ブカティーニとは?特徴や使い方と美味しいレシピ
アルデンテに茹で上げられたパスタはコシが残る食感で、ソースとよく絡み美味しくいただくことができます。そんな食感を楽しめるパスタはスーパーなどでも多く取り扱われていますが、あれはごく一部の商品でしかありません。
パスタの中にはスパゲッティによく似た形状のものも多いのですが、その中には中心にわずかな穴が開き、スパゲッティとは違った食感を楽しめるものもあります。こちらではそんなブカティーニの特徴や使い方と美味しいレシピをご紹介していきます。
スポンサーリンク
ブカティーニ(Bucatini)とは?
それではまずブカティーニと言うパスタについてご紹介していきましょう。
ブカティーニはシチリア発祥のパスタであり、イタリア中部地方、特にローマ周辺でよく用いられるパスタの一種として知られています。
素材は他のパスタ同様にデュラムセモリナ粉と水を用いた乾麺となっています。別名ペルチャテッリ(Perciatelli)とも呼ばれ、伝統的なパスタの1つでもあります。
ブカティーニの名前の由来
このブカティーニと言う名は「穴」を意味する「buco(ブーコ)」に由来しています。また「穴の開いた」と意味の「bucato」から来ているとされ、別名のペルチャテッリはナポリ語で同様の意味の「perciato」が由来ともされています。
ブカティーニの形状
ブカティーニは横から見ればスパゲッティと同じロングパスタで、太さは2~3mm程度と太めの印象がありますが、スパゲッティと大きく違うのは断面が円形であっても中心に空洞があるところにあります。
そのためスパゲッティとマカロニの性質を持ったようなパスタとなっているのが特徴です。
ツィーテとブカティーニの違い
よく似たパスタとしてツィーテというパスタが存在します。こちらもスパゲッティのようにロングパスタでありながら、中心に円形の空洞があります。
ブカティーニとの違いは太さにあり、ツィーテは5~8mmと倍以上の太さがあるのが特徴となっています。
このツィーテはブカティーニから派生したパスタであるとされているため、形状が似ているのも納得と言うところです。
ブカティーニの茹で時間
ブカティーニは乾麺で用いられることが多いですが、一部生麺も存在します。太さもありますが、中が空洞と言うこともあり、乾麺だとスパゲッティよりは短い時間で茹で上がるのが特徴です。
乾麺であれば約8分程、生麺であれば4分程が目安になります。ただしこれはあくまで目安であり、メーカーごとに推奨時間も違うため必ず確認するようにしてください。
また茹でている最中、目安時間が近づいたら硬さを確認しながらあげるタイミングを決めることで、アルデンテになりやすいので気を付けて茹であげましょう。
茹でる上でのポイント
茹でる上でのポイントもあります。ブカティーニを含めパスタには下味をつけるために塩を入れます。しかしこれは適当な分量で良いわけではなく、お湯に対して1%の分量となっています。
つまり1L(1000g)のお湯であれば10gの塩を入れる必要があります。これは浸透圧というものに関係しており、こうすることで下味が付くと共に、ソースに絡めた際、水分でソースの味が薄まることを防ぐ役割もあります。
アルデンテのパスタを美味しくいただくためにも、茹で時間だけでなく、塩にも注意して茹でるようにしましょう。
ブカティーニに合うおすすめパスタ料理
それではブカティーニに合う料理についてもご紹介していきましょう。ブカティーニはスパゲッティと同じような太さか、それ以上となっています。
そのためパスタの中では太めと言うこともあり、基本的には濃厚なソースとの相性が良いとされています。特にアマトリチャーナと言うソースなどとは良く合うも言われます。
マカロニにも似た形状なのでクリームソース系との相性は特に良いと言えるでしょう。
ブカティーニを使ったおすすめパスタレシピ:厳選3種
そんなブカティーニを実際に使うとしたらどんなレシピが良いのか、と考えられる方もいると思いますので、ここからはブカティーニを使ったおすすめパスタレシピをご紹介していきたいと思います。
アマトリチャーナのブカティーニ
- ブカティーニ 100g
- トマトソース 80g
- パンチェッタ 50g
- EXオリーブオイル 大さじ2
- タマネギ 1/4個
- 唐辛子 1本
- ニンニク 1片
- 塩 適量
- パルミジャーノ 適量
- 香りのEXオイル 適量
- 白ワイン 適量
- イタリアンパセリ 適量
トマトソースの旨味に唐辛子の辛味がマッチした絶妙なソースとなっています。ブカティーニによく絡み美味しい料理です。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/1139191
ヒラタケとブカティーニのパスタサラダ
- ブカティーニ 70g
- ヒラタケ 1パック
- ロースハム 4枚
- 玉ねぎ(スライス)1/4
- マヨネーズ 大さじ2
- 生クリーム 大さじ1
- 塩 1摘み
- ホワイトペッパー 2摘み
マヨネーズとも相性がいいため、サラダにしても美味しくいただけます。食べ始めたら止まらなくなる一品です。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/4707148
鶏レバーのラグーソースのブカティーニ
- ブカティーニ 100g
- 鶏レバー 50g
- タマネギ 1/4個
- ホールトマト缶 1/3缶
- EXオリーブオイル スプーン2杯
- バター 20g
- 塩(細粒) 少々
- 塩(粗粒) 少々
- 胡椒 少々
- 赤ワイン 少々
- パルミジャーノ 少々
- 香りのEXオリーブオイル 少々
- 強力粉 少々
- イタリアンパセリ 少々
- 牛乳 少々
鶏レバーを使ったラグーソースはブカティーニによく絡みます。香りも豊かなパスタ料理としておすすめのレシピです。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/2840520
厳選!美味しいブカティーニのおすすめランキング
さて、レシピは分かったけど美味しく食べられるブカティーニが選べない、と思われている方もいると思います。そこで美味しいブカティーニについてもこちらでランキング形式でご紹介しておきたいと思います。
>>ソースに合わせたパスタの太さの選び方について詳しくはコチラ
第1位:バリラ(Barilla)/ No.9
現在の価格はコチラ |
コストパフォーマンス重視ならこちらのバリラ製がおすすめです。もちろん安定の美味しさがありますが、纏め売りしているため、大量に消費する方には適した商品です。
第2位:ラ・モリサーナ(La Molisana)/ No.12
現在の価格はコチラ |
こちらも価格としては安い商品です。食感も良く、賞味期限も長いため使いやすい商品です。
第3位:ディ・チェコ(De cecco)/ No.15
現在の価格はコチラ |
安定の美味しさと価格を求めるならディ・チェコです。ただコストパフォーマンスで言えば第1位、美味しさなら第2位の商品の方が優れているため、第3位になりました。