オレキエッテとは?特徴や使い方と美味しいレシピ
パスタの形状は多種多様であり、生まれた地域も様々です。その形状から適した調理法にも違いが生まれますが、どれも独特な食感を持ち、美味しくいただけることができます。
オレキエッテというパスタはある地方を代表するパスタですが、形もユニークであり、本場での調理法で大変美味しくいただけるパスタとなっています。気になる方もいると思うので、こちらではオレキエッテの特徴や使い方と美味しいレシピをご紹介していきます。
スポンサーリンク
オレキエッテ(Orecchiette)とは?
まずはオレキエッテというパスタについてご存知ない方もいらっしゃると思いますので、ご紹介していきましょう。
オレキエッテはイタリアのプッリャ州やバジリカータ州を代表する独特な形をしたパスタです。その形状などは後述していきますが、素材についても他のパスタと少々違います。
通常はデュラムセモリナ粉や小麦粉を使うのですが、Grano duroと呼ばれる硬質小麦の殻粉と水、塩のみを使って作られます。
オレキエッテの名前の由来
このオレキエッテという名前はイタリア語で「耳たぶ」を意味しており、形状が小さな耳に見えることからこの名前が付けられています。
この名前は、ターラント人の間では「小石(chiancarelle)」または「小さい耳(recchted)」の同義語としても使用されています。
オレキエッテの形状
既に形状の話は出てきていますが、オレキエッテは耳たぶを小さくしたような形をしています。
その大きさは親指の4分の3程度の大きさで、小さな白いドームのような形をしています。ただその中央は薄いものや、ざらつきがあるものなど様々で、根本的にドームのような形をしていないものもあります。
オレキエッテの茹で時間
そんなオレキエッテを美味しく食べるにはどうしたらいいのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。まずパスタである以上、茹でなければ話になりません。美味しくいただくためにはアルデンテに茹で上げることが重要です。
こちらは乾麺と生麺がありますが、乾麺は20分、生麺ならば3分程度の時間が必要となりますが、これはあくまで目安になり、メーカーによっても違いがあります。
またその日の状態によってもわずかに茹で時間が変わってくるので、硬さを見ながら湯からあげるようにしてください。
茹でる上でのポイント
茹でる上でのポイントもあります。ファルファッレを含めパスタには下味をつけるために塩を入れます。しかしこれは適当な分量で良いわけではなく、お湯に対して1%の分量となっています。
つまり1L(1000g)のお湯であれば10gの塩を入れる必要があります。これは浸透圧というものに関係しており、こうすることで下味が付くと共に、ソースに絡めた際、水分でソースの味が薄まることを防ぐ役割もあります。
アルデンテのパスタを美味しくいただくためにも、茹で時間だけでなく、塩にも注意して茹でるようにしましょう。
オレキエッテに合うおすすめパスタ料理
アルデンテに茹で上げたなら、あとは美味しく調理するだけになります。ただ、これも合う料理を知らなければ美味しくいただくことは出来ません。
オレキエッテはその生まれた地方ではオイル系の料理で使われることで有名です。特にブロッコリーを使ったオイル系の調理が多いです。
それほど大きいパスタでもないので、味の濃いソースなどとの相性はそれほど良くはありません。その代り、ペスカトーレやオイル系のさっぱりした調理がよく合うのでおすすめです。
オレキエッテを使ったおすすめパスタレシピ:厳選3種
とは言え、レシピが分からなければ具体的に調理のしようがない、と言う方もいらっしゃると思います。そこでここからはオレキエッテを使ったおすすめパスタレシピを3種類ほどご紹介していきたいと思います。
ブロッコリーとしらすパスタ♡オレキエッテ
- オレキエッテ(なければコンキリエなど) 320g
- ブロッコリー 1株
- 赤唐辛子 1本
- アンチョビ(フィレ又はペースト) 4枚
- にんにく 1かけ
- しらす 大さじ4
- EXオリーブオイル 1/3カップ
- 塩 適量
こちらはブロッコリーにしらすを和え、赤唐辛子の辛味をプラスしたオレキエッテの料理です。オイル系なのであっさりとはしていますが、ピリッとした辛さが食欲をそそります。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/4713273
あさりとブロッコリのオレキエッテ
- オレキエッテ 350g
- ブロッコリー 1株
- あさり(殻つき) 1kg
- トマト 1個
- じゃがいも 1個
- エシャロット(みじん切り) 2個
- パセリ(みじん切り) 1枝
- 唐辛子 1本
- 白ワイン 100cc
- オリーブオイル(ジェンティーレ) 40g
こちらはあさりとジャガイモを和えた料理になります。基本的にブロッコリーは欠かせないですが、様々な具材との組み合わせが可能となっているのがポイントです。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/3063947
生パスタ23☆オレキエッテ☆ペスカトーレ
- 好きなパスタ 適量
- 白身の焼き魚(ほぐしたもの) 30g位
- アンチョビペースト 大さじ1/2
- ピーマン、ニンジン、玉ねぎ(みじん切り) 1/4
- オリーブオイル 大さじ1
- にんにく(みじん切り) 1片
- 白ワイン(あれば) 大さじ2
- トマト缶 1/3
- 塩コショウ 少々
こちらは白魚を使ったペスカトーレになります。魚介の旨味がしっかり出ており、そこにトマトの旨味と酸味が絡んでいるので、オレキエッテにも合うソースとなっています。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/2238212
厳選!美味しいオレキエッテのおすすめランキング
レシピが分かったところで、あとはオレキエッテを手に入れるだけです。しかし商品数もそれなりにあるので、どれを選んだらいいか分からない方もいるでしょう。
そこで合わせて美味しいオレキエッテもおすすめランキングでご紹介していきます。
>>ソースに合わせたパスタの太さの選び方について詳しくはコチラ
第1位:ディ・チェコ / No.91
現在の価格はコチラ |
価格が安く美味しいものをお探しであれば、ディ・チェコがおすすめです。海外メーカーではありますが、本場の美味しさをしっかりと封入した一品です。
第2位:バリラ / オレキエッテ・プリエージ
現在の価格はコチラ |
第1位より少し高めですが、こちらも本場の味を食べられる品質の高い商品となっています。
第3位:ラ・モリサーナ / No.B305
現在の価格はコチラ |
おすすめの中では最も高い商品ですが、その分評価や人気も高いのがこちらになります。味や食感も申し分ないと、リピーターも多いようです。