フェデリーニとは?特徴や使い方と美味しいレシピ
調理の仕方次第でどれだけでも美味しくなるパスタですが、そのレシピは非常に多く、またご家庭で簡単に作れるものも多いです。しかしソースや調理が美味しくてもそれに合うパスタを選ばなければ美味しさは半減してしまいます。
よく調理に使われるパスタとしてロングパスタが挙がりますが、実はこのロングパスタも規定によって種類があり、物によって合う調理が違うのです。こちらではその1つであるフェデリーニの特徴や使い方と美味しいレシピをご紹介していきます。
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フェデリーニ(Fedelini)とは?
それではフェデリーニとはどのようなパスタなのか、そこからご紹介していきましょう。イタリア語表記では「Fedelini」となるこちらのパスタは、正式な名称もそのままフェデリーニとなります。
素材としては他の多くのパスタと同様に、乾麺はデュラムセモリナ粉と水だけで作られ、生麺では小麦粉、水、塩、鶏卵を使用されて作るロングパスタになります。
フェデリーニの名前の由来
フェデリーニは通常のスパゲッティなどより細いのが特徴です。それ故に、「糸」や「薄い」という意味が語源となっていると言われています。
このフェデリーニより細いパスタも存在しており、こちらはスパゲッティとカッペリーニというパスタのちょうど中間にあたる細さを持つパスタとして認識されています
フェデリーニの形状
形状としては先述したようにロングパスタに属しており、断面は円形の細長いパスタになります。特徴的な形状ではないものの、通常のスパゲッティをいつも見ているとかなり細く感じることでしょう。
その太さは実際に1.4~1.5mmとなっており、メーカーによって違いはあるものの、スパゲッティが2.0mm前後であることを考えると5mmも細いと言うことになります。
スパゲッティーニとフェデリーニの違い
スパゲッティより細いパスタはよくありますが、その中でもスパゲッティーニとは太さの面で似たような特徴があります。
スパゲッティとフェデリーニの間にあるのがスパゲッティーニになりますが、その太さは1.6~1.7mm程度となっており、フェデリーニとは2~3mm程度しか変わらないのです。
封を開けて混ざってしまうとよく分からないことになってしまうほど似ていますが、精密な太さとしてはこのような違いがあります。
フェデリーニの茹で時間
フェデリーニの茹で時間は太さに対応した時間であるため、スパゲッティより短めです。
- 1.4mm:5分
- 1.5mm:6分
大体上記の時間で茹で上がります。ただしメーカーによっても時間に違いがあるので、そちらを確認した上で、茹でている時も硬さを見ながら判断してください。
また生麺であれば2分~2分半程度の時間で茹で上がります。ただし生麺は乾麺以上にデリケートなので、こちらも茹でている途中で硬さは確認してください。
冷製パスタにする場合の注意点
後述しますが、フェデリーニはその細さから冷製パスタにもよく使われます。その場合の注意点ですが、上記の時間よりもさらに1~2分程長く茹でてください。
冷製パスタの場合は茹で上げた後に水で粗熱を取ります。その場合、パスタは少し硬くなるため、少し柔らかめに茹でてちょうどいい硬さになります。
茹でる上でのポイント
茹でる上でのポイントもあります。フェデリーニを含めパスタには下味をつけるために塩を入れます。しかしこれは適当な分量で良いわけではなく、お湯に対して1%の分量となっています。
つまり1L(1000g)のお湯であれば10gの塩を入れる必要があります。これは浸透圧というものに関係しており、こうすることで下味が付くと共に、ソースに絡めた際、水分でソースの味が薄まることを防ぐ役割もあります。
アルデンテのパスタを美味しくいただくためにも、茹で時間だけでなく、塩にも注意して茹でるようにしましょう。
フェデリーニに合うおすすめパスタ料理
パスタは細くなればなるほどあっさりとした味付けのソースに合うようになります。そのため、こちらもあっさり味の軽いソースによく合います。
また上述していますが、冷製パスタにもよく使われます。この細さであれば、夏場に好まれる冷たくてさっぱりした料理によく合うのです。
フェデリーニを使ったおすすめパスタレシピ:厳選3種
フェデリーニを使ったパスタレシピが気になる方もいらっしゃるでしょう。そこでここからはおすすめのレシピを3種類ほど選ばさせていただいてご紹介していきます。
トマトとベーコンのフェデリーニ温泉卵のせ
- フェデリーニ(他のパスタでも) 200g
- ベーコン 30g
- 玉ねぎ 1/2個
- 粗ごしトマト(またはトマト水煮缶のカットタイプ) 1/2パック分
- にんにく 1〜2片
- オリーブ油 大さじ1
- 塩こしょう 少々
- 温泉卵(市販のもの) 人数分(2〜3個)
- ベビーリーフ 適宜
- 粗びき黒胡椒 適宜
こちらはトマトソースと言うわけではなく、トマトによる味付けがされたパスタと言う印象があるレシピです。しかし温泉卵ものせるのでまろやかな味わいになります。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/1516360
アスパラベーコンのフェデリーニ
- パスタ(1.4mm乾麺) 200g
- グリーンアスパラ 6本
- スライスベーコン 100g
- コンソメ 5g
- はちみつ 大さじ1
- 粗挽きブラックペッパー 適量
- 発酵バター 15g
アスパラとベーコン、そしてコンソメで味付けをしたさっぱりした調理になっています。はちみつがほのかに効いてとても美味しいレシピです。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/4573886
オマール海老とマンゴーの冷製フェデリーニ
- フェデリーニ 100g
- アメリケーヌソース 80g
- マンゴーピューレ 20g
- バジル(みじん切り) 2~3枚
- オマール海老(ボイルしたもの) 1/2匹
- チェリートマト(1/3カット) 3個分
- フレッシュマンゴー(1口サイズにカットしておく) 1/4個分
- オリーブオイル 適量
- バニラビーンズオイル 適量
フェデリーニと言えば冷製パスタです。こちらは材料を集めるのがやや大変ですが、それに見合った美味しい調理法になっているのでぜひ試してほしいレシピです。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/4556583
厳選!美味しいフェデリーニのおすすめランキング
レシピが分かり、いざ作ってみよう!と思っても実際にフェデリーニが手元に無ければ話になりません。しかし選んだことないから、どれが美味しいか分からない方もいるでしょう。
そこでここからはメーカーから販売されているおすすめのフェデリーニをご紹介していきます。
>>ソースに合わせたパスタの太さの選び方について詳しくはコチラ
第1位:ディ・チェコ(De cecco)/ No.10
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パスタメーカーとして有名なディ・チェコのフェデリーニです。価格は比較的安く、評価も高くて人気の商品となっています。
第2位:バリラ(Barilla)/ No.3
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コストパフォーマンスならバリラの商品です。人気もあり、まとめ買いをしたいのであればこちらもおすすめです。
第3位:デ・ルーカ / No.1
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こちらもコストパフォーマンスは良い商品です。1袋の量が非常に多いのでまとめて使う方にはおすすめとなっています。