本当に美味しい!フェットチーネのおすすめランキング
今回はフェットチーネのおすすめランキングをご紹介します。フェットチーネとは、卵と小麦を練りこんで作られた幅が広く薄い麺のことを指します。通常のパスタでは味わえない食感が味わえ、クリームソースやボロネーゼなどには抜群の相性をもつパスタです。メーカーによって、製造方法や食感が大きく異なるので、今回の記事を読んでぜひお気に入りのフェットチーネを見つけてみてはいかがでしょうか。
今回のランキングでは、タリアテッレという商品名で販売されているものもランキングに含まれていています。製造されている地域やパスタの麺の太さ、小麦の種類で若干の違いがありますが、2つを正確に分ける基準はイタリアでも存在しないそうです。
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第1位:ガロファロ(Garofalo)のフェットチーネ
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おすすめのフェットチーネランキング堂々の1位は、ガロファロのフェットチーネです。ガロファロ社は、1789年にパスタ発祥の地とも呼ばれるグラニャーノで作られ、イタリアで最初のパスタ製造のライセンスを取得したイタリア国内でも老舗のパスタメーカーです。製造にはブロンズダイスを使用し、パスタ表面がざらっとしていてソースとよく絡み合うパスタになっています。
ガロファロのフェットチーネは、他のメーカーのフェットチーネとは違い、麺が太く麺の中央部分がやや膨らんでいるのが特徴です。その為、非常にもっちりしており歯応え噛みごたえがあり、通常のフェットチーネとはまた一味違った食感が味わえます。また麺が太く茹で時間も11分と通常のパスタより長めになっています。そのためガロファロのパスタは水分を多く含み、生麵のようなもちもちした食感が楽しめます。
なお商品に表記されているゆで時間より短めに茹でてしまうと、芯がのこり食べにくくなってしまうので注意しましょう。イタリアで製造されているパスタとしては比較的安価で手に入るので、デイリーパスタとして愛用するのもいいかもしれません。
第2位:ディ・チェコ(De cecco)のフェットチーネ
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ディ・チェコは、1886年創業のイタリアを代表するパスタメーカーです。イタリアでは一流ホテルやレストランで愛用されており、日本国内でもよく知られているパスタメーカーの一つです。国内のスーパーでも手に入るので、パッケージを目にしたことがある方も多いかもしれません。ディチェコのパスタの特徴としては、パスタの成型にブロンズダイスを使用しています。そのため、日本で主流のパスタと違い、表面がザラっとしています。
そんなディ・チェコのフェットチーネは、手打ちパスタのようにしっかりとした歯ごたえがあり、クリーム系やボロネーゼ系といった少しコクのあるソースによく合うパスタです。もちもち感ややわらかい麺のパスタではなく、しっかりとした歯ごたえやパスタ麺そのものの味を堪能したい方にはオススメのパスタです。
第3位:ラ・モリサーナ(La Molisana)のフェットチーネ・ウオーヴォ(No.204)
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ラ・モリサーナは、1917年に手作りパスタの店として創業開始し1927年にローマの見本市で金賞を獲得し、瞬く間に世界中で販売されるようになったイタリアのパスタメーカーです。ラ・モリサーナ社はイタリアモリーゼ州カンパバッソという標高700メートルを越える高地に位置し、豊かな自然環境の中でパスタ作りを行っています。
特にカンパバッソ周辺の水はイタリアで1番優れていると科学誌にも評されるほど、ミネラルを豊富に含んだ品質の良い水です。これらの水と高品質なデュラム小麦を用い、ラ・モリサーナ社のパスタは作られています。
ラ・モリサーナ社のフェットチーネは、小麦の香り、味がしっかりパスタからしており、噛んだ時に歯ごたえや粘り気が適度にあります。また高タンパク質のデュラム小麦を厳選して使用しているために、見た目も鮮やかな黄金色をしていて、非常に食欲をそそります。ソースとの相性も抜群で、特にボロネーゼ系のパスタがお好きな方は一度食べてみることをおすすめします。
第4位:アルチェネロ(Alcenero)のフェットチーネ
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続いてご紹介するのは、オーガニックパスタの先駆者でもあるアルチェネロ社のフェットチーネです。厳密にいうと、アルチェネロではフェットチーネという商品名では販売を行っておらず、タリアテッレという商品名で販売を行っています。アルチェネロは、イタリア中部で誕生し化学肥料に頼らず人と自然の力のみで作物を育てる有機栽培をいち早く取り入れたオーガニック農業のパイオニア的存在です。そのためアルチェネロ製品の食品への高い安全性は世界中で高い評価を得ています。
そんなアルチェネロのフェットチーネは、イタリアエミリア=ロマーニョ州でよく用いられるきしめんのような平たいリボン状のパスタです。100%イタリア国内で育てられた100%オーガニックのデュラム小麦のみを使用して作られています。
アルチェネロのパスタもブロンズダイスを使用して作られているため、表面がザラっとしています。そのため、歯ごたえがあり程よい状態のアルデンテが味わえます。オーガニックのパスタを味わいたい方で、また高品質なパスタをぜひ食べてみたいという方には、申し分のない商品です。ただこだわりのあるオーガニック商品なだけあり、他のメーカーのパスタより価格がやや高めなので、デイリーパスタには向かないかもしれません。
