パッパルデッレとは?特徴や使い方と美味しいレシピ
本場イタリアで生まれたパスタはご家庭で使われることが少ないだけで、数多くの種類が存在し、物によってはユニークな形状をしたものも存在します。それは調理に合わせて最適なパスタを生み出した結果、誕生したものもあるのです。
パッパルデッレというパスタは、味や食感だけでなく見た目からも食べる人を楽しませてくれるパスタとなっています。気になる方もいると思うので、こちらではそんなパッパルデッレの特徴や使い方と美味しいレシピをご紹介していきます。
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パッパルデッレ(Pappardelle)とは?
まずはパッパルデッレというパスタについてご紹介していきましょう。パッパルデッレはイタリア表記で「Pappardelle」となり、日本語表記は独特な発音となります。
イタリアのトスカーナ州でよく使われるパスタの一種であり、生麺として使われることが多いパスタです。またその形状は通常の細長いパスタとは似ても似つかない形となっています。
パッパルデッレの名前の由来
このパッパルデッレという名の語源は、イタリア語のパッパーレ ( pappare)とされており、その意味には「豪快に食べる」「食いしん坊」と言ったものが込められています。
その形状故に、食す姿は豪快な食べっぷりに見えるパスタだったのかもしれません。
パッパルデッレの形状
パッパルデッレはスパゲッティなどと同じロングパスタに属しますが、その形状は全く異なります。
幅は10~30mm、厚さは2mm、長さは200~300mmほどと幅はあるものの、梱包などに使われるリボン状のロングパスタとなっています。
商品によっては40mmを超す幅広いものもありますが、日本のもので言えば名古屋名産のきしめんなどを思い浮かべていただいてもいいかもしれません。
それでも幅はパッパルデッレの方が広く、およそ2倍以上の幅があるのが特徴の平麺となっています。
タリアテッレとパッパルデッレの違い
同じような形状を持つパスタにタリアテッレというものがあります。しかしパッパルデッレの方が倍以上に幅広いことが多いことから、見た目としても違いは明らかになります。
そう考えるとタリアテッレの方が、きしめんに近い幅広さとも言えるでしょう。
パッパルデッレの茹で時間
パッパルデッレは先ほども触れたように生麺として用いられることが多いです。そのため手に入れることが多いのも生麺であり、こちらは茹で時間が短いのも特徴です。
大体2分半から3分あれば茹で上がります。ただし生麺は乾麺よりシビアで、この時間はあくまで目安です。
茹でている途中で硬さを見ながら湯から上げるかどうかを見なければいけません。目安をもとに短くて2分、長くても5分程度であげるようにしましょう。
茹でる上でのポイント
茹でる上でのポイントもあります。乾麺のパスタは作る時の材料に塩を使用しないので、下味をつけるために塩を入れます。しかしこれは適当な分量で良いわけではなく、お湯に対して1%の分量となっています。
つまり1L(1000g)のお湯であれば10gの塩を入れる必要があります。これは浸透圧というものに関係しており、こうすることで下味が付くと共に、ソースに絡めた際、水分でソースの味が薄まることを防ぐ役割もあります。
アルデンテのパスタを美味しくいただくためにも、茹で時間だけでなく、塩にも注意して茹でるようにしましょう。
パッパルデッレに合うおすすめパスタ料理
この幅広なパッパルデッレはどのような料理に合うのでしょうか。よく食べられているイタリアのトスカーナ地方では、猪や野うさぎを入れて煮込んだソースなどの濃厚なミートソーや、脂肪分の多いクリームソースが絡みやすいとして、良く食べられています。
パスタは基本的に太いものほど濃厚なソースを絡めやすいため、幅広なパッパルデッレはまさに濃厚ソースとの相性抜群なパスタなのです。
パッパルデッレを使ったおすすめパスタレシピ:厳選3種
ではそんなパッパルデッレの具体的なおすすめレシピをご紹介していきましょう。ただレシピによっては餃子の皮を使ったものもありますが、これをパッパルデッレに変えて作ることで同様以上に美味しくいただけます。
【餃子の皮で!】本格 パッパルデッレ
- 餃子の皮(市販) 1袋
- ひき肉 100g
- 玉ねぎ(みじん切り) 1/4玉
- トマト缶 1缶
- オリーブオイル(フライパンに敷く用) 大さじ1
- 塩胡椒 少々
- 白ワイン 大さじ2
- 砂糖 小さじ1
- ドライパセリ お好みで
- 粉チーズ お好みで
餃子の皮を使ったレシピですが、当然パッパルデッレに変えた方がより美味しくいただけます。粉チーズは少し多めに振るとさらに美味しくなるので試してみてください。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/4571901
簡単手打ちパスタ!パッパルデッレのラグー
- デュラムセモリナ粉 60g
- 薄力粉 50g
- オリーブオイル 大さじ1
- 卵 1個
- 塩 少々
- 牛豚合挽き肉 100g
- 玉ねぎ小 1個
- 人参小 1個
- トマト小 1個
- ローリエ 1枚
- トマトピューレかジュース 適量
- バター 適量
- 赤ワイン 適量
- にんにく 1片
こちらはパッパルデッレを手作りで作ったレシピになります。手間と思われるかもしれませんが、その分だけ美味しくなるのでこちらもチャレンジしてみてほしいレシピです。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/2605505
生パスタ31☆パッパルデッレ
- お好きなパスタ(またはパスタ生地) 適量
- 人(スライス) 1本(10枚位)
- トマトソース 適量(レシピ:https://cookpad.com/recipe/2143694)
- リコッタチーズ 大さじ2(自家製は牛乳300cc+酢小さじ4)
こちらは材料が少ない簡単レシピになります。トマトソース自体は別で用意しなければいけませんが、これもそれほど難しくないのでおすすめです。
レシピ:https://cookpad.com/recipe/2291922
厳選!美味しいパッパルデッレのおすすめランキング
レシピをもとに作るのであれば、使用するパッパルデッレも美味しいものを使いたいものです。そこでここからは美味しいパッパルデッレのおすすめランキングをご紹介していきます。
>>ソースに合わせたパスタの太さの選び方について詳しくはコチラ
第1位:ディ・チェコ(De cecco) / No.201
現在の価格はコチラ |
安定の価格と美味しさを求めるのであればディ・チェコの商品は外せません。量としては少なめに見えるかもしれませんが、使い切るにはちょうどいい量となっています。
第2位:マエストリ / パッパルデッレ
現在の価格はコチラ |
第1位より少し価格は高いですが、こちらも美味しいパッパルデッレになります。量としても変わらないので、お好みで選んでもいいでしょう。
第3位:ルスティケーラ / パッパルデッレ
現在の価格はコチラ |
価格が高いイタリア産の高級パッパルデッレとして販売されているのがこちらです。価格が高いだけにかなり美味しい商品となっています。