ラザニアとは?特徴や使い方と美味しいレシピ
ラザニアと言えば冷凍食品などでも販売されており、イタリア料理店でも取り扱われているため一度は食べたことがある方もいらっしゃると思います。このラザニアですが料理名と誤解されている方もいらっしゃいます。
ラザニアはパスタの一種であり、それを使用した料理であることからラザニアと呼ばれているのです。パスタとしてのラザニアが気になる方もいると思いますので、こちらではラザニアの特徴や使い方と美味しいレシピをご紹介していきます。
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ラザニア(Lasagne)とは?
まずはラザニアというパスタについてご紹介していきましょう。とは言っても耳に馴染のある名前だと思います。
良く勘違いされるのが、ラザニアを料理の名だと思われている方もいらっしゃるようですが、ラザニアはパスタの名前になります。
イタリア語表記では「Lasagne」となり、日本語表記の場合、ラザーニェという名称が正しいものとなります。
イタリアのカンパニア州ナポリの名物であるでもあるこちらは、平たい形状のパスタとして印象に強いと思います。
ラザニアの名前の由来
こちらの由来はやや曖昧となっており、古代ギリシア語でパスタの一種であるlaganonであるとも、調理用の三脚台であるlasanonであるともいわれています。
またはギリシャ語で壷を意味する「ラサノン (lasanon)」が大本の語源であり、直接的な語源は古代ローマ人が用いていた料理用の浅い鍋を意味する言葉「ラサヌム (lasanum)」 であるとも言われています。
いずれにしても古くからこの名で呼ばれていることは確かなようです。
ちなみによく間違えられるラザニアを使った料理を「オーブンで焼き上げたラザニア」の意味を持つラザーニャ・アル・フォルノ(lasagna al forno)と呼ぶこともあるようです。
ラザニアの形状
ラザニアはその形状から属するパスタが分かりにくいですが、スパゲッティと同じロングパスタに属します。
先述したように板状の平らな面であり、表面は波を打っていて、これが独特な食感を生み出します。
ラザニェッテ・リッチェとラザニアの違い
名称や形が似ているものとしてラザニェッテ・リッチェというパスタがあります。こちらもラザニアのように波を打った平たい麺ではあるものの、その幅が違います。
ラザニアはかなりの幅があるのに対して、ラザニェッテ・リッチェは10~15cmと幅がかなり狭くなっており、料理への用い方も異なります。
ラザニアの茹で時間
ラザニアは多くの場合、乾麺が用いられます。古くは生麺が主流でしたが、現在は保存もきく乾麺がそのほとんどを占めるようです。
そのラザニアの乾麺ですが、12分程度が茹で時間の目安となっています。ただしメーカーによって違いがあるので、あくまで目安としてください。
またその状態によって茹で時間がわずかに変わってくることがあります。そのため目安時間を元に硬さを確認しながら、最適なタイミングでお湯から上げることをおすすめします
茹でる上でのポイント
茹でる上でのポイントもあります。ラザニアを含めパスタには下味をつけるために塩を入れます。しかしこれは適当な分量で良いわけではなく、お湯に対して1%の分量となっています。
つまり1L(1000g)のお湯であれば10gの塩を入れる必要があります。これは浸透圧というものに関係しており、こうすることで下味が付くと共に、ソースに絡めた際、水分でソースの味が薄まることを防ぐ役割もあります。
アルデンテのパスタを美味しくいただくためにも、茹で時間だけでなく、塩にも注意して茹でるようにしましょう。
ラザニアに合うおすすめパスタ料理
さてそんなラザニアはどのような味付けをするといいのでしょうか。モチモチした独特な食感でソースと絡みやすいことから、濃いめのソースとの相性は良いと言えます。
実際ラザニアとしてよく目にする料理も、ミートソースやクリームソースを挟む形で作られており、そのソースが絡んだラザニアは絶品と言えます。
ラザニアを使ったおすすめパスタレシピ:厳選3種