第5位:バリラ(Barilla)のフェットチーネ
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バリラはイタリアパルマの地で1877年創業したイタリアでナンバー1のシェアを誇るイタリア最大級のパスタメーカーです。バリラ社もフェットチーネという表記では販売しておらず、タリアテッレという商品名になっています。バリラのフェトチーネは通常のフェットチーネの約半分の5分の茹で時間が推奨されています。そのためパスタの水分量は少なく、もちもちといった食感というよりは、少しパサパサした無機質な味がします。またイタリア国内のパスタメーカーでは珍しく、パスタを成型するときにテフロンダイスを使用しているため、パスタの表面がつるつるしているのもバリラの特徴です。
パルマの隣町のボローニャ発祥のボロネーゼとの相性は抜群です。ボロネーゼを作りたい方には、問答無用でバリラのフェットチーネをおすすめします。オイル系のソースにも比較的合う印象です。また基本的にバリラのパスタは箱詰めで販売されて入りため、購入時に麵が折れている心配も少ないため安心して購入することができます。
第6位:ディヴェッラ(Divella)のフェットチーネ
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ディヴェッラは、南部イタリアでトップのシェアを誇るパスタメーカーです。イタリア全国消費者連合会のパスタ品質連合会で最高評価を受けるほど、本場イタリアでも愛されているパスタです。特徴としてはイタリア国内の小麦に限らず、世界全国から最高級の小麦を選別し、中温中時間乾燥というディヴェッラ独自の乾燥方法でパスタを製造しています。
パスタの成型にはテフロンダイスを使用し、のどごしのあるツルツルとした食感が味わえます。日本国内でも、ディヴェッラのパスタを愛用する人も多いですが、他メーカーに比べ価格が高いのが難点です。デイリーパスタというより、特別な日のパスタ料理に使用してはいかがでしょうか。
第7位:ディ・チェコ(De cecco)のフェットチーネ コンスピナッチ
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第7位はディ・チェコ社のフェットチーネ コンスピナッチです。水の代わりに卵とほうれん草がパスタ生地に練りこまれています。卵のプルプルした食感とほうれん草の独特の風味がパスタのソースを引き立てます。主要のイタリアパスタメーカーでほうれん草入りのフェットチーネを販売しているのもとても珍しいので、通常のフェットチーネを試した方は一度ほうれん草入りのコンスピナッチも試してみるといいかもしれません。
ただ人によっては、ほうれん草の独特の風味が苦手という方もいるので、好き嫌いは分かれるかもしれません。ディ・チェコのパスタだけあって、ソースとの絡みは抜群です。特にミートソースやクリームソースにコンスピナッチのパスタ麺を使用すると一味違った食感が味わえるかもしれません。
第8位:デルヴェルデ(Delverde)のフェットチーネ
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デルヴェルデのパスタはイタリア中部に位置するアブルッツォ地方のファーラサンマルティーノ村で1967年に製造を開始しました。この地域を古くから流れるヴェルデ川の湧き水を利用しパスタを製造し、24~36時間もの間70度の低温で乾燥させる低温長時間乾燥という伝統的な方法を用いて作られたパスタです。
デルヴェルデの「自然なものを自然のままで」という理念通りに、フェットチーネも余分な添加物を使用せず、小麦本来の味を大切にしたパスタになっています。特徴としては、通常のフェットチーネよりやや細長く、様々なソースとの相性が良い印象です。
第9位:ブイトーニ(Buitoni)のフェットチーネ
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ブイトーニの特徴は、パスタを高温で一気に乾燥させる高温短時間乾燥の製法を用いて作っているため、きめの細かいコシのあるパスタになっています。パスタ成型時にはテフロンダイスを使用しているため、表面がつるつるしているのが特徴です。一時は国内で入手困難な状況になっていたそうですが、現在では店頭やネットで購入することができます。
日本人にはなじみの深いテフロンダイスの表面がつるつるしたパスタで食べやすい印象です。普段は普通のパスタを使用している人でも、今回はフェットチーネを使ってみたいと思っている方には、クセがなく食べやすいブイトーニのフェットチーネはおすすめです。なお、ブイトーニでもフェットチーネという商品名ではなく、タリアテッレという商品名で販売されているので注意が必要です。
第10位:月山そばパスタのフェットチーネ
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唯一、日本のパスタメーカーからランクインしたのが月山そばパスタのフェットチーネです。山形県にある玉谷製麺所がそば作りの技術を生かして作ったフェットチーネのパスタです。日本国内でも主要なメーカではなく、なかなか手にはいらない貴重なフェットチーネです。デュラム小麦と石臼挽き自家製粉のそば粉を使用したパスタです。そば粉に含まれるルチンや食物繊維といった通常のパスタでは得られない栄養素をとることができます。
パスタというより蕎麦に近い食感が味わえ、和風のパスタや冷製パスタなどにはもってこいのフェットチーネパスタです。イタリア産のフェットチーネに少し飽きてきた方は一度試してみてはいかがでしょうか。