。家庭の味に合う美味しい辛口の日本酒、是非ともこの言葉を信じて一度試していただきたい辛口の銘酒です。
第6位:小町酒造 / 長良川 超辛口+20
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒度:+20
- 酸度:1.6
- アルコール度数:18.3%
辛いというよりもドライという表現が合っている日本酒度+20を誇る辛口日本酒である「長良川 超辛口+20」。
かなりすっきりした味わいになっているので辛口好きからの評価が高く、しかし辛いだけでなく旨味も楽しむことができる日本酒となっています。
辛いのに旨い、そんな辛口日本酒を探している方は必見です。
第7位:亀の井酒造 / 超辛口吟醸 ばくれん
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒度:+20
- 酸度:1.0
- アルコール度数:18%~19%
辛口日本酒と聞いてこの日本酒をイメージする方も多いはず。ワイングラスを持った女性の画が印象的な辛口日本酒である「超辛口吟醸 ばくれん」。
+20の日本酒度と日本酒の中では高めのアルコールなので刺激が強そうですが、酸度が1.0と低いので思ったよりも飲みやすいのが特徴。
また、辛口という印象が強い日本酒ですが、実は吟醸酒なのでフルーティーで上品な香りを楽しめる、非常に面白い辛口日本酒としておすすめの逸品です。
第8位:秋田清酒 / 刈穂 山廃生原酒 気魄の辛口
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒度:+25
- 酸度:2.0
- アルコール度数:18%~19%未満
一般的な辛口日本酒の日本酒度を大幅に超える+25の辛口日本酒が「刈穂 山廃生原酒 気魄の辛口」。
ラベルからして辛いのがわかる日本酒ですが、アルコール度数が高く、また酸度もやや高めなのでかなりドライな口当たりとなっています。
味わいの重さや力強さ、キレが特徴となっている辛口日本酒なので、日本酒はドライな味わいが好みの方におすすめできる1本です。
第9位:来福酒造 / 来福 純米吟醸 超辛口
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒度:+18
- 酸度:1.7
- アルコール度数:17%
食中酒として美味しく飲むことができる辛口日本酒が「来福 純米吟醸 超辛口」です。
香りが控えめなので、シャープでキレのある口当たりになっており、料理の味をしっかりと引き立ててくれます。
しかし、ただすっきり辛いだけでなく、お米の旨味も感じることができるバランスに優れた辛口日本酒となっています。
第10位:亀の井酒造 / くどき上手 純吟辛口
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒度:+10
- 酸度:1.2
- アルコール度数:16%~17%
酒造好適米で有名な雄町を使用した辛口の純米吟醸酒である「くどき上手 純吟辛口」。
雄町を使用した純米吟醸なので、単に辛口というわけではなく、お米のふくよかな旨味やフルーティーな吟醸香、切れのいい後味など、非常にバランスに優れた辛口日本酒となっています。
日本酒度は高めですが酸度が低めなので、飲みやすい辛口日本酒としてもおすすめできる商品です。
辛口番外編:玉川酒造 / 越後武士
現在の価格はコチラ |
商品詳細
- 日本酒度:+66
- 酸度:1.0
- アルコール度数:46%
おすすめの辛口日本酒の番外編として紹介しておきたいのが知る人ぞ知る「越後武士(えちごさむらい)」。
アルコール度数が46%なので、以前の酒税法から改正となった現在は日本酒ではなくリキュールに分類されますが、醸造方法は日本酒とまったく同じです。
+66もある日本酒度と高いアルコール度数となっていますが、酸度が低く意外と飲みやすいのが特徴。
冷凍庫で冷やすととろっとした口当たりを楽しめますし、日本酒カクテルとして活用しても美味しい辛口のお酒です。