カスティリオーニの特徴や評判とおすすめパスタランキング
今では日本の食卓に並ぶことも当たり前になったパスタですが、カスティリオーニ(Castiglioni)というパスタのメーカーはご存知でしょうか?パスタ発祥の地であるイタリアで生まれたカスティリオーニは、昔ながらの製法にこだわったパスタです。
ここではカスティリオーニのパスタの特徴や評価、口コミを紹介します。カスティリオーニのおすすめパスタランキングも載っているので是非気になったパスタを購入して、イタリアの本場のパスタを味わってみてください。
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カスティリオーニ(Castiglioni)とは?
”カスティリオーニ”とは、ジョヴァンニ・カスティリオーニ氏によって創設されたイタリアのパスタのメーカーです。手捏ねに近い、昔ながらの製法で作られた高品質のパスタは世界各国に出荷されています。
カスティリオーニの歴史
元々カスティリオーニはミラノでパン屋さんを営んでいましたが、お客様の要望に応えて作り始めたパスタが非常に好評であったため、1934年に故郷であるロンバルディア州のマジェンタに戻ってパスタ工場を開き、本格的にパスタ製造を始めました。
これがカスティリオーニ社の始まりです。
トレンドマークのパスタを掴んだ鷲
カスティリオーニ社のトレンドマークは、黄色いパッケージの左上に描かれた”足でパスタを掴んだ鷲”です。この鷲は、カスティリオーニ社の歴史に関係しています。カスティリオーニ社のあったマジェンダは会社の創設時、オーストリア領にありました。
オーストリアの国章である鷲をトレンドマークにすることで、自社の歴史を忘れないようにしているのです。
カスティリオーニのパスタの特徴
カスティリオーニのパスタは、昔ながらの製法で生地を製造しています。これは、ジョヴァンニ氏の”高品質のパスタを作る”、という夢を実現したものです。昔ながらの製法とは、わかりやすく言うと生地を手捏ねに近い方法で捏ねって作ります。
この製法により、小麦粉と水がしっかりと混ざり合うので、茹でる時に溶けだす成分が少なくなり、よりしっかりと小麦の風味が感じられるようになるのです。カスティリオーニのパスタは捏ね方を手捏ねに近付けることで、ジョヴァンニ氏の夢である高品質のパスタを作ることを実現したのです。
小麦はイタリア、フランス、カナダ産のデュラム小麦を使用しています。デュラム小麦はパスタを作るのに最も適した品種の名前で、普通の小麦と比べると粗く大きいのが特徴です。
パスタは”ダイス”という穴の開いた型から生地を押し出すことによって多様な形になるのですが、このダイスにはブロンズ製とテフロン製の2種類があります。カスティリオーニのパスタはテフロンダイスです。テフロン加工されたダイスを使用することで、生地とダイスの摩擦が小さく、表面が滑らかになります。日本の食卓に並ぶパスタもテフロン製法のものが一般的です。
カスティリオーニのパスタに対する良い評価や口コミ
・テフロン製法のため、つるつるとしたのど越し
・麺に小麦の味が感じられ、歯ごたえがある
・黄色いパッケージがお洒落
・茹でたあと時間が経ってもコシがある
・グルテンの美味しさが濃縮されている
カスティリオーニのパスタに対する悪い評価や口コミ
・ソースとの絡まりが強くない
・手に入りづらい(イタリアから輸入しているため扱っている店が少ない)
・日本の一般的なパスタとあまり大差ない
・価格帯はやや高め
カスティリオーネは、日本でも一般的なパスタ同様テフロン製法なので、イタリア産ということで期待値が高いと大差があまりないように思えるかもしれません。
カスティリオーニのおすすめパスタランキング:TOP5
カスティリオーニのパスタは、いわゆるスパゲッティのようなロングスパゲッティと、マカロニやペンネに代表されるショートパスタなど様々です。容量は250gの食べきりサイズからあり、手軽に購入できます。
カスティリオーニのロングパスタにはイタリアンパスタとエッグパスタの2種類があります。エッグパスタは水の代わりに卵が練りこんであるのが特徴です。
>>ソースに合わせたパスタの太さの選び方について詳しくはコチラ
第1位:カスティリオーニ No52 / スパゲッティ
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No52という数字は、麺の形状を表しています。カスティリオーニのホームページにはNo52以外の形状も載っていますが、日本で展開されているロングパスタはこの商品だけのようです。太さは1.67mmで、日本でも一般的なスパゲッティと太さは同じなのですが、それよりも細く感じる繊細さがあります。
