カヴァタッピとは?特徴や使い方と美味しいレシピ
パスタの中には発音も難しいものが存在します。普段はスパゲッティやマカロニと馴染みのあるものばかり使うと思いますが、たまにはこのような珍しいパスタを使って料理をするのも一興です。
ショートパスタの中にはカヴァタッピと呼ばれる名前も形状もユニークなものが存在します。もちろん調理の仕方次第で非常に美味しい一品になるパスタです。こちらではそんなカヴァタッピの特徴や使い方と美味しいレシピをご紹介していきます。
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カヴァタッピ(Cavatappi)とは?
まずはカヴァタッピと言う耳慣れないパスタについてご紹介していきたいと思います。
カヴァタッピは螺旋状のマカロニの名称です。マカロニのような筒状のパスタを螺旋状にねじる形で形成されています。
その大きさからショートパスタに分類されており、他にも「cellentani」や「amori」、「spirali」と呼ばれることもあります。
カヴァタッピの名前の由来
このカヴァタッピと言う名前ですが、語源は栓抜き(コルクスクリュー)から来ており、イタリア語で栓抜きを意味する「Cavatappi」が由来となっています。
カヴァタッピの形状
先述しましたが、カヴァタッピは小さめのマカロニを螺旋状にねじったような形状をしています。ちょうど栓抜きがコルクにねじ込みやすいようにひねっている形をイメージしてもらうといいでしょう。
それ故に上記の名が付けられたのだと思いますが、実際はマカロニのように穴が開いているので、それほどの鋭さはありません。
フジッリとカヴァタッピの違い
螺旋状のパスタと言うとフジッリというショートパスタが挙がります。しかし同じ螺旋でも2つには大きな違いがあります。
カヴァタッピは筒状のものをねじったのに対して、フジッリには穴もなく、小さく分厚い螺旋状の形をしています。螺旋状に成形されると言う同じ方法を持ちながら、形は違うことから区別されるようになっています。
カヴァタッピの茹で時間
カヴァタッピは乾麺で用いられることが多いため、食べるためには茹でる必要があります。そうなると美味しくいただくためには茹で時間が重要となりますが、カヴァタッピはその形状から8分程の時間を要します。
ただこれはあくまで目安であり、メーカーによっても違いがあります。またその日の状態によってもわずかに茹で時間が変わってくるので、硬さを見ながら湯からあげるようにしてください。
茹でる上でのポイント
茹でる上でのポイントもあります。カヴァタッピを含めパスタには下味をつけるために塩を入れます。しかしこれは適当な分量で良いわけではなく、お湯に対して1%の分量となっています。
つまり1L(1000g)のお湯であれば10gの塩を入れる必要があります。これは浸透圧というものに関係しており、こうすることで下味が付くと共に、ソースに絡めた際、水分でソースの味が薄まることを防ぐ役割もあります。
アルデンテのパスタを美味しくいただくためにも、茹で時間だけでなく、塩にも注意して茹でるようにしましょう。
カヴァタッピに合うおすすめパスタ料理
アルデンテに茹で上がったカヴァタッピを美味しくいただくためには、その調理方法も大切となります。
カヴァタッピは螺旋状をしているとはいえ、マカロニと同じような用法が可能です。マヨネーズとの相性がいいのでサラダに使用したり、あるいは穴が開いていることからクリームソースやトマトソースとの絡めたりすることで美味しくいただけます。
またそれほど大きいパスタではないため、スープに浮かべて食べることも可能となっています。これを入れることで普段のスープとは違った食感も得られるようになるのでおすすめです。
>>ソースに合わせたパスタの太さの選び方について詳しくはコチラ
カヴァタッピを使ったおすすめパスタレシピ:厳選3種
とは言え具体的なレシピが分からないとどうしようもないと思いますので、ここからはカヴァタッピを使ったおすすめパスタレシピを3種類ほどご紹介していきたいと思います。
アスパラガスペーストのカヴァタッピ
- カヴァタッピ 100g
- アスパラガスペースト 大さじ2
- 生クリーム 100ml
- バター 10g
- 塩 少々
- 黒胡椒 少々
- イタリアンパセリ 少々
- ペコリーノロマーノ 少々
こちらは生クリームを使って味付けをした濃厚なクリームソースのレシピになります。アスパラガスペーストが入っていますが、嫌いな方でもそれほど気にならないのでおすすめです。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/2712742
豚バラとマッシュルームのクリームパスタ♪
- カヴァタッピ(代用:マカロニ) 250g
- パンツェッタ(豚バラブロック) 130g
- 玉ねぎ 1/2個
- ホワイトマッシュルーム 1パック(7個位)
- オリーブオイル 大さじ2杯
- 塩コショウ 適量
- バター 15g
- スイートバジル 5〜6枚
- コンソメキューブ 1個
- 牛乳 250ml
- 生クリーム 100ml
- 卵黄 2個
- パルメザンチーズ(粉チーズ) 適量
豚バラの旨味を出しつつ、コンソメなどで深い味付けにしたパスタレシピになります。マカロニでも代用できますが、カヴァタッピで作った方がより美味しくなります。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/4350112
豚肉とブロッコリーのトマトソースのパスタ
- カヴァタッピ 100g
- 豚肉 50g
- トマトソース 80g
- ブロッコリー 1/2株
- EXオリーブオイル 大さじ2
- ニンニク 1片
- 唐辛子 1本
- 塩 適量
- 黒胡椒 適量
- 強力粉 適量
- 赤ワイン 適量
- パルミジャーノ 適量
- 香りのEXオイル 適量
- イタリアンパセリ適量
こちらはカヴァタッピがメインではなく、料理の材料の一つとして食感を良くするためにカヴァタッピが使用されています。それでもこの味付けによく合い、また歯ごたえも出てくるので美味しくいただけます。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/1188277