タリアテッレとは?特徴や使い方と美味しいレシピ
タリアテッレと聞いてすぐにどんなパスタか思い浮かばない人は多いと思いますが、パスタ大国イタリアでは大人気のパスタとしてたくさんの人に親しまれています。
まだまだ日本ではメジャーなパスタではないですが、平打ち麺の一種で日本の平打ち麺の代表でもあるうどんに似ていることから日本人の口によくあうと言われています。
ここではタリアテッレの特徴から茹で時間、レシピについて詳しく紹介してます。
さらにおすすめタリアテッレをランキング形式で詳しい解説とともに紹介もしているのでぜひ参考にしてください。
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タリアテッレ(Tagliatelle)とは?
タリアテッレ(Tagliatelle, タッリャテッレ、タッギャテッレ)はイタリア北部で用いられるパスタの一種です。
細長いリボン状で厚さ1ミリメートル、幅は5ミリ~8ミリほどをした平打ち麺のパスタのこといいます。
イタリア北部のボローニャ地方では、ラグー・アッラ・ボロネーゼソース、つまりボロネーゼソースが定番とされています。
都心のローマなのでは、タリアテッレをクリーム系のソースとあえて食べるのが最近の主流と言われていますが、北部の人々はタリアテッレにはボローニャ発祥のラグーソースやボロネーゼソースと合えるのが常識とされています。
ボローニャ地方では名物パスタとして知られ、日本ではあまりメジャーではないパスタですが、北部地方では伝統パスタ、名物パスタとして愛されています。
世界的にボロネーゼソースというと麺はスパゲッティを使用することのほうが多いと言われていますが、正式なレシピではボロネーゼソースにはタリアテッレを使用するほうがソースに麺がよくからみ相性が抜群にいいと言われています。
イタリアの中南部においてはこのタイプの麺をフェットチーネと呼ぶこともあります。両者は基本的に違いはないですが、フェットチーネと比してタリアテッレは若干薄く、幅も狭いと言われています。
タリアテッレの名前の由来
タリアテッレはイタリア語で、tagliare(切る)の派生語が由来と言われています。
タリアテッレはパスタの生地を作ってからカットされるので、この名前になったと言われています。諸説ありますが1487年、とある結婚式の料理として誕生した説もあります。
周囲には似た形状で名前の違うパスタがあります。
乾麺のリングイネ LINGUINE は、LINGUA(舌)が語源、リグーリア州のバヴェッテ BAVETTEは、(小さなよだれ)が語源、トルネッテTRENETTEは、(小列)が語源。南部のフィトゥチーネ(=フェットチーネ) FETTUCCINE は、FETTA(薄切り、薄片)が語源と言われています。
タリアテッレの形状
タリアテッレの麺の形状は平打ちでロングパスタに属します。普段私たちが口にしているスパゲッティよりも太く麺に腰があるのが特徴です。
普段うどんやそばなどを食べている日本人からすると、タリアテッレは麺の腰が強いので良く合うと言われています。
フェットチーネとタリアテッレの違い
タリアテッレに非常に似たパスタが存在します。それはフェットチーネと呼ばれ、見た目ではほとんど区別できません。しっかりとした定義付けはなく、メーカーによっても定義付けが異なりますが、発祥地と麺の太さと原材料が違うのでこの3点を定義付けにしました。
まずタリアテッレはイタリア北部発祥と言われています。一方フェットチーネはイタリア中南部発祥と言われ、地域で名前を区別する人もいるようです。
麺の太さはフェットチーネのほうがタリアテッレよりも1ミリ~2ミリ太いと言われています。しかし見た目で判断することはほぼ無理と言っても過言ではないでしょう。
そして両者は使用されている小麦粉が違います。フェットチーネは硬質小麦粉と卵や水などを一緒にねって作られていますが、タリアテッレは軟質小麦粉を使用して作られています。
なぜ使用される小麦粉が違うのかといいますとイタリアでは、中北部は軟質小麦、中部から南部では硬質小麦の栽培が広まったとされているからです。
地域で栽培される小麦粉が違うので、両者は使用する小麦粉が違います。
しかし中には例外もありフェットチーネに軟質小麦粉を使用したり、タリアテッレに硬質小麦粉を使用し卵をいれて作られる場合もあります。
タリアテッレの茹で時間
タリアテッレのベストな茹で時間について紹介したいと思います。
タリアテッレはロングパスタの平打ち麺なので、私たちがよく口にしているスパゲッティとでは茹で時間が変わってきます。なので美味しく食べれるベストな茹で時間について紹介したいと思います。
タリアッテレには生パスタと乾燥パスタの2種類があります。そのため茹で時間は変わってきますが、生パスタのほうでは熱湯のお湯に対して1~2分が丁度良いと言われているようです。
一方の乾燥パスタのタリアッテレは、パスタの状態にもよりますが基本的には5分~8分が丁度良いと言われています。日本でメジャーなスパゲッティよりも茹で時間は短いので注意したいです。
しかしタリアテッレはブランド毎に茹で時間が大きく変わってくるので、ブランドが定めた茹で時間と適度に麺の硬さの確認をしながら茹でてください。