カスティリオーニのスパゲッティは他社のスパゲッティと比較して、表面は滑らかで、つるっとした喉越しがあります。食感はもっちりとした生パスタのような雰囲気があるのでもちっとしたパスタが好きな方にはおすすめです。オイルソースのようなさらさらしたソースよりも、麺に絡みやすいカルボナーラのようなとろみのあるソースが向いています。
第2位:カスティリオーニ ファルファッレ・トリコローレ 250g / ファルファッレ
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トリコローレは、イタリア国旗の赤・白・緑の三色旗のことです。カスティリオーニのトリコローレのファルファッレは、ほかのパスタブランド、ブレッゾ(Brezzo)の3色ファルファッレと比較すると、色使いがとても綺麗です。緑色はほうれん草、赤色はトマトで、自然由来の色素で色付けしてあります。
同じファルファッレでも、ドンペッピーノ(DonPeppino)のファルファッレは表面に筋が入っており、クリーム系のソースともよく絡みますがカスティリオーニのファルファッレは表面がつるつるしているのでソースと絡みづらいです。サラダやスープなどに入れると見た目を華やかにしてくれるのでおすすめです。
各社のファルファッレの茹で時間を表にまとめました。
ドンペッピーノ(DonPeppino) | 10~12分 |
アルチェネロ(Alcenero) | 8分 |
ガロファロ(Garofalo) | 12~15分 |
カスティリオーニ(Castiglioni) | 10~11分 |
カスティリオーニのファルファッレの茹で時間は他社と比べると長すぎず短すぎない、丁度中間くらいですね。
第3位:カスティリオーニ ペンネ・リガーテ 250g / ペンネ
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カスティリオーニのペンネは、筋の入ったタイプのペンネ・リガーテです。茹で時間は10~11分で、厚みがある分マ・マー(Ma ma)が製造している早ゆで3分ペンネにはかないませんが、厚みのおかげでモチっとした食感が楽しめます。茹で時間より食感にこだわりたいという方にはカスティリオーニのペンネがおすすめです。
ソースと絡まりやすいタイプの定番のショートパスタで、トマトソースやクリームソースなどなんでも合います。ペンネを使った定番料理といえばアラビアータですが、カスティリオーニのペンネもアラビアータにするのがおすすめです。
第4位:カスティリオーニ フジッリ・トリコローレ 250g /フジッリ
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2位のファルファッレと同じく、三色のカラフルなフジッリです。カスティリオーニのフジッリは、パスタを切ったときに中心が白く残っているくらいに芯を残した、”アルデンテ”という状態で食べるのがおすすめです。カスティリオーニのパスタの特徴である、小麦の味を一番感じられる硬さだからです。
日本でも知名度の高いパスタブランドであるディ・チェコ(De cecco)のフジッリは、生地とダイスの摩擦が大きいブロンズ製のダイスで作られているため表面がざらざらしていますが、テフロン製で製造されているカスティリオーニのフジッリはつるつるしていて生地のもっちり感が味わえます。
ざらざらした舌触りよりも、つるつるした舌触りを好む方におすすめです。
第5位:カスティリオーニ じゃがいものニョッキ 250g / ニョッキ
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カスティリオーニのニョッキは弾力が強く、お餅のようなモチモチとした食感が楽しめます。しかしその一方、”酸味が強い”という意見が多かったです。カスティリオーニのニョッキの酸味が強い原因は、防腐剤として添加されている乳酸の影響です。乳酸は使用が認められている添加物であり、品質にはまったく問題ないのですが、気になる方や苦手な方はなるべく多くのお湯で茹で、ソースとあえる時間を長くするといいです。
また酸味が強いため、クリームベースのソースとは相性が良くないようです。同じ酸味のあるトマト系のソースと合わせるといいかもしれません。