ニョッキとは?特徴や使い方と美味しいレシピ
パスタは小麦粉などを主原料として作られることで有名ですが、物によってはデンプン質のものを原料としたものも存在します。その中でも名前として有名なのはニョッキと呼ばれるパスタになります。
ニョッキはその原料から他では味わえない独特な食感を持ち、食すのが楽しいパスタになります。もちろん美味しくいただくための調理方法もあります。そこでこちらではニョッキの特徴や使い方と美味しいレシピをご紹介していきます。
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ニョッキ(Gnocchi)とは?
まずはニョッキという可愛らしい名前のこのパスタについてご紹介していきましょう。
ニョッキはイタリアで作られている潰したジャガイモやほうれん草、リコッタチーズ、カボチャなどを混ぜて作られるのパスタことを言います。
かつては現在の他のパスタ同様に小麦粉を練って作っていましたが、アメリカからジャガイモが伝来し、イタリアでも栽培するようになってから、素材が変わったと言われています。
主流としてはジャガイモですが、先のほうれん草やリコッタチーズなどはバリエーションの1つとして使われることがある素材です。ただローマでは今でも硬質小麦のひき割り粉を材料として作られています。
ニョッキの名前の由来
この可愛らしいニョッキと言う名称ですが、この名そのものは塊を意味しており、その形状から木の節目を意味するゲルマン語派のロンゴバルド語の「ノッカ(knokka)」から派生した、指の節目を意味する「ノッカ(nocca)」から来ていると言われています。
他のパスタの語源同様にニョッキ自体は複数形であり、単数形はニョッコとなっています。
ニョッキの形状
ニョッキはパスタとは言っても、他のものとは違い団子(ダンプリング)状となっています。
これは形成する際に潰したジャガイモのを練って作るためであり、崩れにくい形を模索した結果だと思われますが、それ故に作るのは非常に簡単なパスタでもあります。
その形状からショートパスタに分類されそうですが、材料などもあり、その他に属するパスタとなっています。
ニョッキの茹で時間
さて、このような特徴的なニョッキですが、使うとなれば美味しく調理するためにもまず茹でなければいけません。
ニョッキはその性質上、乾燥パスタというものが存在しません。そのため手作りの生パスタあるいは冷凍の状態で販売されています。
そんなニョッキの茹で時間は非常に短いのも特徴です。およそ2~4分で茹で上げることができます。作るのも簡単であれば、茹でるのも短いとなかなか優秀です。
ただ気を付けなければいけないのは、この時間はあくまで目安です。販売されているものであればメーカーによっても違いがありますし、何よりも手作りとなると、様子を見ながら自分で判断しなければなりません。
その日の状態によっても茹で時間は僅かに変わってくるため、ちょうどいいタイミング上げるためにも、硬さを見ながらあげるようにしましょう。
茹でる上でのポイント
茹でる上でのポイントもあります。ニョッキを含めパスタには下味をつけるために塩を入れます。しかしこれは適当な分量で良いわけではなく、お湯に対して1%の分量となっています。
つまり1L(1000g)のお湯であれば10gの塩を入れる必要があります。これは浸透圧というものに関係しており、こうすることで下味が付くと共に、ソースに絡めた際、水分でソースの味が薄まることを防ぐ役割もあります。
アルデンテのパスタを美味しくいただくためにも、茹で時間だけでなく、塩にも注意して茹でるようにしましょう。
ニョッキに合うおすすめパスタ料理
さて、茹で上がったニョッキをそのままいただくと言う手もありますが、調理することでさらに美味しく仕上げて食べてみたいですよね。そうなると合う調理方法を知っておく必要があります。
先述しましたが、ニョッキはジャガイモを主流として、様々なバリエーションがあります。ただどれにも言えることは、団子状である以上、ソースなどとの絡みはなかなか良いことです。
トマトソースやクリームソースなど味の濃いソースとの相性は特にいいとされており、クリーム煮やクリームスープの具材などにしても美味しいです。逆にオイルソースやあっさりしたソースだと合わせにくいとされています。
ニョッキを使ったおすすめパスタレシピ:厳選3種
濃いソースとの相性がいいことは分かったけど、具体的なレシピも知りたい!と言う方はいらっしゃると思います。そこでここからはニョッキを使ったおすすめパスタレシピを3種類ほどご紹介していきます。
◆ニョッキとソーセージをトマトソースで◆
- ニョッキ 250g
- ソーセージ 5本
- ホールトマト缶 1缶(240g)
- 玉ねぎ 1/2個
- シュレッドチーズ 軽く1掴み
- にんにく(チューブ可) 1片(チューブ1cm)
- ケチャップ 大さじ3
- オイスターソース 大さじ1
ジャガイモを主軸としたニョッキとトマトソースとの相性は抜群です!ケチャップやオイスターソースを入れているので、濃いめの味でよく合います。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/3499040
しらすと大葉のじゃがいもニョッキ
- ニョッキ 1袋(250g)
- ニンニク 1片
- オリーブオイル 20cc
- 鷹の爪 2本
- 塩3g
- しらす お好みで
- 大葉 5枚くらい
- アンチョビペースト チューブ2cmくらい
少し薄めの味付けにはなりますが、それでも程よく絡んでいい味わいになっています。ややさっぱり系で行きたい方にはおすすめのレシピです。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/4749308
【きのこクリームソース】*ニョッキ*
- ニョッキ(市販品)350g
- たまねぎ(荒みじん切り) 1/2個
- にんにく(みじん切り) 1片
- ベーコン 2枚
- しめじ 1パック(100g)
- 小麦粉 大さじ2(20g)
- 生クリーム 100cc
- 水 200cc(牛乳でも可その場合300cc)
- 塩 1摘み
クリームソースとの相性もいいのがニョッキです。ベーコンやしめじの旨味も絡んで、絶妙な味わいとなっています。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/2325309
厳選!美味しいニョッキのおすすめランキング
レシピも分かれば、あとは材料を集めて作るだけなのですが、ニョッキ自体をどれを購入しようか悩まれる方もいると思います。
そこでここからは美味しいニョッキをおすすめランキングで併せてご紹介しておきたいと思います。
>>ソースに合わせたパスタの太さの選び方について詳しくはコチラ
第1位:ソルレオーネ(SOLLEONE) / 冷凍ニョッキ・プレーン
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冷凍ものでとても美味しいとされているのがこちらのニョッキです。市販のものは大抵酸っぱさなどが強いのですが、こちらは冷凍と言うこともあり、そのような雑味がほとんどなく手作りに近い美味しさがあります。
第2位:ディ・チェコ(De cecco)/ ポテト ニョッキ
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パスタメーカーとしても有名なディ・チェコのニョッキはコストパフォーマンスに優れています。濃い味付けの料理に使いたい場合にはおすすめです。
第3位:カプート(CAPUTO)/ パスタフレスカ・エ・ニョッキ
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他より少し高めではありますが、こちらも美味しいと人気がある商品です。冷凍食品ではないので、少し酸っぱさがあるのが気になりますが、調理次第で気にならなくなります。