濃いめのソースとは言うものの、実際にはどんなレシピが良いのか気になる方もいると思います。ここからはラザニアを使ったおすすめのパスタレシピを3種類ほどご紹介していきますので、挑戦しようと思われている方は参考にしてみてください。
ボロネーゼのラザニエ
- バリラ ラザニエ 9枚
- パルミジャーノレッジャーノ 50g
- バター(型用) 適量
- とろけるチーズ 100g
- 牛ひき肉(または合いびき肉) 600g
- 玉ねぎ(みじん切り) 200g
- にんじん(みじん切り) 60g
- セロリ(みじん切り) 60g
- ローリエ 1枚
- 赤ワイン 150ml
- カットトマト缶 2缶(800g)
- オリーブオイル 大さじ4
- 塩 適量
- こしょう 適量
- バター 100g
- 小麦粉 100g
- 牛乳 1000ml
- 塩 適量
- ナツメグ 適量
ラザニアに挟むと美味しいのはやはりボロネーゼなどのトマトベースのソースです。作るのは手間に思えるかもしれませんが、出来上がった後の美味しさはまた格別です。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/4701534
簡単☆生地から作るラザニア☆クリスマス
- 強力粉 200g
- オリーブオイル(サラダ油可) 小さじ3
- 塩 小さじ1
- 卵 2個
- 豚ひき肉 300g前後
- 玉ねぎ 1個
- 人参 1本
- にんにく 2片
- オリーブオイル(サラダ油可) 大さじ1
- 料理酒 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- コンソメ 大さじ1
- ケチャップ 大さじ3
- ソース 大さじ1
- 水 適量
- トマト缶 1缶
- 塩コショウ 適量
- ナツメグ 少々
- 薄力粉 大さじ3
- バター 30g
- 牛乳 400cc
- 塩コショウ 少々
- コンソメ 小さじ1
- オリーブオイル 大さじ1
- とろけるチーズ 好きなだけ
こちらも材料が多いので大変だと思われるかもしれませんが、冷凍食品にもあるようなラザニアグラタンを自宅でも作ることができるレシピになります。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/4262157
簡単リメイク☆カレーラザニア
- カレー(余った分) 約4人分
- ひよこ豆(茹でたお好みの豆) 200g
- ラザニア 6枚
- 茄子大 2本
- 鍋に残ったカレー 適量
- 牛乳 400ml
- 小麦粉 大さじ4
- チキンコンソメ 1個
- 生クリーム(お好みで) 30ml
- シュレッドチーズ 200g
カレーが残ったときにはラザニアでいただくのも一興です。普段とは違った味わいや食感になるので、出来過ぎたカレーを飽きることなく食べることができます。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/4542490
厳選!美味しいラザニアのおすすめランキング
合う料理やレシピについては分かっていただけたと思いますが、ラザニアそのものも美味しいものを使いたいと思うことでしょう。そこで合わせて美味しいラザニアのおすすめランキングもご紹介しておこうと思います。
>>ソースに合わせたパスタの太さの選び方について詳しくはコチラ
第1位:ラ・モリサーナ(La Molisana)/ No.220
現在の価格はコチラ |
価格は少し高めですが、美味しいと評判が高いのがラ・モリサーナのラザニアになります。悩むならまずこれを手にしてみてもいいでしょう。
第2位:バリラ(Barilla)/ ラザニア
現在の価格はコチラ |
次点で人気が高いのがこちらのバリラ製になります。容量や価格などはそこまで変わらないので、食べ比べてみてお好みのものを選ぶのもいいでしょう。
第3位:ディ・チェコ(De cecco)/ No.1
現在の価格はコチラ |
コストパフォーマンスが良いものを選ぶのであればディ・チェコもおすすめです。美味しさも安定しているので、安く美味しいものであればこちらを選ぶといいでしょう。