タリアテッレに合うおすすめパスタ料理
パスタ発祥の地イタリアでは、ボロネーゼソースやミートソースと言ったソース単体に味がしっかり付いているものといただくことが一般的と言われています。
軟質小麦粉は水分を多く吸うことが出来ない特徴があるため、重たいソースとよく合うと言われています。
そのためクリーム系のこってりしたソースにもよく合い都心のローマなどでは、タリアテッレをクリーム系のソースで食べるのが若者の間で流行っているようです。
>>ソースに合わせたパスタの太さの選び方について詳しくはコチラ
タリアテッレを使ったおすすめパスタレシピ:厳選3種
ここでタリアテッレを使用したおすすめパスタレシピを紹介していきます。
パスタの形状や特徴が変わるだけでソースとの相性が変わってくるのがパスタの深い所です。
パスタとソースの相性が一番合うパスタレシピを解説していきます。
ボロネーゼのタリアテッレ
- タリアテッレ
- 合挽き肉
- 玉ねぎ
- 人参
- セロリ
- ごぼう
- にんにく
- 鷹の爪
- オリーブオイル
- 赤ワイン
- カットトマト缶
- 塩
- ブラックペッパー
- ローリエ
タリアテッレとボロネーゼソースは一番相性が良いと言われているだけあって、麺にソースがしっかり絡んでくれます。
「レシピ:https://cookpad.com/recipe/3816343」
カルボナーラのタリアテッレ
- タリアッテレ
- 玉ねぎ
- ベーコン
- ウインナー
- 牛乳
- 粉チーズ
- 黒コショウ
- 塩コショウ
- パセリ
- 卵
- コーヒーフレッシュ
チーズが麺にしっかり絡み濃厚さが更にアップしてチーズ好きにはたまらない逸品になります。
「レシピ:https://cookpad.com/recipe/1120189」
ブロッコリーとキノコのタリアテッレ
- タリアテッレ
- ブロッコリー
- キノコ類
- お好きな野菜
- オリーブオイル
- 塩こしょう
- にんにく
ヘルシー志向の人のベジタブルパスタ。野菜がゴロゴロ入ってタリアテッレの太く腰の強い食感で満腹になること間違いなし!
「レシピ:https://cookpad.com/recipe/3750602」
厳選!美味しいタリアテッレのおすすめランキング
同じタリアテッレでもブランド毎に太さや適した茹で時間、価額など変わってきます。
下記ではタリアッテレの美味しいブランドをランキング化し、まとめたものになります。
ブランド毎に特徴や茹で時間が違うため、ご自身の調理方法でお選びください。
第1位:パスタジョリー タリアテッレ 500g
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日本のパスタブランドジョリーのタリアテッレですが、茹で時間も短く日本人の口に合うよう作られているため、万人受けしやすいパスタとして1位にさせてもらいました。
口コミやレビューによるとボロネーゼソースと一緒に合えて食べるとソースが麺にしっかり絡み両方の味をしっかり楽しめると満足の声が多かったです。
またパスタジョリーのタリアテッレの良いところは、パスタは大きめの鍋で茹でなければなりませんが、こちらのパスタは麺自体が小分けになっているため小さい鍋でも簡単に作れると、リピートしている人が多いことでも知られています。
第2位:ディヴェッラ タリアテッレ #91 500g
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南イタリアでトップのシェアを誇るディヴェッラのパスタですが、南部イタリア産を中心としたデュラム小麦を使用し、もっちりとした食感を楽しめると信頼度の高いパスタブランドとして知られています。
イタリアでパスタ品質テストにおいて総合評価で最高点を獲得し、イタリア人に愛されているパスタブランドです。輸入品のため日本のブランドのパスタより値段は高くなってしまいますが、本場の味を楽しみたい人におすすめです。
特徴として他のブランドのタリアテッレは茹で時間が短いことを話しましたが、こちらのパスタは通常の茹で時間よりも2~3分長くすることでもちっりとした食感を楽しめると言われています。
第3位:マエストリ タリアテッレ 500g
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マエストリ・パスタはイタリア・カンパーニャ州ナポリの東に位置している伝統を大切にしているパスタブランドです。
彼らの使命はイタリア各地の「マンマのパスタ」の味を再現することで、代々受け継がれてきた伝統的なパスタの製法や味を再現し、世界に伝えていくことを目指しています。(マンマとはイタリア語でお母さんのことを言います)
小麦本来の甘みとブロンズダイスが生み出すザラっとしたテクスチャーはソースとよく絡み、ゆっくりと練り上げ丁寧に乾燥を加えたパスタの味わいは甘みがあり、もっちりとしています。各州の伝統的パスタのシェイプを作る原点回帰のパスタブランドです。
他のブランドに比べ、昔ながらの味を大切にしているためイタリアの家庭的なパスタの味を食べてみたい方におすすめです。